対応 発達障害

人前で話せなかった子が大変身!発達障害の子どもの苦手への非常識な対応

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同年代の子どもより、苦手なことやできないことが多い発達障害の子どもたち。お母さんはつい苦手なことに目がいってしまいますよね。今回は人前で話すのが苦手だった筆者の子どもが自分からみんなの前で発表できるようになった非常識な対応をご紹介します。
 

【目次】

1.発達障害の子どもの苦手や短所を叱ってばかりいませんか?
2.お母さんは子どもの頃、どんなことを夢見ていましたか?
3.子どもが大きな成長をするのに大事な対応は「長所」を知ること!

 
 

1.発達障害の子どもの苦手や短所を叱ってばかりいませんか?

 
 
何度言っても言うことをきかない…そんな子どもを毎日叱ることに疲れていませんか?
 
 
発達障害の子どもたちは、脳の発達が凸凹のため、同年代の子どもたちとは違う行動が目につきます。
 
 
例えば、発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子どもの場合、片付けが苦手なことが多いですね。
 
 
小さな頃は、部屋中オモチャだらけ。学校に通い始めたら、勉強机の上は物が山積み。
 
 
・散らかしてばっかりいて!
・ちゃんと片付けなさい!
・何回言ったらわかるの?
 
 
でもガミガミ言って、片付けができるようになりましたか? なりませんでしたよね。
 
 
発達障害の子どもの困りごとを無くそう、短所を改善しようとして、叱ったり、怒ったりしても、解決することは難しいのです。
 
 
にも関わらず、多くのご家庭で、短所を直そうとする「しつけ」が行われています。
 
 
実は脳の発達の面から見ると、叱る、怒る、怒鳴るなどの対応は子どもの脳に届いていないどころか、子どもの脳の発達を妨げてしまうことが分かっています。
 
 
特に、発達障害の子どもの場合には日頃から叱られることが多いために、子どもの自信を失わせることになってしまうのです。
 
 
 
 
 

2.お母さんは子どもの頃、どんなことを夢見ていましたか?

 
 
実は、学校においても「努力をして苦手を克服しましょう」と、苦手なことに重点を置いて、それを克服させようとする対応が多いのです。
 
 
例えば国語が苦手な子に、音読や漢字の書き取りをやらせたり、算数の苦手な子に、計算ドリルを沢山させたりと…。
 
 
しかし、子どもの成長を促すには、「長所」を知り、支援していくことがとても大切になります。
 
 
特に、発達障害の子どもの子育てでは、「長所」「できること」「秀でていること」を使って、苦手なことやできないことをカバーすることが大切です。
 
 
 
 
 
ここで質問です。自分が小さかったときのことを少し思い出してくださいね。 将来の夢は?と聞かれたとき、お母さん(自分)は何を基準に考えましたか?
 
 
自分の得意なことや好きなことを基準に、将来を夢見ていたのではないでしょうか?好きなことをして頑張りたいと思うのが自然なことですね。
 
 
反対に、自分の苦手なことをするときはどうだったでしょうか? 苦手な教科の勉強や授業のときは、なかなか気が進まなかったし、やる気も起きなかったのではないでしょうか?
 
 
そこで、お母さんには、考え方を少し変えてみて欲しいのです。
 
 

3.子どもが大きな成長をするのに大事な対応は「長所」を知ること!

 
 
お母さんにまず目をむけていただきたいこと…
 
 
それは子どもの「長所」「秀でていること」「好きなこと」に目を向けてみて欲しい、ということです。
 
 
子どもは、好きなことに夢中になっているときに脳が発達します。
 
 
子どもが持つ優れた能力、つまり「長所」を伸ばすことで、他の色々な部分(苦手な部分)も引っ張られるように伸びていきます。
 
 
「長所」を伸ばすお母さんの声かけが子どもの脳力を伸ばし、お母さんの肯定的なコミュニケーションが子どもの自信(自己肯定感)を育てるのです。
 
 
 
 
 
ここで、人前で発表することが苦手なお子さんを例にお話ししますね。
 
 
私の息子は自閉傾向があるので、人に注目されることが苦手です。息子の担任の先生はそのことを理解してくださっています。
 
 
なるべく、本人が手をあげるまでは、無理に発表しなくてもすむように配慮し、対応してくれています。
 
 
そして文章を書くこと(日記)や、漢字が得意なので、その部分が伸びるように先生は支援を続けてくれました。
 
 
「毎日、よくこんなに(日記の)ネタあるよね。凄いわ。」
「特に〇月〇日の日記面白いよね!」
 
 
このように、自分が大好きなことに、お母さんや先生が共感してくれるのは本当に嬉しかったようです。
 
 
すると、人前での発表が苦手な息子が、授業のときに前に出て、自分の調べたことや、係として取り組んだことをみんなの前で発表できるようになってきたのです。
 
 
「人前で話すこと」を人並みにしようと力を注ぐのではなく、本人の「長所」=「好きなことをコツコツとやる力」の方に目を向け続けたことで、伸ばしてあげたい力(苦手)もだんだんと育っていったのです。
 
 
お母さんも、人に褒められたことによって自信を持てた経験があるのではないでしょうか?自分が得意なことや自信のあることを褒められると、すごく嬉しいですよね。
 
 
いかがでしたか?脳は、楽しいこと嬉しいこと、ワクワクすることに対して良く働きます。
 
 
まずは、お子さんの「長所」や「得意」に目を向ける(フォーカスする)ことを心がけてみてくださいね。
 
 
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執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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