冬休みがチャンス!発達障害の子どもの学習の遅れを取り戻すお母さんの支援方法とは?

2020年はコロナ休校の影響もあり発達障害のお子さんの学習の遅れが気になっていませんか。私には子どもが保健室登校になり勉強が遅れてしまい不安になった経験があります。勉強の遅れを取り戻すため長期休みに取り組んだ学習支援方法をご紹介します。
 

【目次】

 

1.発達障害の子どもの学習が遅れていませんか?

 
 
発達障害の子どもは、できることとできないことの差が大きいために、つまずいたり失敗したりすることが多くなります。
 
 
周囲の人から指摘を受けたり、怒られ続けたりすると
 
 
「自分はみんなと同じようにできない」
 
「何をやってもダメ、自分はダメな人間なんだ」
 
 
自信を失ってしまいます
 
 
 
 
グレーゾーンの子ほど、このような特性を周りから理解されず、辛い思いをしていることが少なくありません。
 
 
小学校低学年のときは計算問題や漢字の書き取りが中心なのでついていける子も、中学年になると、抽象的な思考や理解が求められるようになります。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、抽象的な言葉や言い方では理解できないことがあります。
 
 
また、自分の思っていることや考えていることをうまく表現できないこともあるため、モヤモヤすることが多くなるかもしれません。
 
 
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2.勉強でのつまずきは苦痛そのもの

 
 
私の息子は小学校の3年生までは、みんなと一緒に普通に授業を受けていました。
 
 
そのときは、息子が授業を受けられなくなる日が来るなんて思ってもいませんでした。
 
 
学校では、先生1人に対してクラスに30人くらいの子どもたちがいます。
 
 
子ども1人にかけられる時間はほんのわずか。なかなかそれぞれの子どもの特性にあわせて対応することは難しい環境です。
 
 
 
 
また、「勉強」は小学校の3年生の後半くらいから、急に難しくなります。
 
 
発達障害の子どもが特に苦手な抽象的な思考や理解が求められるようになり、ボリュームも増えます
 
 
さらに息子の場合、小学校3年生の後半に隣の席のお子さんにいたずらされることが増え、授業に集中したくても難しくなっていました。
 
 
そのことがきっかけで教室で授業が受けられなくなってしまったのです。
 
 
担任の先生も心配して、「授業に集中できないことがある」と連絡をしてくださったほどです。
 
 
とは言え、3年生の間はどうにかクラスのみんなと一緒に授業を受けることができていました。
 
 
ところが、小学校4年生の1学期はクラスのみんなと一緒に授業が受けられなくなってしまったのです。
 
 
1学期間のほとんどを、保健室で過ごしていました。保健室では、主に本人が得意な漢字ドリルや国語の教科書を読むといったことをしていました。
 
 
しかし、担任の先生に教えていただくわけではないので、苦手な算数などは全くできず、どんどん解らなくなってしまいました
 
 
1学期間の学習が丸々遅れてしまったのです。
 
 
2020年は、コロナ休校の影響により授業が受けられず学習が遅れてしまったお子さんは多いと思います。
 
 
息子のように保健室登校になってしまったことと、少し状況は違うかもしれませんが、丸々1学期間の勉強ができなかったことという点では同じです。
 
 
多くのお母さんたちが不安に思っておられたように、私も不安でいっぱいでした。
 
 
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3.発達障害の子どもが学習を習慣化するには?

 
 
私は、夏休み前に「発達科学コミュケーション」に出会いました。必要なのはお母さんの肯定的な関わりだと知りました。
 
 
そこで夏休みを利用して、家庭での学習支援をしていこうと決めたのです。
 
 
まずは、子どもがどのようなことでつまずいているのか、現状をしっかり把握することから始めました。
 
 
私は息子の現状を分析してみました。息子は4年生の1学期は成績が付かないほど算数が苦手でした。
 
 
・算数で苦手なもの:特に図形と文章題が苦手
 
・算数の中でも計算は好き
 
漢字は得意
 
 
算数に苦手意識があるとしても、できている部分もあります
 
 
現状を把握した後に、家庭学習を続けるために私がどんな取り組みをしたのかご紹介しますね。
 
 

◆①得意なものから取り組む

 
 
私が夏休みに息子とやったことは、まずは息子の得意な漢字ドリルへの取り組みです。
 
 
子どもは得意なことには集中力を発揮します。
 
 
大人も子どもみんな同じだと思いますが、自分の苦手なことはやりたくないし、後回しになったりしますね。
 
 
息子は苦手な算数にはなかなか手をつけようとしませんでした。
 
 
私が「分からないと困るから、算数やらなきゃね!」「がんばってやらないと!」なんて言うとますます反発するばかり。
 
 
ですから、得意な漢字ドリルから取り掛かったのです!
 
