コミュニケーション 発達障害

毎日5分だけ!発達障害の子どもの自己肯定感を高めるお母さんの新習慣

更新日:

苦手なことが多くて自己肯定感が低くなりやすい発達障害の子どもたち。自己肯定感を高めるためにはお母さんのおうちでの対応がポイントです!毎日5分の習慣で、子どもの自己肯定感をどんどん高めていきませんか?今日から早速始めましょう!
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもの「苦手」を克服させたいと思っていませんか?

 
 
子どもの自己肯定感を高めたい!と考えているお母さんは、たくさんいらっしゃると思います。でも、どうやったら自己肯定感を高められるか、ご存知でしょうか。
 
 
自己肯定感とは、「自分に対する肯定的な意識」。
 
 
僕ならできる!
私なら大丈夫!
 
 
とありのままの自分を認める感覚のことです。
 
 
この自己肯定感を高めるためには、「できた!」という成功体験の積み重ねることが必要です。
 
 
1つでも多くの「できた!」を経験させてあげるにはどうしたらいいか?ということを考えていきましょう。
 
 
ただ、人間は得意なことや長所よりも、欠点や短所、苦手な部分に目が行ってしまいます。特に発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、得意なことと苦手なことの差が大きいため、苦手なことばかり指摘される経験を重ねています。
 
 
私の息子は現在小学校1年生。得意と苦手の差が大きくて、発達検査では、一番得意な分野と一番苦手な分野で30の差が出ました。
 
 
得意な部分は小学2年生相当の出来でしたが、苦手な部分は年少~年中さんレベル。これだけ大きな差だと、どうしても得意なことよりも苦手なことが目立ちます。
 
 
周囲の人も、そして私自身も、
 
「ちゃんとやればできる!」
「手を抜いてるからできないんだ!」
 
と思いがちです。
 
 
みなさんも、子どもの苦手な部分を何とか克服させたい!と思っていらっしゃいませんか?
 
 
私は、「得意なところはもう大丈夫。苦手なところは何とか平均レベルにしたい!」と本気で思っていました。
 
 
日本人は「みんな同じ」が安心する国民性。私もその一人で、なんとか悪目立ちさせたくない!という気持ちでした。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの子どもの「苦手」は、脳の特性が原因であることがほとんどです。お母さんが励ましても、本人が努力しても、克服できないこともあります。
 
 
 
 
苦手を克服してほしくて無理に頑張らせても、
 
 
・どんなに頑張ってもうまくできない…と自信をなくして自己肯定感が下がってしまう
 
・その結果、ますます子どもの苦手意識がますます強くなってしまう
 
・さらに、「いやだって言ったのに、お母さんが無理やりやらせた!」と親子の信頼関係が揺らぐ
 
 
ということになりかねません。
 
 
では、どうしたらいいのでしょうか?
 
 
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2.子どもの自己肯定感を高める「逆転の発想」

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもの自己肯定感を高めるには、「逆転の発想」が不可欠です。
 
 
今まで、私たちは「苦手を何とか克服させたい!」と頑張ってきましたが、それではうまくいかない、ということを前項でお伝えしましたね。
 
 
子どもの自己肯定感を高めるには、凸凹の「凹」を平らにするのではなく「凸」をどんどん伸ばしていくこれまでと真逆の考え方が正しいのです。
 
 
お母さんが、子どもの苦手ではなく得意なことに目を向けるようにして、しっかり言葉で伝えていく「これ、できたね!」と成功体験を重ねることで自己肯定感を高めることができます。
 
 
 
 
でも、苦手なことを放置するのが怖い…と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
まず、どんなに努力しても苦手なことが得意なことを逆転するのは難しいんです。そもそも得意と苦手はその子の個性。苦手を克服させよう!と無理に取り組むよりも「将来困らない程度に身に着ければいい」という考えで十分なんです。
 
 
それに、得意なことをどんどん伸ばすことで脳全体が活性化します。苦手なことも得意なことに引っ張られるように、少しずつ発達していきます。
 
 
先に得意なことをどんどん伸ばして脳全体を発達させる方が、自己肯定感を高める面からも、脳の発達を促す面からも、理にかなっているのです。
 
 
子どもの好きなこと、子どもの得意ことをお母さんがしっかりと把握してどんどんやらせることが、子どもの自己肯定感を高める第一歩です!
 
