林修先生に学ぶ!小学生のわが子に友達がいないと感じた親が持つべき視点とは

 

小学生のわが子は友達付き合いが苦手で友達がいないみたい…と心配しているママはいませんか?実は、小学校時代に友達関係がうまくいかなくて友達トラブルになっても心配いらないんです!林修先生に学ぶ、子ども時代の人間関係の本質・親が持つべき視点とは?
 

【目次】

 

執筆者:丸山香緒里
パステル総研編集長 発達科学コミュニケーションリサーチャー

発達障害グレーゾーンの困りごとを大人に持ち越さない!5年かかっても見つからなかった悩みの解決方法が5分で見つかる「パステル総研」編集長。パステル総研オープン以来、子育ての悩みを解決できるコンテンツを毎日お届けしています。子育ての「できない…」を「できた!」に変えるヒントをぜひパステル総研で手に入れてください!

 
 

パステル総研主宰:吉野加容子
発達科学コミュニケーション創始者、学術博士、臨床発達心理士

慶応⼤学⼤学院(博⼠課程修了)卒業後、企業で脳科学研究、医療機関で発達⽀援に従事。15年間発達に悩む親⼦へのカウンセリング、発達⽀援を⾏ってきた実績から得た「家庭で365⽇の発達⽀援が1番!」という考えのもと、脳科学、教育学、⼼理学のメソッドを合わせた独⾃の発達⽀援プログラム「発達科学コミュニケーション」を開発。

専門:脳科学、神経心理学、発達心理学、特別支援教育

 

1.小学生のわが子に友達がいないみたい…と悩んでいませんか?

 
冬休みが明けると3学期、いよいよ進級・進学の季節がやってきます。
 
 
小学校入学といえば、「友達100人できるかな♪」なんて歌がありますよね。
 
 
わが子がたくさんのお友達に囲まれて、毎日楽しく学校に通ってほしい。
 
 
こんな風に思っているお母さんはたくさんいらっしゃると思います。
 
 
ところが、発達障害・グレーゾーンのお子さんは簡単にいきません。
 
 
・ちょっかいを出しすぎてしまう
 
・調子に乗って一言多くなる
 
・友達との距離感が近い
 
・みんなのテンションが落ち着いてもまだ一人で盛り上がっている
 
 
という、すぐに仲良くなれるけど、「空気が読めない」タイプ。
 
 
反対に、
 
 
・なかなか友達の輪に入っていけない
 
・友達との会話がうまく続かない
 
・そもそも友達に興味がない
 
 
という、友達作りの段階から苦手な自閉傾向の子など、友達付き合いはとーっても難しいですよね。
 
 
特に春の時期は、まだまだ友達関係の得意・不得意、クラス替えの運・不運がかなり目立つ時期です。
 
 
元々のクラスから仲のいい子と一緒のクラスになれば、当然一緒に行動するでしょう。
 
 
知った子がいなくても自分から友達に話しかけることができたり、自分から輪に入っていけたりするタイプの子も、ポツンと一人になることはないでしょう。
 
 
一方で、仲のいい子と離れてしまった上、自分から話しかけられない子は孤立してしまいます。また、空気が読めないタイプだと、早々にトラブルを起こしてクラスから浮いてしまったりします。
 
 
特に今の時期は、新しいクラスメイトに対して緊張感が取れなかったり、様子見だったりする子が多い時期。そんなタイミングでトラブルを起こすとかなり目立ってしまいます。
 
 
 
 
今日は何とかトラブルなしで過ごしてほしい!と切実に願っているお母さん、本当にトラブルがなければそれでいいんでしょうか?
 
 
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2.友達トラブルがないって本当にいいコト?

 
 
子どもが友達とケンカせず、トラブルなく遊べたら合格でしょうか?
 
 
もちろん、お子さんが学校でトラブルなく過ごせたら、お母さんはほっとするかもしれません。
 
 
ちょっと考えていただきたいんです!
 
