発達障害・グレーゾーンの子どものやる気が起きないことに困っているお母さん必見です!お子さんが何事にも消極的でやる気が起きないのはネガティブな脳に原因があります。お母さんの声かけで脳をだましてお子さんを積極的な子にシフトし成長させましょう! |
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの子どもの「やる気が起きない」はもう卒業!
朝からソファでだら〜っとしていたり、ぼ〜っとテレビを見続けていたりと、活動量が数ないお子さんを見ているとつい「早く動きなさい!」と言ってしまいますよね。
お子さんが中々やる気が起きなくて困っているお母さん、実は多いと思います。
お母さんとしては、色んなことに積極的に参加したり挑戦したりしてほしいですよね。
実は私もそうでした。
子どもにいろいろなことをいくら勧めてもやらないし、やりたがらない。
・習い事の体験
・育児サークルでは体操やお遊戯
・お友達とのなわとびや鬼ごっこなどの遊び
・折り紙やぬり絵
やれない場面・やらない場面を挙げるとキリがないかもしれませんね。
お母さん、こういう場面で少しお子さんを観察してみてください。
お子さんはこのような言葉を言っていませんか?
「どうせ僕(私)なんて。」
「どうせできないから。」
「いいや。やらない。」
このようなネガティブ発言をするお子さんに対して、「なんでやらないの?」とお母さんもイライラしていることでしょう。
ですが、イライラしている暇はありません。
このような言葉を発していたら要注意です!
お子さんのやる気が起きないことや行動量が少ないことは、その子自身のネガティブな口ぐせが原因かもしれません。
ではなぜネガティブな口ぐせがお子さんのやる気や活動量と関係するのでしょうか?
2.ネガティブな脳はこんなにもお子さんの成長に影響します
ではネガティブな口ぐせが、お子さんのやる気や活動量と関係する理由をお話ししていきます。
まず、発達障害・グレーゾーンのお子さんは元々ネガティブ思考になりやすいという特性があります。
加えて発達障害・グレーゾーンのお子さんは、小さい頃からできないことが多いため失敗経験が重なり、叱られたり怒られたりするという経験をたくさんしています。
「どうせ」と言うネガティブな口ぐせも、本来の特性に加え小さい頃から積み重なったたくさんの失敗経験が影響していることは否めません。
このたくさんの失敗体験は、お子さんをとても傷つけています。
毎日のネガティブな積み重ねによって、お子さんの自信は削がれ続けているのです。
このような経験から自信を失ったお子さんは、自分から行動することも少なくなっていきます。
失敗を重ねれば重ねるほど自分が嫌になってしまうから、行動しなくなっていくのです。
失敗したくないから行動しない
↓
結果としてできることが増えない
↓
さらに自信をなくしていく
まさに負のスパイラルです。
これがネガティブな口ぐせが、お子さんのやる気や活動量を減らしてしまっている理由です。
ですが、お母さんに朗報です!
実は、脳は「思い」よりも「言葉や動作」をより強く記憶するという特徴があることが判っています。
つまり、「できない」と思っている気持ちよりも「できない」と実際に言葉にする方が脳に与える影響が大きいということです。
「できないよ…」
「自信がないよ…」
と言葉にしてしまうことで脳が「自信がない!できない!」と記憶してしまうのです。
これではお子さんもやる気が起きないし行動量も増える訳がありません。
このことから、お子さんの口ぐせを早急に変え、脳の記憶をポジティブな記憶に書き換える必要があることがお解りいただけたと思います。
3.積極的な子どもにシフトさせるコツはお母さんのこんな声かけです!
では、お子さんの口ぐせを変えるにはどうすればいいのか?
ズバリ、お母さんの口ぐせを変えることです!
「いやいや、私じゃなくて子どもを変えたいの!」と言われそうですが、お子さんを変えるにはまずお母さんが変わることが大切なのです!
お子さんの日常を振り返ったとき、お子さんは誰の言葉を一番聞いていますか?
そうです。お母さんの言葉です。
このお母さんのポジティブな言葉がお子さんを変えていくのです。
その影響は計り知れません。
そこでやって欲しいのはお子さんの行動や言葉を肯定していくことです。
「え!これだけ?」と言われそうですが「これだけ」です。
ですが、口ぐせは無意識に発している言葉です。
それを変えていくので、お母さんも最初は少しご自身の発する言葉に意識を向け注意を払う必要があります。
お母さんは、お子さんにかける言葉を肯定にする変換機を持ちましょう!
変換の言葉のポイントは、できていなくても「できた風」にすることです。
完璧にできるところを目指すのではなく、少しできたところを見つけていきます。
お子さんの「小さなできた!」を探して褒めてあげることです。
例をいくつか挙げますね。
片付けの場面では「まだこれしか片付けてないの?」を変換して
「お待たせ。一緒に片付けよう!」
「ボールを箱に直してくれたのね!」
「このコーナーは片付いたね。」
着替えをしていて服が突っ散らかっている場面では「こんなに散らかして!」「こんなにしちゃって!」を変換して
「パジャマを脱げたんだね!」
「脱ぐのが早いね!さすが!」
「着替えはじめたのね。」
という具合です。
そして、お子さんが何かをやろうとするときには例えどんな小さな挑戦でも
「できる!」
「やれる!」
「やってみよう!」
と思える言葉をやさしくお子さんに伝えることでお子さんの脳が「できる!」と思いこんでくれるのです。
このようにして、どんなときもお母さんは肯定の言葉を伝え続けていきましょう。
そうすれば小さな「できた!」という成功体験の積み重ねが、お子さんに自信をつけてくれます。
自信がついてくるとお子さんも「やってみよう!」と考えはじめます。
お子さんに肯定の言葉をたくさん伝えていけば、お子さんの脳の記憶がポジティブな記憶に変わり必ず行動に移すようになります。
そうすればお子さんの行動量は増え、色んなことに挑戦してくれるようになることでしょう。
いかがでしたか?
少し大袈裟かもしれませんが、お母さんが発した言葉がお子さんを作っていくと思ってトライしてみてくださいね!
お子さんが積極的に行動していく姿を見れる日が近々くることを祈っています。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)