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授業参観は◯◯を探せ!発達障害の子どもの見るべきポイントと正しい対応とは?

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新しい学年が始まって1ヶ月ほど経過した頃に、授業参観が行われる学校が多いでしょう。発達障害の特性を持つお子さんの様子が気になりますね。そこで、ぜひ見ておきたいポイントと、お子さんの気になる行動に対する正しい対応は何か?をご説明します。
 

【目次】

 
 

1.「授業参観」だからと言って、授業だけ見るのはソンです!

 
 
新しい学年が始まって、子どもたちが学校生活に少しずつ慣れてきた頃に、”アレ”がやってきます。そう「授業参観」です。
 
 
発達障害のお子さんをお持ちのお母さんにとっては、学校の様子を直接見られる、絶好の機会ですが、同時に子どもの授業中の態度や、学習内容を理解できているかが心配になってきますね。
 
 
確かに、子どもの授業中の様子を見るのは大事です。しかし「授業参観」という名前だから“授業だけ”を見るのは、大変もったいないことです。
 
 
授業参観で、子どもの様子を見ることはできますが、あくまで「親が見ている環境での様子」。大抵の子は「お母さんにいいところ見せなきゃ」とか「怒られたくないから、おとなしくしてよう」と気が張ります。
 
 
自閉症スペクトラムタイプのお子さんだと、授業参観の雰囲気に不安がつのり、ガチガチに固まったり、うまく発表できなかったらどうしよう…と、手をあげられなくなったりするかもしれません。
 
 
ADHDタイプのお子さんなら、「授業参観?そんなの関係ねぇ!」と言わんばかりにテンションが上がり、余計に落ち着きがなくなり、更に目立ってしまうことも。
 
 
 
 
もっと、ありのままの子どもの姿が見られればいいのに。そう思われるお母さんもいらっしゃるでしょう。そこで、授業時間よりも「ここを見るべき」な時間があります。
 
 
どの時間かお分かりですか?
 
 
答えはズバリ「休み時間」です!
 
 
休み時間での子どもの姿を見ないことは、本当にもったいないことです。授業開始の時刻より早い目に学校に行って、ぜひ様子を見ておきましょう。
 
 
では、休み時間の様子を見ることの、何が重要で、どこに注意して見るべきかを説明します。
 
 

2.子どものこんな様子には注意が必要です

 
 
多くの場合、授業参観は5時間目にあります。可能であれば、ちょっと早めに学校に行き、昼休みの子どもの様子を見ることをオススメします。休み時間の様子を見ることで、新しい環境に適応できているかどうかが分かります。
 
 
子どもが授業を受けている時間は、先生の指導のもとでみんなが同じように行動しています。言ってみれば、よそ行きの行動です。発達障害・グレーゾーンの子どもでも、学校での過ごし方は、おうちでの過ごし方とは違うはずです。
 
 
しかし、休み時間となれば、子どもがリラックスして自由に過ごせます。この時に、子どもの本当の姿が見られるのです。
 
 
理想としては、お母さんに見られていることに、子どもが気づいていない状態がベストです。お母さんの存在に気づいてしまうと、そこで子どもが意識して、普段と違う行動をする可能性があるからです。
 
 
休み時間に、楽しく過ごしているなら大丈夫です。もちろん、休み時間に本を読んだり絵を描いたりして1人で過ごす子どももいます。
 
 
1人で過ごしているお子さんを見て、発達障害の特性もあって心配になるお母さんもいらっしゃるでしょう。でも、子ども自身がそれでいいなら良し!としましょう。孤立しているのではないかと心配するあまり、「お友達と遊ばなきゃダメでしょ!」と言う必要はありません。
 
 
 
 
もし、休み時間を楽しんでいない、一緒に遊びたいけど仲間に入れずに孤立している、休み時間がつらそうだ、といった様子が見られたら、早めに先生に相談、対応できる体制を作っておきましょう。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、特性の影響で人間関係がうまく作れず、孤立してしまうことがあります。学校での子どもの様子を見られるチャンスを、上手に活かしましょう。
 
 

3.発達障害の子どもの授業参観。注目ポイントと、気になる行動の正しい対応とは?

 
 
さて、いよいよ授業参観。先生の話をきちんと聞けているかな?授業に関係ないおしゃべりをしていないかな?授業中に立ち歩かないかな?発表できるかな?などなど、子どもの様子が気になります。
 
 
もちろん、授業中の様子はしっかり見ておく必要があります。しかし、子どもが授業中にお友だちにちょっかいを出したり、後ろのお母さんを気にしてチラチラ見たり、手をあげて発表しない、立ち歩くなどの気になる行動には、どう対処すれば良いでしょうか?
 
 
「ちゃんと座って授業受けなさい!」と言わんばかりに、にらみをきかせますか?
「手をあげて発表しなさい!」と、子どもにテレパシーを送りますか?
実際に、子どもの席まで近寄って注意しますか?
 
 
お気づきだと思いますが、どれもNGな対応です。
 
 
こういった対応では、子どもの行動は良くならないどころか、ますます悪化します。思わず注意したくなるような行動ですが、何も見なかったことにしてスルーするのがベストです。
 
 
例えば、しょっちゅう後ろをチラチラ見て、ピースサインをしてアピールするタイプのお子さんには、目を合わせず、表情を変えずにスルーを貫きます。根比べみたいになりますが、やがて子どもも、後ろを見てもつまらないと思って、前を向くようになります。
 
 
不安になりやすく、お母さんを頼るような目で見てくるタイプのお子さんには、ニッコリ笑顔で、小さくグッジョブのサインを送ってあげると安心します。
 
 
もし、先生や友達がお子さんの態度を注意して、お子さんが席に座ったり、おしゃべりをやめたりしたら、その部分は大いに注目して、おうちでしっかり褒めてあげましょう
 
 
一度も手を挙げて発表しなくても、慎重で軽々しく行動しないタイプの子どもであり、そこもその子の良さです。決して叱る材料にしないで、褒める材料にしてあげてください。
 
 
 
 
また、授業を見ている合間に、掲示物も見ておきましょう。お子さんがどのような係になったのか、同じ班のお友達は誰なのか。子どもが書いた「めあて」、図工の作品や習字など、子どもを褒めるポイントをたくさん見つけて、おうちでしっかり褒めてあげてください。
 
 
「授業に集中できていたね」「今日は学校での様子を見られて嬉しかったよ」もしくは、より具体的に「○○なところが良かったよ」や「図工の作品、色使いがとても素敵だった」とピンポイントで褒めてあげることが大切です。
 
 
そのためには、「褒めポイントを探せ!」を合言葉に、学校での子どもの様子をポジティブな目線で見てあげてくださいね。
 
 
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執筆者:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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