 
何の争いもなく穏やかに過ごせることで、子どもが何かを得ていたり、成長したりしているのでしょうか?
 
 
友達とトラブルがなかった!と言っても、
 
 
・遊びたい場面で距離を取る
・発言したくても我慢する
・ひとまずニコニコうなずいておく
 
 
というものであったとしたら…それでいいわけないですよね!
 
 
小さな争いを何度も繰り返して、お互いの妥協点を探って、お互いを知って仲良くなるものではないでしょうか。
 
 
 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの場合、お子さんのテンションにみんながついていけず、遠巻きにされているという可能性だって否定できません。
 
 
自閉症スペクトラムタイプのお子さんの場合は、元々1人遊びが大好き!トラブルがないということは仲よく遊べたわけではなく、同じ空間にいただけという可能性だってありますよね。
 
 
トラブルなく過ごせているからといって、成長しているわけでも、何かを得ているわけでもない場合があります。
 
 
むしろ、こうして友達との時間をやり過ごすことで、友達との付き合い方がいつまでたっても学習できない可能性もあるんです。
 
 
まず、親であるお母さんにはこの視点をもってほしいんです。
 
 
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3.林修先生に学ぶ、子ども時代の人間関係の本質・親が持つべき視点とは?

 
 
トラブルなく過ごせているからといって、友達付き合いがうまく行っているわけでもないし、友達付き合いの方法を学んでいるわけでもない。
 
 
その一方で、大きなトラブルがあるとお母さんの心配は一気に大きくなりますよね。
 
 
どうしてうちの子は仲よく遊べないんだろう…
今日は手が出てしまった…
相手のお友だちに申し訳ない…
謝りにいかないと…
 
 
今の時期はまだまだ相手のお子さんのお母さんもどんな方か分からない…お母さんのお気持ちは痛いほど分かります。
 
 
お母さんが不安定になると、お子さんまで不安になってしまいます。ですからお母さんにはできるだけどーんと構えておいてほしいのです。
 
 
つまり、お母さんが「どーん!」と構えられるように考え方を変えること。 これが大事なんです!
 
 
トラブルが起こったときに申し訳なく思う気持ちは、人としてあたりまえのものです。
 
 
でもけがをさせたわけではなく、暴言を吐いたわけでもないのなら、過度に申し訳なく思う必要はないと思います。
 
 
相手のお子さんやご家族に過度に申し訳なく思うのは、「こんなことがあったけれど、これからもうちの子のいい友達でいてほしい…」という期待があるからではないでしょうか。
 
 
考え方を変えてほしいのはこの部分です!今度もしトラブルが起こったら、こんな風に考えてみませんか?
 
 
「これは人付き合いの練習だ!トラブルになった子とうちの子が一生お付き合いするわけじゃない!今だけのお付き合いだ!」
 
 
「いつやるの?今でしょ!」で有名な林修先生が「初耳学」というテレビ番組でおっしゃっていたことをご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
 
 
林先生は「小中の友だちなんてクソみたいなもの」とおっしゃっていました(2017年11月19日放送)。
 
 
実際に、そのときの番組ゲストの方も、小中の同級生とは年に1回会うかどうかという方がほとんどでした。
 
 
この林先生の言葉、私は「その通り!」と思いながら聞きました。
 
 
私は田舎育ちで、100年単位でご近所さんが変わっていないような場所で育ちました。もちろん、近所の人は父の幼馴染です。そういう状況だと「ずっと仲良しでいてほしい」という考えはある意味正解です。
 
 
ところが、実家を出た私は、小中の同級生で今も付き合いのあるのはたった1人しかいません(笑)しかもその1人は遠い親戚でもあるので、厳密な「友達」とも言い切れません。
 
 
それで何か困っているか…?いいえ、全く困っていません!今は今で信頼できる友達や仲間を得ているからです。
 
 
私に限らず、このような方は珍しくないですし、これからの子どもたちにとっても珍しいことではなくなるはずです。
 
 
今だけのお付き合いになるなら、覚悟を持って「友達付き合いが苦手だから、今しっかり練習させてもらおう!」という風に考えてみると、子どもが友達関係でトラブルがあったとしても、必要以上に申し訳なく思ったり、悩んだりすることはなくなります。
 
 
むしろ、喧嘩してくれてありがとう!と思えるかも?だって「練習中」ですから!
 
