心が不安定になりやすい発達障害の子にオススメの、お母さんの前のめりなコミュニケーションとは?

自分の気持ちも相手の想いも感じ取るのが苦手な発達障害のお子さんは、緊張感が高く気持ちが不安定になりがちです。お母さんと一緒に振り返ることで前頭葉を発達させて、お子さんの心のコップを愛情で満たし安定へと導くコミュニケーションをご紹介します。

 

【目次】

 

1.発達障害の子は不安定さを抱えやすい

 
 
発達障害のお子さんは、自分の体調や気持ちの変化に気付くのが苦手だったり、相手の想いを汲み取るのも苦手だったりします。
 
 
特に発達障害・自閉症スペクトラム(ASD)の特性をもつお子さんですと、わからない状況が不安感へと直結し、心が不安定な状態に陥りやすくなってしまいます。
 
 
わが家の小学3年生の娘もASDタイプの特性があり、気持ちの不安定さが顕著に現れていました。
 
 
自分自身の体調や心の状態を感じ取るのが苦手なこと、母親からの愛情を受け取る力が弱いこととダブルで不安定になりやすい特性を持っています。
 
 
ですから、日常的に心が安定しないことが多く、実年齢に比べて情緒が幼いと感じていました。
 
 

 
 
そこで今回は娘の経験から、不安定になりやすい発達障害の子にオススメのコミュニケーションをお伝えしていきます。
 
 

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2.不安定には理由がある

 
 
発達障害のお子さんの情緒が不安定になりやすいのは、なぜなのでしょうか。詳しく解説していきます。
 
 

◆①自分の体調や感情の変化に鈍感

 
 
まずはじめに、発達障害のお子さんは自分の体調の変化や自分自身の感情に気付きにくく、疲労や緊張を溜め込みやすい特性があります。
 
 
娘も「はっきりとはわからないけど、なんだか心がモヤモヤする」といった発言をよくします。
 
 
この場合、本人は気付いていませんが、疲労や緊張、空腹など何らかの不快感を感じているのです。
 
 
しかし、本人はその不快感の原因が何なのかがわかっていないので、「なんかモヤモヤするな〜不安だな〜」と、漠然とした不安感に直結してしまい不安定な状態に陥りやすくなってしまいます。
 
 

 
 

◆②心が満たされないのは愛情を受け取るのが下手だから

 
 
また、娘の場合は親からの愛情の受け取り方にも特性が見られました。
 
 
愛情をうまく受け取ることができず、こちらは愛情を注いでいるつもりでも、愛情不足の状態になってしまうのです。
 
 
ASDタイプの娘は、幼少期から、触覚に対する感覚過敏があり抱っこやスキンシップを喜ばない子どもでした。
 
 
赤ちゃんは、抱っこされることでぬくもりや柔らかさなどから安心することを覚えます。
 
 
そして、その安心感を求めて繰り返し抱っこをせがみ、抱かれることで安心することを体で覚えていきます。
 
 
空腹や、不快感などのネガティブな感情は、泣いて母親に対応してもらいポジティブな感情にしてもらうという体験を繰り返していきます。
 
 

 
 
しかし、そのような体験が少なかった娘のようなタイプの子は、成長後も安心感を感じにくく、信頼感や満たされた感情が育ちにくくなってしまうのです。
 
 
ですから、日頃からなんとなく不安定さを抱えてしまうのです。
 
 
愛情の受け取り方なんて、教えなくても自然に覚えていくことだと感じるかもしれません。
 
 
しかし、発達に凸凹のあるお子さん、特に自閉傾向のあるお子さんの場合は、感じ方・受け取り方にも独特さがあるため、丁寧に手助けをしてあげる必要があります。
 
 
そうすることで、不安定で愛情がこぼれてしまいがちな心のコップを満たし、安心感を与えてあげることにも繋がるのです。
 
 
では、どうすれば愛情をうまく受け取れるように導いてあげることができるのでしょうか。
 
 

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3.前頭葉の発達を促し、心の安定へと導こう!

