発達障害の不安が強い子のお母さんも不安が強い?不安解消には育児日記がおすすめです

発達障害やグレーゾーンのお子さんの不安が強いなら、実はお母さんが同じ気質を持っていることも。お子さんを優先してお母さん自身の不安解消は後回しでは?気持ちを書き出す日記には不安を解消する効果があるのです。今日から一緒に育児日記を始めませんか?
 

【目次】

 

1.発達障害の我が子は不安が強い…実は私も!と思ったことはありませんか?

 
 
新しいことや環境の変化が苦手だったり、なにか少しでも変わったことがあると不安に感じて心配になってしまう。
 
 
楽しいはずの行事にもなかなか参加できない
 
 
そんな発達障害やグレーゾーンの不安が強いお子さんを育てているお母さん!
 
 
もしやお母さんもお子さんの育児を通して、実は私も不安が強いと感じたことはありませんか?
 
 
お母さんも子どもの不安の強さに振り回され、お母さん自身が不安になる。
 
 
また、お母さんの不安の強さを子どもが感じ取り子どもまでもが不安になる。
 
 
これでは親子ともに負のループに陥ってしまい、延々と続いてしまいますよね。
 
 
実は私がそうでした。
 
 
私自身がなんとなく不安が強い傾向があるんだろうな!とは思っていましたが、子どもを育てる上で、自分の不安気質と向き合うことになりました。
 
 
自分の不安が強い気質に対し、そこでどう自分自身と向き合い育児をしていくのかを考えたときにとても役に立ったのが育児日記です。
 
 
 
 
今回は娘が生まれてからつけている育児日記についてお伝えします。
 
 
不安になりやすいお母さんは日記を続けていくことで、のちに自分を助けてくれるお助けアイテムになりますよ。
 
 
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2.本当に優先すべきは子どもではなくお母さんの気持ち

 
 
親子で不安が強い気質は遺伝しやすいと前項でお伝えしましたが、育児・家事・仕事に忙しいお母さんはついつい自分の気持ちを後回しにしていることも多いと思います。
 
 
目の前にいる子どもの不安をどうにかしてあげたいと思うことで、子どもの状況だけに目がいってしまいがちです。
 
 
しかし、実はお母さんが自分の不安が強いという気質に向き合うことでお子さんの不安の強さが和らぐことがあるのです。
 
 
実際にお子さんは産まれてから長い時間を過ごすことも多いのがお母さんです。大好きなお母さんの心情を一番に感じ取ってしまうのも当然ですよね。
 
 
そして、不安な気持ちでいると心情が顔に出るだけでなく、発する言葉もすべて不安まじりのものになってきます。
 
 
例えば、この子はお友達ができるかしら?と考えたときに、不安な顔をしたり、発する言葉も「そんなことしていたら友達なんかできないんだからね!」とネガティブだったり。
 
 
離れている間、私がいないところでちゃんとやっているのかしら?とお母さんはずっと子どものことを考え不安になり、顔を合わせるなり、「ちゃんとやってきたの?できたの?大丈夫だった?」と自分の不安をぶつけたり
 
 
こんなマイナスな対応をされていたら、いやでもお子さんは不安になりますよね。
 
 
 
 
そして、子どものことをまったく信用していないのが垣間見えます。
 
 
でも実はこれ、私が自分自身の不安の強さと向き合う前に娘に対しやってしまっていた行動や言動なんです。
 
 
子どもが不安になっているというより、お母さんが一人で不安になっているだけですよね。
 
 
そして不安になりやすいことが災いして、まだ起こっていないことに対しても不安が湧き上がることもしばしば。
 
 
でもそれは取り越し苦労だったりすることもありませんか?
 
 
お母さんがまず自分の気持ちを整えることで、親子ともに不安の無限ループを断ち切ることができるんです。
 
 
どうか不安が強いのは子どもだけの問題と考えず、お母さんはぜひ自分の不安になりやすい気持ちを認めてあげて、自分自身を優先して対処してくださいね。
 
 
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3.お母さんの不安脱却のお助けアイテム、育児日記のススメ

 
 
不安が強いお母さんはぜひ育児日記をつけてほしいです。
 
 
育児日記ですので、その日にあったこと・楽しかったことなどを書きますよね。
 
 
そこに自分が感じた不安や、実際にそのときにどう行動したのか、子どもの不安に触れた折に感じたこと子どもの行動を書き出すことを追加してほしいと思います。
 
 
では、育児日記がおすすめな理由をお伝えしますね。
 
 

◆情報が整理できる

 
 
第一に書き出すことで、頭の中でもやもやしていた情報が整理され、冷静に俯瞰して見られるようになります。そして、
 
 
自分はどのようなときに不安になりやすい傾向があるのか?
 
・子どももどのような状況で不安が出ているのか?
 
 
ということが後で見てわかるようになります。
 
 
不安な感情を書き出し分析することで、対処方法や、実は取越し苦労で終わっていたのかが記録に残り、見てわかるようになるのです。
 
 

◆ストレス解消になる

 
 
自分の感情をそのまま書くことで不安な気持ちを吐き出し、気持ちをすっきりさせストレスを解消することにつながります。
 
 
自分の感情を書き出すことはポジティブな気持ちになる効果があると言われています。
 
 
ストレスを解消することができれば、不安が強いお母さんも徐々に湧き上がる不安とうまく付き合うことができ、自分の感情をコントロールしやすくなりますよ。
 
 
 
 

◆自分の本音を正直に書ける

 
 
最近ではSNSが普及し、自分の育児を世の中に向けて発信している方も多いと思います。
 
 
多くの人の目に触れることもあり、実は良いことばかりを投稿していたりしていませんか?
 
 
だからこそ、ここでは小さくても良いのでノートを用意していただき、本当の自分の気持ちを書いてほしいと思います。
 
 
それは誰にも見せることもないと思うので遠慮なく書けるのではないでしょうか。
 
 
本音を書き出す育児日記は、お母さんをのちに助けてくれるアイテムになります。
 
 
そして状況が良かったときよりも、困ったときや良くない状況のときほど改善するヒントが沢山隠れています
 
 
いかがでしたか?
 
 
お母さん自身も不安が減れば、笑顔がたくさんあふれますよね。お子さんはお母さんの笑顔が大好きです。
 
 
お母さんの笑顔があれば子どもの不安が強い気質も緩和されるかもしれません。
 
 
私も自分の不安気質とうまく付き合えるよう日々模索中です。一緒に頑張りましょう!
 
 
みなさんの毎日に笑顔があふれますように。
 
 
不安が強く自信がないお母さんのお悩みには、不安気質を強みに変えて対応できる方法があります。あわせてチェックしてくださいね。
 
 
 
 
親子で不安気質と上手に共存する方法をご紹介中!

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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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