発達障害の子どもの見る力とボディイメージを育てる遊び~ボールプールのススメ~

発達障害の子どもは見る力が弱かったり、ボディイメージが未発達だったりします。「ボールプール」はこの2つの課題にアプローチする優れもの!室内遊び場に行かなくても、おうちでボールプールを作れば毎日遊べますよ!
 

【目次】

 

1.子どもたちに大人気!ボールプールが発達に効果的!?

 
 
室内遊び場によくある、ボールプール。お子さんはボールプールで遊ぶのが好きですか?
 
 
私の息子は発達障害・自閉症スペクトラムの1年生。ボールプールのある遊び場に行くと、1時間はボールプールから出てきません。
 
 
全身を沈めたり、ボールをかき分けるように歩き回ったり、ボールを投げたりして飽きずに遊んでいます。
 
 
そんな息子の姿を見て、私は「せっかく来たのだから、他のおもちゃで遊べばいいのに…でも、ボールプールは面積が広いし目につくからしょうがないか!」なんて思っていまいた。
 
 
ボールプールで長時間遊ぶ=広いから、と思っていたのです。
 
 
それから間もなく、息子は発達障害・自閉症スペクトラムと診断され、療育がスタートしました。
 
 
お世話になった療育施設にもなんとボールプールが!あれ?ボールプールって療育で活用されるほど発達に効果があるの?と気づいた瞬間でした。
 
 
 
 
この記事では、子どもたちが大好きなボールプールに隠された発達的な効果を解説しながら、おうち用のボールプールの作り方をお伝えします。
 
 
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2.発達の観点から見るボールプールの秘密

 
 
療育でも活用されるボールプール。カラフルなボールのおかげで視覚に刺激が入ります。そのほかにも、発達障害の子どものボディイメージを育てるのに役立ちます。
 
 
発達障害の子どもたちは、よく壁にぶつかるということはありませんか?「ちゃんと前を見て歩きなさい!」と言ってしまいがちですが、もしかしたらボディイメージが未発達なのかもしれません。
 
 
ボディイメージとは、自分の体に関する実感です。車の車体幅のように、自分の体の幅がどれぐらいなのか、手足はどれぐらい動くのか。体の姿勢や力の入れ加減、触覚などが統合してボディイメージがつくられていきます。
 
 
ボディイメージが未発達だと、自分のイメージ通りに体を動かすことができません。不器用だったり、道具を使うのが苦手だったり、ダンスやスポーツなど体を動かすことが苦手だったりします。
 
 
ボディイメージを育てるのにボールプールが有効なワケ。それは全身にボールが触れることで体のイメージをつかみやすくなるからです。
 
 
 
 
全身がボールに包まれることで、クールダウンにも効果的です。
 
 
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3.おうちで遊べる!ボールプールの作り方

 
 
こんなに効果のあるボールプール、もっとお子さんが遊べる機会を増やしたい!と思われませんか?
 
 
室内遊び場に出かけなくても、おうちにボールプールがあれば毎日遊ぶことができますよね。
 
 
インターネットをチェックすると、家庭用のボールプールが多く販売されています。市販されているボールプールを購入する場合、必ずチェックしていただきたいポイントがあります。
 
 
それは、「これで全身がボールに触れるのか?」ということ。ボディイメージを育てるには、全身が何かに触れておくことが必要です。
 
 
この観点からいうと、テント式のものはおすすめできません(子どもの秘密基地やクールダウンスペースとしては最高です!)。
 
 
自宅が狭いため、私はスペースに合わせて手作りしました!必要なものをご紹介しますね。
 
 
<用意するもの>
・お好みの大きさの段ボールやプラスチックケース
 
とにかく省スペースで作りたい!という場合は、引っ越し用の段ボールの大サイズ(59×39×38程度)を準備してください。身長100~115センチ程度の幼児が自分で出入りでき、体育座りで座れる大きさになります。
 
 
・ボール :上記の最小サイズの場合、カラーボール200個程度が適量です。1つのボールのサイズは5.5~6センチがおすすめです。
 
 
私はカラーボール200個を通販で購入し、配達時の段ボールをそのまま使いました。実質ボール代だけ!約5000円でした。
 
 
ボール100個でもぎりぎりいけるかな?とは思うのですが、すべてお尻の下に入ってしまうので、先にお子さんを段ボールの中に座らせてからボールを入れるようにしてください。
 
 
ボールが足りないけれど買い足すほどでもないというときは、小さめのぬいぐるみなどを入れましょう。やわらかく、体にフィットするのでボールに似た役割ができます。
 
 
また、我が家はボールプールを作る際、子どもと一緒にシールやマスキングテープでデコレーションしたりお絵描きしたりしました!マイ・ボールプール、みなさんも作ってみませんか?
 
 
 
 

4.応用編!見る力が伸びるボールプールでの遊び方

 
 
前項でご紹介した最小スペースのボールプールは、室内遊び場のようにプールの中で走り回ることはできません。
 
 
おうち用のボールプールを作って2年、ただ中で座っているだけでもリラックスできるのか、息子は今でもよく入っています。
 
 
こうしてリラックス空間として活用してもいいですし、お子さんが乗ってくるなら、さらに発達を加速できるような遊びをしてみませんか?3つご紹介します。
 
 

◆①宝探し

 
 
ボールプールに小さいおもちゃを入れて隠し、子どもに探してもらいます。最初は大きめのおもちゃから、徐々に小さくしていきます。息子はトミカ探しをしています。
 
 
おうち用のボールプールは狭いので、中に入って探すよりは外から手を入れて探す、というスタイルの方がやりやすいと思います。
 
 
ボールの中をよ~く見て探すことで、見る力が育ちます!
 
 

◆②色と数の概念を育てる

 
 
「赤いボール取って」 「ボール3個取って」 などと声をかけて、色と数の概念を教えることができます。
 
 
また、たくさんのボールがありますから、「これ、全部で何個ぐらいあると思う?」と聞くのもおすすめ!おおよその数を把握する力を養えます。
 
 

◆③的あて

 
 
ボールプールに入った状態で、目標に向かってボールを投げます。座った状態で投げるので、経って投げるよりも難度が上がります。
 
 
目標をしっかり見る力、投げるコントロール力。視覚と運動機能のコンビネーション力が鍛えられます。
 
 
ボールが散らかってしまいますので、片付けまでセットでやるのがおすすめです。
 
 
いかがでしたか?我が家がお世話になっている幼稚園では、特大のキャスター付き収納ケースに子どもたちを入れて動かして遊んでいます。これにボールを入れたら2人で遊べる!と思ったのですが、結構な大きさなので諦めました。
 
 
おうちのスペースに余裕があれば、より大きなプールで遊ばせてあげてください。ビニールプールを利用するのもおすすめです。
 
 
 
 
コロナが落ち着いたとはいえ、まだまだ外出は控えたい時期。またすぐに暑い夏がやってきます。おうちの中で遊ぶツールの一つとしても、ぜひご活用ください!
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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