 
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3.お母さんの肯定の声かけで自己肯定感を高める

 
 
子どもの自己肯定感を高めるには「できた!」を体感すると同時に、お母さんが子どもを肯定することが大切です。どんな風に子どもを肯定したらいいでしょうか?
 
 
肯定する場面では、お母さんが子どもに対して「頑張ったんだね!」と一方的に話してしまいがちですが、
 
 
「○○したんだね!」
「あなたはどう思った?」
「どこがポイントだった?」
 
 
というように、子どもに感想をたずねて、子どもの思いを引き出すことも大切です。
 
 
子どもの思いを知って、子どもの思いをそのまま肯定して認め、褒めてあげれば、子どもの「認めてもらえた」「褒めてもらえた」という満足感は大きくなります。
 
 
発達障害で言葉の発達がゆっくりなタイプのお子さんは、お母さんの質問にうまく答えられないかもしれません。
 
 
「○○したんだね!」と事実をしっかり伝えて、子どもの行動を言語化すると、言葉の発達の助けになります。
 
 
 
 
子どもは好きなこと、得意なことなら自分でどんどん進めていけますが、勝手にやらせておくのはNG!
 
 
お母さんは声かけのタイミングを失わないようにしましょう。
 
 

4.発達障害の子どもが自分の気持ちを話す習慣を作る

 
 
言葉の発達の状態にかかわらず、自分の思いを話すことが難しい子もいます。
 
 
発達障害で不安感が強い子だと「こんなこと言っていいのかな?」「間違ったことを言っちゃったらどうしよう…」と、なかなか言葉にできないかもしれません。
 
 
子ども自身が、
 
・自分が頑張ったポイントはどこなのか?
・どういうことを「できた!」と感じたのか?
 
を親にしっかり伝えるためには、普段から、子ども自身が自分の行動を振り返り、よかったポイントを言語化して、ためらいなく親に伝える、という習慣が必要です。
 
 
小学生以上であれば、交換日記をするというのもひとつの手です。
 
 
子ども自身が今日一日頑張ったこと、今日できたことなど、よかったことを書いて、お母さんが返事を書くというのはどうでしょうか。
 
 
「日記」という後に残る形にすることで、何かトラブルが起こって自信を失くしそうになったとき、日記を読み返すことで、自信を取り戻すことができます。
 
 
まだ小さかったり、日記だと続かないかもしれない、というお子さんは、口頭でOKです。
 
 
毎晩寝る前、5分でもいいので
 
「今日はどんなことに頑張った?」
「今日はどんなことができた?」
「今日は一番よかったことはどんなこと?」
 
と質問してお子さんと話す時間を作ってみてください。
 
 
子どもが、自分自身の行動を振り返っていい行動を思い返し、言語化してお母さんに伝える練習をしていきましょう。
 
 
寝る前に、その日のよかったことを思い出して、お母さんにしっかりほめてもらう習慣を作ると、子どもの気持ちが安定します。
 
 
お母さんが根掘り葉掘り聞かなくても、就寝前には子どもが自分から報告してくれるようになるので子どもの思いを把握しやすく、スムーズに肯定できるようになります。
 
 
ご飯をたくさん食べたとか、廊下を走らずに歩いたとか、先生に「おはよう」の挨拶ができたとか、内容は当たり前のことでいいのです。
 
 
発達障害の子どもにとって、学校そのものが苦手な場合もあります。
 
 
テストでいい点数だったとか、かけっこで1番だったとかも大切ですが、毎日こういうことがあるわけではありませんよね。
 
 
日常のなにげない部分だからこそ毎日しっかり肯定してあげて、学校に対する苦手意識が強くならないようにしてあげてください。
 
 
 
 
大切なのは、子ども自身が「できた」と思って話したことを、お母さん否定せず、すべて肯定的に受けとめること。
 
 
お母さんは、自分の言ったことを受け止めてくれる!と分かれば、子どもは自分からどんどん話をしてくれるようになり、親子の信頼関係が強くなります。
 
 
子どもがお母さんにどんどん話をし、お母さんがそれを肯定することで、子どもの自己肯定感どんどん高まっていきます。
 
 
毎日5分、お子さんと話して肯定するだけ!毎日の生活に取り入れてみてくださいね。
 
 
自己肯定感を高める方法はこちらでも解説しています。併せてお読みいただき、おうちでの対応に活かしてくださいね。
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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