 
 
発達障害のお子さんの心の安定には、
 
 
①自分自身の状況を把握できるようになること
 
②親の愛情を素直に受け取れるようになること
 
 
この2点がポイントです。これには、脳の前頭葉という部分の働きが大きく関わっています。
 
 
前頭葉は、理解や思考、感情にも関わる脳のエリアです。
 
 
つまり「自分自身の状況を客観的に見る力」を付けるには、理解や思考・感情に関わる脳のエリアを発達させることが必要になります。
 
 
この部分は大人になってからでも発達し続ける部分です。
 
 
ですからお母さん自身が自分の理解や思考・感情に関わるエリアを発達させる、という視点から考えてみても面白いと思います。
 
 

◆①感覚や気持ちを予想し、言い当てる!

 
 
まずはじめに、①自分自身の状況を把握できるようになることへの対応は、そのときの状況や感情を言葉で伝えてあげることです。
 
 
例えば、
 
 
「今日は暑いから、のども渇くしちょっとのことでもイライラしちゃうよね」
 
 
「明日が楽しみでワクワクするけど、緊張してドキドキしちゃうから、眠れないのかな?」
 
 
といったように、状況や感じていること、気持ちを予想して言い当てます
 
 
「今の状態ってそういうことなんだ」と本人に気付かせてあげるのです。
 
 
そこにもう一言、対策法を付け加えてみましょう。
 
 
「今日は暑いから、のども渇くしちょっとのことでもイライラしちゃうよね」+「冷たいお茶を飲んだら、気持ちがスッキリして落ち着くね」
 
 
「明日が楽しみでワクワクするけど、緊張してドキドキしちゃうから、眠れないのかな?」+「深呼吸しながらママが背中をさすったら、安心できるね」
 
 
などと、何をしたら落ち着けるのか、安心できるのかを、言葉で伝えてあげましょう。
 
 
状況を理解し、そこからどんな感情が湧いて、どうすれば安心できるのかを繰り返し体験させてあげましょう。
 
 
そして、「こういう状態かな?」「こう思っているのかな?」と言い当ててあげることで
 
「ママはなんでも私のことをわかってくれている」
「ママと一緒だから安心できる」
 
という意識を持たせることも、親子の信頼関係を築く上でとても重要なポイントになります。
 
 
また、「あのとき、こうやったら安心できた、落ち着けた」という成功体験を、ポジティブな記憶として残し、繰り返し振り返ることも重要なポイントになります。
 
 
この「振り返る力」にも理解や思考・感情に関わる脳のエリアの発達させることが関係しています。
 
 
「あのときこうしたらうまくいったよね」「あのときと同じようにやってみよう」と、自分でも対応できるようになります
 
 

 
 

◆②「わかってるよ、知ってるよ」をもっと積極的にアピールしよう!

 
 
愛情を素直に受け取るのが下手な発達障害のお子さんへの②親の愛情を素直に受け取れるようになることへの対応は、「一緒に」という意識をより強く持たせることがポイントになります。
 
 
もともと受け取り方に独特さ、鈍感さのあるタイプのお子さんが多いですから、お母さんが思っている以上に、もっとアピールが必要になってきます。
 
 
「あなたのことならなんでも知ってるよ、わかってるよ」
 
「こういうときにはこうしたら落ち着けるよ」
 
「ママと一緒だからできたね、安心できたね」
 
 
と、前のめりにアピールしていくことで、お子さんの中でのお母さんというポジションをゆるぎないものにしていきましょう。
 
 
そうすることで、お子さんの心のコップを整え、愛情で満たし、心の安定へと導いてあげることができるようになります。
 
 

 
 
発達障害のお子さんの心の不安定さには
 
 
①今の状況・感覚・気持ちに気付かせる声かけ
 
 
②お母さんの存在を積極的にアピールして信頼関係を築く
 
 
この2つのポイントを押さえて対応してみてください。
 
 
お子さんの状態や行動をじっくり観察して、お母さんの自身の理解や思考・感情に関わる脳のエリアを発達させるという視点も持ってみると、新しい発見があるかもしれません。
 
 
きっと、お子さんのゆるぎない安心感へとつながるお母さんにしかできないサポートができると思います。
 
 
ぜひ、一緒に取り組んでいきましょう。
 
 
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執筆者:永作瑛里
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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