褒める言葉に効果がみられない発達障害アスペルガータイプの子どもに届く褒め方のコツ3選

褒める言葉を子どもにかけているつもりなのに伝わってないような気がする…そう感じている発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもをもつお母さんはおられませんか?この記事では、どうしたら褒めが子どもに伝わるのか、効果的な褒め方のコツをお伝えします。
 

【目次】

 

1.あなたの褒めの言葉、お子さんに伝わっていますか?

 
 
よく『褒めて育てる』と言われていますが、「こんなに褒めてるのにな~」と自分では褒めているつもりなのに、子どもに伝わっていないような気がする…そんなことありませんか?
 
 
例えば、
 
順番をちゃんと待てたとき→「えらかったね~!」
 
 挨拶できなかったのにできるようになったとき→「かっこいいいね!お兄ちゃん(お姉ちゃん)になったね!」 
 
夏休みの作品展で賞をとったとき→「すごいね~!」
 
 
など、「褒めてます!」というお母さんはたくさんいます。
 
 
そう!お母さんは確かに褒めてはいるんです。でも、褒めても思うような効果が出ないし、子どもも変わらない…。それは、なぜか?
 
 
 
 
私は、発達科学コミュニケーションを学んだことで、自分の褒めがちゃんとわが子に伝わってないことがわかりました。
 
 
特性を理解せずに、やみくもにいくら褒めても子どもは変わらないし、いくら親ががんばっても空回りなんだとわかったんです。
 
 
 
 
\子どもが素直になる声かけ35つき/
癇癪・暴力がスッとおさまる!
脳科学に基づく接し方
↓↓↓
 
 

2.褒めるってどういうこと?

 
 
ここで褒めるってどういうことなのか考えてみましょう。
 
 
なぜ、私たちは子どもを褒めるのでしょうか?褒めることによって、子どもが喜ぶからでしょうか…? いいえ。ただ喜んでほしいだけではないですよね。
 
 
褒めることによって、子どもが自信をつけたり、やる気につながったり…今よりもさらに成長してほしいと願うからですよね。
 
 
褒めが伝わると子どもは「自分は認められている」と感じ、自信がついてやる気もでてきます。「自分は価値のある存在だ」「自分は大切な存在だ」という自己肯定感が育ってくるのです。
 
 
そうなると、さらに何かにチャレンジしようと行動していきます。その行動を褒められる(肯定される)ことにより、自分の行動にも自信を持てるようになっていきます。
 
 
そしてさらに、自分を高めたいと思うようになってきてどんどん意欲的に行動するようになっていくんです。これが期待する褒めの効果ですよね。
 
 
では、褒めても、褒めの効果がでないというのはどういうことなのでしょうか?
 
 
 
 

3.どうして褒めても効果が出ないの?

 
 
考えられることは2つ。
 
 
・褒め方を間違っている
・褒め方はいいが、発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの特性により褒めが伝わりにくい
 
 
アスペルガータイプの子どもは、空気を読むのが苦手だったり、言葉をそのまま捉えてしまったりします。子どもに、褒めていることがわかるように伝えないと、脳へは伝わりません。子どもに、褒めていることが伝わらないと、子どもの行動は変わりません
 
 
褒め方を間違っている場合は、
 
・何か特別なことをしたときだけに褒めている
・結果にフォーカスして褒めている
・誰かと比較して褒めている
・褒めた後に嫌みを言ってしまう
 
などです。
 
 
子どもに伝わる褒め方に変える必要があります。 特性によりちゃんと褒めているのに伝わりにくい場合は、コツが必要なのです。
 
 
では、どんな褒め方をすると効果的なのでしょうか?
 
 
 
 
 
【期間限定 11月末まで】
 
新常識!
繊細すぎる子のトリセツがわかります
↓↓↓
 
 

4.発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもに確実に届く褒め方とは?

 
 

◆事実を褒める・褒めっぱなしで終える

 
 
確実に子どもに届く褒め方は…事実のまま、こまめに褒める。そして…褒めっぱなしで終えるです。
 
 
「学校から帰ってきたね!」                        
「宿題するんだね!」                               
「宿題、もうここまでできたんだ」                      
「あと少しで宿題終わるね」                        
「宿題片付けたんだ」                            
「すごいね~!」
 
 
こんな感じです。
 
 
 
 
「今度もそんなふうにやってね」「最初からやってよね。できるんだから…」など皮肉や嫌味が、気づいたら口から出たりしていませんか?
 
 
最後に、皮肉や嫌みを言ってしまうと、褒められたという事実が子どもにとっては、帳消しになってしまうんです。「結局ダメだったんだ…」というネガティブな記憶が残ってしまうことになります。
 
 
褒めっぱなしで終えるのって難しいですが…ぐっと我慢してくださいね。ここを意識すれば、子どもにお母さんからの褒めが伝わりますよ!
 
 

◆褒めるときにお母さんの感情も一緒に伝える

 
 
褒めるだけではなくて、お母さんの感情も一緒に伝えると効果的です。褒め言葉だけでは素直に受け取れなくても、「お母さんの役に立っている」「お母さんが喜んでくれている」と感じることができます。
 
 
「○○○(お子さんの名前)が手伝ってくれたからとっても助かったな~。お母さん嬉しいわありがとう!」
 
「自分から歯磨きするなんて…凄いね!お母さん、成長を感じちゃったな~とっても嬉しい!」
 
 
こんな感じです。
 
 
発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもは、誰かを困らせたりすることはあっても、感謝される経験は少ないです。
 
 
「自分の存在が人の役に立っている」「自分が行動することで人が喜んだ」という経験は、とても嬉しいし、自信につながります。
 
 

◆「今、褒めているよ」ということを伝える

 
 
空気を読むのが苦手だったり、言葉を真に受けてしまう発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもは、褒められていることに気がつかないこともあるのです。
 
 
「今、褒めてるよ」「今、褒められてるよ」「すごいね~!」のように、 褒めていることを伝えてあげると「今のでいいんだ」と理解します。
 
 
また、「今から褒めますよ~」と言ってから褒めるのも、いいかもしれません。  
 
 
いかがですか?子どもに褒めが伝わると、子どもの行動がよい方へ変わっていきます。
 
 
褒め方のコツをマスターすれば、子どもを伸ばすことはもちろんのこと、お母さん自身も子育てが楽になりますよ! ぜひ、参考にしてくださいね。
 
 
▼▼アスペルガータイプの子育てのコツはこちら▼▼
0か100か。考え方が極端!アスペルガーの子どものママができる対応

 
 
発達障害グレーゾーン・アスペルガータイプの子どもに褒めが伝わるママの声かけ 公開中

▼ご登録はこちらから

メールアドレス ※必須
名前(姓) ※必須

 
病院・療育センターで聞けなかったWISCのアレコレ、インスタグラムで解説中!▼

 

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

発達グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない!パステル総研(@pastel.research)がシェアした投稿

 
 
執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
発達の専門家が教える!脳を伸ばして子育ての悩みを解決する方法~1日1分無料メール講座~
無料登録で特典を受け取る
発達の専門家が教える!脳を伸ばして子育ての悩みを解決する方法~1日1分無料メール講座~
無料登録で特典を受け取る
タイトルとURLをコピーしました