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発達障害の子どもの自己肯定感を高めるお母さんの習慣作り

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苦手なことが多くて自己肯定感が低くなりやすい発達障害の子どもたち。自己肯定感を高めるためにお母さんがおうちでできることがあります!今日から取り入れられる、毎日少しの時間でできる方法も併せてご紹介します。
 

【目次】

 

 

1 発達障害の子どもの自己肯定感を高める方法

 
 
子どもの自己肯定感を高めたい!と考えているお母さんは、たくさんいらっしゃると思います。でも、どうやったら自己肯定感を高められるか、ご存知でしょうか。
 
 
子どもの自己肯定感は「できた!」という成功体験の積み重ねです。1つでも多くの「できた!」を経験させてあげるにはどうしたらいいか?ということを考えていきましょう。
 
 
ただ、人間は得意なことや長所よりも、欠点や短所、苦手な部分に目が行ってしまいます。発達障害やグレーゾーンの子どもたちは、得意なことと苦手なことの差が大きいですよね。
 
 
苦手なことが悪目立ちしてしまって、自己肯定感が低くなってしまうことも珍しくありません。お母さんも、子どもの苦手な部分を何とか克服させたい!と思っていらっしゃいませんか?
 
 
しかし、発達障害やグレーゾーンの子どもの「苦手」は、脳の特性が原因であることがほとんどです。お母さんが励ましても、本人が努力しても、克服できないこともあります。
 
 
苦手を克服してほしくて無理に頑張らせても、子どもの苦手意識がますます強くなってしまうばかりか、「いやだって言ったのに、お母さんが無理やりやらせた!」と親子の信頼関係が揺らぐことになりかねません。
 
 
発達障害やグレーゾーンにかかわらず、自己肯定感を高めるために、欠点や短所、苦手を克服させよう!と考えることはちょっと待ってください!
 
 
得意なことや長所をより伸ばす、という形の方が子どもも楽しく取り組め、伸びも早いはず!発達障害の子どもたちの得意なことに対する興味や集中力って、本当にすごいですよね。大いに利用してください!
 
 
日本人は「みんな同じ」が安心する国民性です。
 
 
でも、発達障害の子育てにおいては、どんなに頑張っても苦手が克服できないこともあります。このようなことが続くと、子どもの自己肯定感を下げてしまう可能性もあります。
 
 
凸凹の「凹」を平らにするのではなく「凸」をどんどん伸ばしていく、という考え方がとても大切です。
 
 
お母さんが、子どもの苦手ではなく、得意なことに目を向けるようにして、しっかり言葉で伝えていくと、自己肯定感を高めることができます。
 
 
得意なことがどんどん伸びれば、それに比例するように苦手なことも、少しずつできるようになりますから、焦らなくても大丈夫です!
 
 
子どもが好きなこと、子どもがしたいことを通じて、自己肯定感を高めていきましょう。
 
 
 
 

 

2.発達障害の子どもの気持ちを知って自己肯定感を高める

子どもがしたいこと、子どもが好きなことをとことん追求することで、「できた!」を感じられるチャンスは多くなります。
 
 
まずは、子どもに何をしたいか聞いて、子どもがやりたいことをやらせるようにしましょう。
 
 
子どもの好きなこと、子どものしたいことをしっかりと把握して、どんどんやらせることが、子どもの自己肯定感を高める第一歩といっても過言ではありません。
 
 
子どもの自己肯定感を高めるには「できた!」を体感すると同時に、お母さんが子どもを肯定することが大切です。どんな風に子どもを肯定したらいいでしょうか?
 
 
肯定する場面では、お母さんが子どもに対して「頑張ったんだね!」と一方的に話してしまいがちですが、
 
 
「○○したんだね!」
「あなたはどう思った?」
「どこがポイントだった?」
 
 
というように、子どもに感想をたずねて、子どもの思いを引き出すことも大切です。
 
 
子どもの思いを知って、子どもの思いをそのまま肯定して認め、褒めてあげれば、子どもの「認めてもらえた」「褒めてもらえた」という満足感は大きくなります。
 
 
発達障害で言葉の発達がゆっくりなタイプのお子さんは、お母さんの質問にうまく答えられないかもしれません。
 
 
「○○したんだね!」と事実をしっかり伝えて、子どもの行動を言語化すると、言葉の発達の助けになります。
 
 
 
 

 

3.発達障害の子どもが自分の気持ちを話す習慣を作る

言葉の発達の状態にかかわらず、子どもが自分の思いや感想をお母さんにスムーズに話すことが難しい子もいると思います。
 
 
発達障害で不安感が強い子だと「こんなこと言っていいのかな?」「間違ったことを言っちゃったらどうしよう…」と、なかなか言葉にできないかもしれません。
 
 
子ども自身が、自分が頑張ったポイントはどこなのか、どういうことを「できた!」と感じたのか親にしっかり伝えるためには、
 
 
普段から、子ども自身が自分の行動を振り返り、よかったポイントを言語化して、ためらいなく親に伝える、という習慣が必要です。
 
 
小学生以上であれば、交換日記をするというのもひとつの手です。
 
 
子ども自身が今日一日頑張ったこと、今日できたことなど、よかったことを書いて、親がそれに対して返事を書くというのはどうでしょうか。
 
 
「日記」という後に残る形にすることで、何かトラブルが起こって自信を失くしそうになったとき、日記を読み返すことで、自信を取り戻すことができます。
 
 
まだ小さかったり、日記だと続かないかもしれない、というお子さんは、口頭でOKです。
 
 
毎晩寝る前、
「今日はどんなことに頑張った?」
「今日はどんなことができた?」
「今日は一番よかったことはどんなこと?」
と質問してみてください。
 
 
子どもが、自分自身の行動を振り返っていい行動を思い返し、言語化してお母さんに伝える練習をしていきましょう。
 
 
寝る前に、その日のよかったことを思い出して、お母さんにしっかりほめてもらう習慣を作ると、子どもの気持ちが安定します。
 
 
お母さんが根掘り葉掘り聞かなくても、就寝前には子どもが自分から報告してくれるようになるので子どもの思いを把握しやすく、スムーズに肯定できるようになります。
 
 
ご飯をたくさん食べたとか、廊下を走らずに歩いたとか、先生に「おはよう」の挨拶ができたとか、内容は当たり前のことでいいのです。
 
 
発達障害の子どもにとって、学校そのものが苦手な場合もあります。
 
 
テストでいい点数だったとか、かけっこで1番だったとかも大切ですが、毎日こういうことがあるわけではありませんよね。
 
 
日常のなにげない部分だからこそ、毎日しっかり肯定してあげて、学校に対する苦手意識が強くならないようにしてあげてください。
 
 
大切なのは、子ども自身が「できた」と思って話したことを、お母さんが否定せずすべて肯定的に受けとめること。
 
 
お母さんは、自分の言ったことを受け止めてくれる!と分かれば、子どもは自分からどんどん話をしてくれるようになり、親子の信頼関係が強くなります。
 
 
子どもがお母さんにどんどん話をし、お母さんがそれを肯定することで、子どもの自己肯定感どんどん高まっていきます。
 
 
ぜひ、毎日の生活に取り入れてみてくださいね!
 
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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