発達障害・幼児の子育ての「しつけ」を卒業しませんか?自分から行動する子に育てるためのコミュニケーション術

発達障害の幼児を、「しつけ」で子育てしていませんか?子どもが自分で考え、行動するために必要なのは「しつけ」ではなく「自信」です!自信をつけるために効果的なコミュニケーションの方法についてお伝えします。
 

【目次】

1.「しつけ」として子どもを叱ってしまうワケ

 
 
周囲の人に迷惑をかけないようにちゃんとしつけなきゃ…
将来子どもが恥ずかしい思いをしないようにしつけなきゃ…
 
 
と思っているお母さんはいらっしゃいませんか?でもなかなか身につかず、ついイライラしてしまい叱ってしまう事は子育てのあるあるですよね!
 
 
発達障害やグレーゾーンのお子さんは、得意なことと苦手なことの差が大きいです。得意なことは大人顔負けの知識があることも…お母さんとしては、得意を伸ばしてあげたい!と思いますよね。
 
 
一方で「横並び」の文化の日本では、出る杭は打たれることもあります。周囲の人とうまくやれるように謙遜を教えたり、子どもが自慢するのをとがめたりしてしまうこと、ありませんか?
 
 
発達障害やグレーゾーンの子どもは苦手なことはとことん苦手です。脳の特性による苦手は努力してもなかなかうまくいくようになりません。
 
 
人の話をじっと聞くこと、静かに机に向かうこと、みんなと同じ行動をすることなどが苦手でうまくいかないと、「ちゃんとしつけてないからだ!」とお母さんが責められることもあるかもしれません。
 
 
そもそも「しつけ」って何でしょうか?
 
 
「しつけ」とは、子育て法の1つ。子どものよい行動をほめて増やし、子どもの困った行動を叱って減らす、というものです。
 
 
お母さんが「子どもをしつけないと!」と思うときって、どんなときでしょうか。静かにしてほしい場面で騒いだり、うろうろ歩いたり、ぼーっと話を聞いたり…というときではないですか?
 
 
お母さんはこういう困った行動をなくしたい!改善したい!という気持ちを持ってお子さんを叱っていますよね。
 
 
さて、子どもを叱った結果、困った行動はなくなりましたか?もしくは適切な行動に変化しましたか?
 
 
何度叱っても子どもが分かってくれない、というケースもあると思います。
 
 
お母さんにぜひ知っていただきたいのは、子どもを叱っても行動が変化しない、つまり「しつけ」の法則が当てはまらないケースが存在するということです。
 
 
なぜ「しつけ」の法則に当てはまらないのか?考えられる理由の1つは子どもの発達特性です。
 
 
感覚過敏、多動性、衝動性、過集中、注意散漫、疲れやすいなど、発達特性にはさまざまなものがあります。
 
 
脳の特性からきている「発達特性」は、子どもの努力や気力で改善できるような簡単なものではありません。
 
 
お母さんが何回子どもを叱っても、発達特性による困った行動を克服することはできないかもしれないということを知ってほしいんです。
 
 
叱るだけ叱って、その後フォローもなければ子どもは自信を失ってしまいます。「どうせできない…」と思ってしまうと、子どもは自ら考えることをやめ周囲の顔色をうかがったり、指示待ちになったりします。
 
 
叱られ続けると、叱った人に対する信頼も揺らぐので、指示に対して素直に行動することも難しくなります。
 
 
発達特性の有無にかかわらず、子どもが自信をなくしていたり、親子関係が不安定になっていたりするときは、お母さんが何度叱っても子どもの行動が改善しない、悪循環という状態になってしまいます。
 
 
 
 

2.発達障害の子どもが行動し、発達が加速する方法

 
 
では、どうしたら子どもが行動するようになるでしょうか?
 
 
発達障害かどうかにかかわらず、共通して大切なことは、子どもに自信をつけてあげることです!
 
