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字が汚い発達障害の子どもが整った字を書けるようになる3つの秘訣

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マスや罫線からはみ出し、読めないほど字が汚い発達障害のお子さんに困っていませんか。もしかしたら、見る力が弱い可能性があります。整った字を書けるようにする秘訣をお伝えします。
 

【目次】

 

1.読めないほど字が汚い発達障害の息子

 
 
読めないほど字が汚い発達障害のお子さんにお困りではないですか。
 
 
お子さんの汚い字を見ると「もっと綺麗に書いて!」や「読める字で書いて!」と言いたくなりますよね。
 
 
我が家の現在小学5年の発達障害の息子も、以前は読めないほどの汚い字を書くので困っていました。
 
 
文字が大きすぎたり、小さすぎたり、バランスが悪かったり、マスや罫線からはみ出したりしていました。
 
 
 学年が上がるにつれ、マスや罫線の大きさが徐々に小さくなるので、とても苦労していました。
 
 
 例えば以下のような困りごとです・
 
 
 ◆連絡帳
 
 連絡帳の内容が読めないことがよくありました。特に、困ったことは、重要な数字が汚いため読み間違えてしまうことです。結果、期日を間違えたり、宿題の範囲を間違えたりしました。
 
 
 ◆漢字学習
 
漢字練習では、とめはねができていない、くっつける箇所がくっついていないなどバランスが悪い汚い字でした。
 
 
 ◆計算
 
算数の計算では、計算はできているのに、書いた数字が汚いことで答えが似た数字に読み取られてしまい、不正解になることがありました。 また、計算の途中に、自分で書いた数字が汚いため読み間違えて、計算ミスをしてしまうことがありました。
 
 
 このように字が汚いことで、いろいろな困りごとがありました。
 
 
 
 
私は、読めないので「もっと丁寧に書いて!」「もっと綺麗に書いて!」とよく言っていました。 しかし、そのような声かけでは、息子の書く字は全く変わらなかったんです。
 
 
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2.どうして練習しても字がきれいに書けないの?

 
 
字が汚い発達障害の子どもは、どうして字がきれいに書けないのでしょうか?
 
 
 繰り返し練習しても何度注意しても汚い字を書く子どもは、視覚機能に未熟な部分があるからです。
 
 
 私たちは、普段視力で見る力を判断することに慣れていますが、視覚機能とは視力とは違います
 
 
 字を書くときに大きく関わってくる視覚機能は2つあります。
 
 
 ・見たものの形や色、上下左右、空間での位置関係などの情報を「認識する力」
 
 
 ・眼から得た情報を元に手足や体を動かす「眼と体のチームワーク力」
 
 
つまり、汚い字を書く発達障害の子どもは、不器用な子が多く、眼で見て手を動かすことが苦手眼から入った情報を正しく認識し、出力する機能が弱いのです。
 
 
ですので、発達障害の子どもは、繰り返し練習しても何度注意しても字が汚いまま改善されない訳です。
 
 
 
 
しかし、改善策はありますので安心してくださいね。お母さんの声かけで未熟な見る力を発達させることができます。また、見たものを正しく認識し、それに合わせて体を動かすためのトレーニングもオススメです
 
 
 
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3.発達障害の子どもにおすすめ!汚い字を改善するための3つの秘訣

 
 
字が汚い発達障害の子どもがきれいな字を書くためには、お母さんの声かけと見る力を伸ばすことが鍵になります。では、ご紹介します。
 
 

◆①部分的に褒める

 
 
「もっと丁寧に書いて!」「もっと綺麗に書いて!」という言葉は、大人ならイメージがわきますが、子ども、特に発達障害の子どもはイメージしにくく分かりにくいです。
 
 
どんな字が丁寧なのか、どんな字が綺麗なのかが分からないので、より具体的に分かりやすく教えていく必要があります。そのために、お子さんが書いた字の中で良い字や良い部分を見つけて、お子さんに伝えます。
 
 
例えば
 
 
・この字は、綺麗(丁寧)に書けたね!
 
・この字は、マスに収まっていていいね!
 
・この字は、左右のバランスが良くていいね!
 
・この字は、くっつけるところがしっかりくっついているね!
 
・このハネは、とても上手だね!
 
 
このように、すでに綺麗に書けている文字やできている部分を見つけて、具体的に褒めます
 
 
褒められた文字が見本となり、また同じように書こうという気持ちになります。
 
 
注意ばかりしていると、子どもは自信をなくし、やる気をなくします
 
 
1文字でも部分的でも良いので、できた部分を見つけて褒めるようにしましょう。
 
 
褒められることによって、子どもは自信もつきます。自信がつくと、字を書くことや苦手なことも、頑張ろうという気持ちになれます。
 
 

◆②お手伝い

 
 
見る力を伸ばすためには、お手伝いはとても有効です。
 
 
まずは、平面のお手伝いをお勧めします。テーブルを拭き、玄関掃除、掃除機をかけるなどです。
 
 
平面のお手伝いが慣れてきたら、立体的な所のお手伝いをします。お風呂掃除やトイレ掃除、料理などです。
 
 
眼で見ながら体を動かすので、見る力の「眼と体のチームワーク力」を伸ばすトレーニングになります。
 
 
意識してよく見ることをさせたいので、
 
「汚れているところがないか、よーく見てね!」
 
などと声かけしてください。
 
 
そして、お子さんが、お手伝いをしてくれたら「ありがとう。助かったよ!」という感謝の声かけも一緒にしてあげてくださいね。
 
 
感謝されると、お子さんも嬉しく、またやろうという気持ちになります。
 
 

◆③じゃんけん体操

 
 
お母さんが出したグー、チョキ、パーかを見て、お子さんもグー、チョキ、パーを出していきます。
 
 
①お母さんが出したものと同じものをお子さんに出してもらいます
〈例〉お母さんがグー→子どももグー→どんどんグーチョキパーを変えて出していく
 
 
②お母さんが出したものに勝つものをお子さんに出してもらう
〈例〉お母さんがグー→子どもはパー→どんどんグーチョキパーを変えて出していく
 
 
③お母さんが出したものに負けるものをお子さんに出してもらう
〈例〉お母さんさんがグー→お子さんはチョキ→どんどんグーチョキパーを変えて出していく
 
 
最初はゆっくりやってみて、慣れてきたら徐々にテンポよくどんどんグーチョキパーをだしていきます。
 
 
お子さんは、眼で情報をキャッチして、手でグーチョキパーをするので、こちらも眼と手のチームワーク力のトレーニングになります
 
 
じゃんけんを利用してやることで、遊び感覚でできます。つまらないことが嫌いな発達凸凹の息子も、楽しくトレーニングすることができました。
 
 
いかがでしたか。字が汚い子どもにいくら注意しても字が上達されません。お母さんが1文字でも部分的でも良いところを見つけ褒めてあげてください。
 
 
できそうなら、お手伝いや親子でじゃんけん体操もすると、字を書くことに必要な力である“見る力”を伸ばしてあげることができますよ。
 
 
 
 
さて、我が家の息子はというと、気持ちに左右されるところがあるものの、だいぶ綺麗な字を書くようになってきました。方眼罫5㎜のマスや幅が狭くなった罫線のノートにも慣れてきました。
 
 
ぜひ、親子の会話を楽しみながらやってみてください。
 
 
板書が苦手なお子さんの対応は、こちらもぜひお読みください。
 
 
 
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執筆者:高嶋ともこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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