★3.11はどのような状況で被災されましたか?また子どもたちはどんな状況でしたか?
Bさん
ちょうど保育所をお休みしていて、自宅2階で昼寝をしているときに被災しました。
Cさん
幼児クラブから子どもと帰宅したばかりでした。
本人はびっくりした様子でしたが、暴れたりすることはありませんでした。
まだ片手で抱っこできる体重だったので、小脇に抱えて兄たちがいる小学校へ迎えに行きました。
Dさん
子どもは小学生だった姉と弟の2人です。
弟の方は、普段真っ直ぐ帰宅するのに、なぜかこの日は寄ったこともない友達の家に寄って被災しました。
自転車で学校周辺を探し回りましたがなかなか見つからず、夕方4時過ぎにそのお友達の保護者に連れられて家に向かって歩いている息子と会うことができました。
どんな状況で揺れに対処していたのか、当時小学1年生の息子に聞いても不確かです…。
お姉ちゃんの方は、学校の体育館で卒業式の準備中に被災しました。物が少なく揺れを感じにくかったようで、この地震での恐怖は少なかったようです。
Eさん
子どもがインフルエンザに罹って学校を休んでおり、買い物に行こうと思っていた時に地震がおきました。
おやつが家になかった為、「ポテトチップス!」と騒いでいたところをご近所さんが気づき、ご自宅からポテトチップスを持って来てくれました。
★訓練や見通しを立てておくことは重要だと感じましたか?
Bさん
先日の地震でもとっさに机の下に隠れていたので、やはり日頃の訓練は大事だと思いました。
Dさん
シチュエーションによってどうするか話し合っておくこと、揺れにどう対処するのか、定期的に確認することは大切で必要だと思います
Eさん
大きい地震がきた時は、身の安全を守ることが大切だと感じました。家の中ならどの場所が安全かを家族で話合うのも良いかと思います。
被害を少なくするには、背の高い家具はさけたり、食器棚の扉が開かないようにしたり、割れやすい物を飾ったり重ねておくことをやめたり…など、日々備えておくべきことは色々あるかと思います。
★お子さんを引き取りに行った際の様子などを教えてください
Bさん
聞いた話ですが、トイレが使用できないため、おもらしの状態で避難先の校庭で保護者の到着を待っていたそうです。
Cさん
小学校ではすぐに迎えにこれず、夜になってしまったお子さんもいたそうです。
学校は避難所になり、先生方は運営の為に残っていたので子どもたちは安心だったようです。
Dさん
上の小学5年の娘は、学校の1階にある支援級の教室で迎えを待っていました。
だいたい1時間以内に迎えに来ていたそうで、みんな友だちと話しながら待っていたそうです。
Eさん
我が家はインフルエンザの子がいたため長男の引き取りに行けず、ご近所さんにお願いしました。
★避難所は利用されましたか?
Cさん
利用せずに済みました。
近所の方が避難所で過ごした際に、発達障害の方の常同行動(手を叩く)があって余計に寝れなかったと話しを聞き、ウチは避難所には行けないなと感じました。
★そのほかお伝えしたいこと、アドバイスなどありましたらお願いします
Bさん
現在通っている学校では、本人が落ち着く物を防災バッグの中にひとつ入れておくように指導されています。
Cさん
また大きな地震が発生することを想定して、日頃からローリングストック や本人のお気に入りグッズなどのリュックを用意しておくことが大事だと思います。
服薬をしているので、出かける時は3日分の薬と飲み方のメモを本人のリュックに入れています。
※ローリングストックとは(農林水産省のHPより引用 stockguide-3.pdf (maff.go.jp))
Eさん
ある程度の時間を過ごせるよう、飲食類、好きな本やお絵描きセットなど、本人が落ち着けるものを用意しておくと良いと思います。