 
子どもが自分に自信がつくと、自分自身で考えて行動できるようになります。子どもが行動すればするほど、より多くの成功体験を積み重ねることができるので、脳の発達はグーンと加速します。
 
 
すべての基礎は、子どもの自信がカギなのです!
 
 
では子どもに自信をつけるためには、どうすればいいのでしょうか?
 
 

◆ POINT1.肯定的なコミュニケーションを増やしましょう。

 
 
言葉に出してほめたり、認めたり、励ましたり、スキンシップを取りましょう。
 
 
ほめるところなんてない!
ほめても子どもが素直に受け取らない!
と思うお母さんもいらっしゃると思います。
 
 
叱り続けて自信を失っている子どもには珍しくありません。
 
 
「すごいね!」「できたね!」とほめることは難しいかもしれませんが、子どもが今していることに対して「○○してるんだね」と認めることは簡単です。「頑張ってね!」と励ますこともできますよね。
 
 
毎日学校に向かう際、「いってらっしゃい、今日も頑張ってね!」とお母さんが笑顔で声をかけるだけで、子どもは学校生活に対するポジティブな気持ちを持つことができます。
 
 

◆POINT2.幼児であれば、たくさん抱っこしてあげることも大切です。

 
 
お母さんがあれこれ言うより、一度ぎゅっと抱きしめてあげた方が子どもに伝わることもあります。
 
 
大きくなって抱っこはちょっと…という方には、マッサージも有効です。
 
 
このように、「すごいね!」と言わなくても子どもに自信をつけさせるコミュニケーション方法はたくさんあります。
 
 
子どもの自信がなくなって、自分から行動しなくなっているという場合、まずは子どもを肯定することから始めましょう。
 
 
意図的に肯定する回数を増やし叱る回数を減らせば、子どもの自信は回復するはずです。
 
 
まずは、困った行動を改善させるのではなく、子どもの自信を取り戻すことが最優先です。子どもの自信が戻ってくれば、お母さんが叱ったことも、自分で考えて行動できるようになります。
 
 
 
 

3.叱るのをやめられないお母さん、言い方を変えてみませんか?

 
 
とはいっても、お母さんのなかには「叱るのをやめる」ことを難しくを感じる方もいらっしゃると思います。
 
 
発達障害の子育ては一筋縄ではいきません。発達障害の子どもの行動はお母さんの常識を超えるものの連続!困った行動をなくさせたいあまり、つい叱ってしまうこともありますよね。
 
 
そんな方は「指摘してもいいけれど、言い方を変える」を意識してください。
 
 
例えば、今まで
「廊下は走らないで!」
「どうして走っちゃうの?」
という表現をしていた方は、
 
 
「廊下は静かに歩いてね」と変えましょう。叱るのではなく「指示」を意識してください。
 
 
そして大切なのは子ども自身が、「叱られている」と感じてしまう表現や雰囲気、口調、表情をしないことです。
 
 
イライラした雰囲気で眉間にシワを寄せてとがった声で早口に、「廊下は走らないで!」と言ったらどんな人も「やばい!怒られた!」と思いますよね。
 
 
一方で、穏やかな雰囲気で、優しい表情で、ゆっくりとしたテンポで、
 
 
「ねぇねぇ○○ちゃ~ん、廊下はゆっくり歩こうね~」
と言ったら、それは一般的な親子の会話になります。
 
 
「叱る」から「指示する」へ
「指示する」から「一般的な会話」へ
表現をとことん柔らかくすることを意識してください。
 
 
自分で考えて行動する子になるためには、子どもが自信を持つことが大切です。
 
 
そのために意図的に肯定的なコミュニケーションを増やし、叱る回数を減らす。どうしても指摘したいときは子どもが「叱られた」と受け取らないように表現に気を配る。
 
 
子どもが自信をつけて自ら行動して、小さな成功体験をたくさん積み重ねることで子どもは発達していきます。
 
 
ぜひ今日から試してみてくださいね!
 
 
 
 
執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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