 
もちろん大きな失敗になってしまうと「もう遊びたくない!」とネガティブな気持ちが大きくなってしまいます。そうならないように、最低限のルールを作って、「友達とうまくやれた!」という成功体験を作ってあげてください。
 
 
それが自信になっていきます。
 
 
練習中の小さな失敗は、叱らずに話を聞いてフォローしてあげてください。この辺りはスポーツや勉強と同じです!
 
 
これからお子さんに友達トラブルが起こって、「どうしてうちの子は…」と思いそうになったら、「練習中だった!」と思い出してほしいと思います。
 
 
 
 
林先生のこの発言は、「クソ」という言葉が持つインパクトもあって、当時ネットニュースでかなり騒がれました。
 
 
私なりの解釈ではありますが、林先生は
 
友達関係はもっとメリハリをつけていい
 
とおっしゃりたかったのだと思っています。
 
 
結局のところ、本当に大事にしたい「人生の親友」は数人。しかも、いつ出会えるのか分かりません。
 
 
小学生で人生の親友に出会えた方は、もちろんその出会いを大切にすればいい。
 
 
一方で、小学校時代・中学校時代に人生の親友に出会えず、友達とうまくいかなかったからと言って「この子は友達がいない、できない」「一生友達付き合いが苦手なまま」ではないのです。
 
 
「友達100人できるかな♪」と言われますが、大人になると
 
 
「大事にしたい人を大事にする」
 
「それ以外の人とはそれなりに付き合っていく」
 
「結局のところ、たいして大事でもない職場の人と過ごす時間が一番長い。」
 
「同い年の人よりも、年齢が違う人との付き合いの方が多くなる」
 
 
が普通になりますよね。学校でクラスのみんなと仲良くしましょう、は現実とかけ離れています。
 
 
みなさん、みんなが仲良しなんて幻想なことは、もう十分ご存じのはずです。
 
 
私は、小学2年生の息子に常々「嫌な子とは無理に話さなくていい、遊ばなくていい」と伝えています。息子も、「今日○○くんにこんなことされて嫌だったから遊ぶのやめといた」と伝えてくれます。
 
 
まだ2年生なので、その子自体が嫌いという感じではなく、特定の場面でいじわるをされて嫌だという段階だと思います。
 
 
嫌な人の顔色を窺って、それでも仲良くなれるように頑張るのって、大人でも相当しんどいこと。ただでさえ友達付き合いが苦手な子どもがうまくやれるとは思えません。それで人と付き合うのがイヤになるなんて、本末転倒です。
 
 
今はインターネットで世界とつながっている時代です。それだけ多くの人に出会えるチャンスがあります。付き合う人は選べます!
 
 
だから、大事な人に出会えたときに、大事に付き合っていけるだけの経験をそれまでに積み重ねておく。それだけなんです。
 
 
こういう考え方をすれば、小学生のわが子に友達がいない…などと友達関係を心配せずに、おおらかにとらえられるのではないでしょうか?
 
 
むしろ今、子どもにとって一番大事な人って、友達ではなくお父さん・お母さん(ご両親)ですよね!お母さんがお子さんを大事に思うように、子どもに家族を大事に思う気持ちを伝えていく。まずはここからです!
 
 
友達付き合いが苦手なお子さんに友達がいないみたいとお悩みのお母さん、ぜひ違った視点からも考えてみてくださいね!
 
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
 (発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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