わが子の子育てに一生懸命なママさん。診断は受けたけれど結局、対応方法は誰も教えてくれない!なんて困っていませんか?具体的にどうしたらいいかって専門家だって試行錯誤なのかもしれません。そんなママへの今回のご提案はコレです! |
【目次】
1.頑張っている子育てママはもっと声をあげるべき!
今日は、凸凹キッズの子育てママは、もっと怒っていい!というお話です。
誰を怒ってもいいか?と言うと、もちろん、子どもではありません。
正確に言えば、専門家を相手にママはもっと戦っていい!という意味です。
え〜!モンスターって言われちゃう〜!って、心配になっちゃいますよね?
ところが、ホンモノのモンスターペアレンツは、不当で理不尽で自己チューな要求をする人のことなので、正当に意見する子育てママをモンスターとは言いません。
ママがもっと怒っていい!と言える理由が私にはあります。
私が色々な場所で講演や相談を受けて回っていた時、学会に参加していた時、私がとても嫌だったこと。
それは、
「あの子は、お母さんが◯◯だから…」
「あの家は、親がちょっと…」
という会話が飛び交っていることでした。
つまり、子どもがあんな風になっているのは、家でのお母さんの養育態度に問題があるからであって、ウチで対応できる範囲ではないんですよね〜!ということを言おうとしているのです。
2.専門家が知識だけで、実際には手を出せなかった理由
私は、子どもが荒れている原因をお母さんのせいにした発言に毎回イラッとしていました。
さらに、もっとイラついたのは、そういった理由を並べるだけ並べて、やるべき対応が行われてないことでした。
もちろん、一生懸命な専門家もたくさんいました。
私の講演を聞いて、「そうすればいいんですね!」と目を輝かせる先生方も多かったのです。
けれども、いつしか私の中で誰も手を抜いている訳ではなく、ただどうしたらいいのか分からないだけなんだ…そう理解できるようになりました。
さらに、こうすればいいのに…と思っているだけの私も結局、自分の職域以上のことには手を出そうとしない専門家と同じだ…と気づいたのです。
ぶっちゃけて言うと、発達障害の分野では凸凹キッズの子育てママたちは「厄介だ」と思われています。
子どもを怒ってばかりで逆効果の対応をしている…。
また、気性が荒くて深く関わるのは気が引ける…。
そう思われているから、ママをサポートするサービスはなかなか登場しませんでした。
しかし、私がお話ししてきたママたちにそんなに厄介な人がいたか?と言うと、そんなことはありませんでした。
ただ知識がない中、一生懸命に子どもをなんとかしようとして間違った対応になってしまっているだけだったのです。
3.わが子が成長するためなら…やっちゃえ!子育てママ
それなら、発達凸凹の子育てママ達に、正しい知識や対応方法を覚えてもらえばいい!
本当ならたったそれだけで解決するのに、誰もそれをやろうとしていないことに気が付いたのです。
だったら…やっちゃおう!
教える先生の数が足りないから、実際に私のメソッドで子育てが楽になったママさんを先生にしちゃおう!
それが私の作った「発達科学ラボ」の仕組みです。
一生懸命に子育てを頑張っているママさん、言われっ放しで終わらないでください。
立ち上がって欲しい。
発達凸凹キッズのママたちは厄介な人種ではないと証明して欲しい。
専門家がやらないなら、自分たちでやろう、と。
先に学んだママが、次に学びたいママに教える。
このリレーが成立すれば、私一人でやるよりも、圧倒的に早く広まるんですから。
学ぶこと、動き出すことに臆病にならず、今を変えたいなら立ち上がって欲しい!
この仕組みを一緒に日本のスタンダードにしようと思ってくれる人と仕事がしたい! 日々そう思っています。
ママの知識を深める情報をたくさんお送りしています
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)