 
漢字ドリルは花丸だらけ
 
 
ドリルいっぱいに丸が増えました。得意な教科で丸がたくさんもらえたので、本人も気分が上がります。
 
 
しばらくは、漢字ドリルだけを自分の好きな量だけ取り組むようにしていました。
 
 

◆②苦手な教科はハードルをぐっと下げる

 
 
本人の気分が乗ってきたところで、ようやく算数に取り掛かりました。
 
 
算数は苦手なので本人が確実にできる1つ下の学年まで戻りました
 
 
それも、1回にやるのは1、2問だけ。私の作った簡単な問題をほんの少しやるだけです。
 
 
本人も簡単な問題を少量しか出されないので負担を感じることもなく、毎日、学習することができたのです。
 
 
息子はルーティン化する方が安心するタイプです。毎日少しずつ学習することが本人にとっても安心につながり、夏休みを安定して過ごすことにつながりました。
 
 

◆③スモールステップで進める

 
 
文章問題などは同じような問題で数字だけを変え、似たような問題を繰り返し解くように工夫しました。
 
 
丸がノートいっぱいになり、ドンドン本人に自信がついてきて、子どもの方からも「もっと問題出して!」と言うようにまでなったのです!
 
 
夏休みの終わりの頃には、1学期にできなかった算数の範囲を全部クリアすることができました!
 
 
 
 

4.発達障害の子どもに合った学習支援とは?

 
 
発達障害の子どもの特性に合わせた学習支援をすると理解が深まります。我が家で行った具体的な例をお伝えしますね。
 
 

◆目でみてわかる方法で支援

 
 
発達障害・グレーゾーンの子の多くは「耳」からの情報よりも「目」で見た情報の方が、取り入れやすい「視覚優位」という特性があります。
 
 
また、実際のものを見て体験したり、具体的に絵や図を書いたり画像や文字を使うことでイメージしやすくなります。
 
 
例えば、
 
 
・大きな数を覚えるときには、0〜9のカードを並び替えて覚える
 
 
子どもは、ゲームや遊び感覚で色々な数字を並び替えます。
 
 
10枚のカードで作れる数字を並び替えているうちに自然と大きな数字を覚えていきます
 
 
・単位を覚えるときには、大きさの違うペットボトルに水を入れてみたり、実際にmLとLを比べて見ると、イメージしやすくなり、単位を覚えやすくなる
 
 
こういった方法で支援すると、実際に手を動かすことにもなり、頭で考えるだけよりもより理解が深まります
 
 

◆好きなものと組み合わせる

 
 
発達障害の子どもは興味がないことにはなかなか取り掛かれないという特性があります。
 
 
反対に好きなことや興味があることにはどんどん自分から行動することができます
 
 
息子はコーラが大好きです。
 
 
ですから、大好きなコーラのペットボトルで問題を出しました。
 
 
「1.5Lのペットボトルを3日間で飲んでね!」
 
「1日に何Lずつ飲めばいいでしょう?」
 
「1.5÷3=0.5、0.5Lだから500mL!」
 
 
と答えがスラスラと出てきました。
 
 
さらに続けて、
 
 
「それをお兄ちゃんと二人で仲良く分けて飲んでね!」
 
「一人1日何mLずつ飲むことができるかな?」
 
 
と言う質問に、即座に
 
 
「一人250mLだね」
 
「500mLのペットボトルの半分か…」
 
 
と答えました。
 
 
好きなコーラと組み合わせることで、自然と算数の勉強ができてしまったのです。
 
 
このように、子どもの興味のあるものや好きなものと関連づけることで、自然と勉強ができていきます
 
 
 
 

◆指示は1文につき1つ、ゆっくり、簡単な言葉で!

 
 
発達障害の子どもは、文章が長くてまわりくどい表現は苦手です。
 
 
声をかけるときも、簡単な言葉でゆっくり話しかけます
 
 
やること=「勉強の内容」をできる限り細分化して、一度に多くの指示を出さないようにします。
 
 
そして、子どもと一緒に勉強するときには、「わかりやすい言葉でゆっくり話す」ようにしました。
 
 
息子は文章問題が苦手なので、私がポイントなるところを分かりやすく問題をゆっくり読みました。
 
 
文章問題が苦手な子は文章を読むことがイヤ!という子も多いと思います。
 
 
そんなときには、お母さんがゆっくりと読んであげると良いですね。
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
 
私のこのような取り組みで、1学期には評価が付かなかった算数が3学期には「よくできました」に◯がつきました!
 
 
1学期はいつも算数のテストはビリビリ、グチャグチャで、ランドセルの奥の方にしまわれていました。
 
 
しかし、3学期はニコニコ笑顔で算数のテストを見せてくれるまでになりました。
 
 
「できる」「できた」の小さな成功体験の積み重ねが大切です。
 
 
一番大切なことは子どもに「苦手意識を持たせないこと」です。
 
 
自信がついて得意が増えてくれば、勉強にもどんどん意欲的になります。
 
 
お母さんはできている部分に目を向けて、少しでも成長しているところを見逃さず、「すごいね!」「よくできているね!」と声をかけてあげてください。
 
 
お母さんのサポートで子どもは必ず伸びます。
 
 
この長期休みを利用して、お子さんの「得意」を伸ばして「勉強」を支援してあげてくださいね。
 
 
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執筆者:深井淳子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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