中間反抗期の発達障害の小学生が母親にだけ反抗的な理由と3つの対応

お母さんにだけ反抗的な態度を取る中間反抗期の小学生に悩んでいませんか?特にADHDタイプの発達障害の小学生の反抗的な態度には注意が必要です。一般的な反抗期とは何が違うのか?今回はお母さんにだけ反抗的になる理由とや3つの対応法をご紹介します。
 

【目次】

 

1.お母さんにだけ反抗的な態度!中間反抗期のADHD・発達障害の小学生に悩んでいませんか?

 
 
子どもが小学生の中学年から中学生に差し掛かると避けて通れないもの。それは反抗期です。
 
 
反抗期というと中学生のイメージがあるかもしれません。
 
 
しかし、小学生から始まる反抗期は「中間反抗期」・「10歳の壁」・「小4の壁」などと呼ばれています。
 
 
これまで素直でかわいかった我が子の口から吐き出される暴言、お母さんには耐えがたいですよね。
 
 
反抗期の親子関係についてお悩みのお母さんは、たくさんいらっしゃいます!
 
 
今回は、お母さんだけに反抗的な小学生の事例に沿って、対応策をご紹介します。
 
 
Aさんは、注意欠陥多動性障害(ADHD)・発達障害の特性のある小学4年生の息子さんのことで悩んでいました。
 
 
・お母さんだけに反抗的な態度
・乱暴で挑発的な言葉・暴言
・何かにつけて意地悪で執念深い
・お父さんの前では素直
 
 
他のお母さんに相談しても『時間が経てば、問題なくなるよ!』『ウチもあるある〜』と言われてしまい、スッキリしません。
 
 
お父さんに至っては『オレも昔はそうだったし』とか『これからもっとエスカレートするかもな』と、どこか他人事です
 
 
「よく聞く反抗期にしては、私にだけ、暴言や反抗的な態度がひどすぎる!」
 
「物を壊して家の中がめちゃくちゃ!私も精神的に限界…!」
 
 
息子さんのこのような態度は、成長の過程で時間が経てば、本当に改善するのでしょうか?
 
 
答えはNOです!
 
 
 
 
何も対策をしないまま、Aさんと息子さんの辛い状況を長引かせると、さらに悪化し改善させるのが困難になります。
 
 
状況の改善のためには、中間反抗期の子どもの態度をスルーしてはいけません!
 
 
今すぐ対策を講じて実践することが必要なのです!
 
 
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2.よく聞く反抗期とは違う!すぐに対処すべき理由

 
 
Aさんの息子さんのような反抗的な態度と、子どもの成長過程での反抗期とは、どこが違うのでしょうか?
 
 
実は、Aさんの息子さんのような、ADHDタイプの子どもの反抗的な態度は、放っておくと「反抗挑戦性障害」という、発達障害の二次障害になってしまう可能性があります。
 
 
反抗挑戦性障害とは、9~10歳未満の子どもに見られることの多い障害です。
 
 
症状は「かんしゃくを起こしたり、イライラしやすい」「権威ある人や大人と口論したり、規則を破る」「執念深い」の3つに分けられます。
 
 
子どもが発達障害の二次障害になってしまうと、専門的な対応が必要になり、改善するまでの時間がさらに長くかかります。
 
 
しかし、反抗的な態度も、子どもによってさまざま。男の子と女の子でも違ってきます。ですから、専門家に相談しないと反抗期との見極めが難しいのが現状です。
 
 
ここで重要になってくるのが、お母さんの気づきの力。お子さんと接した時に「あれ?」と思った瞬間を見逃さないでほしいのです。
 
 
例えばAさんの場合は、息子さんの態度や表情に“怖さが湧き上がった”そうです。
 
 
そんな息子さんに対して、今までのAさんはどんな対応していたのでしょうか?
 
 
 
 
実はAさんは、息子さんの反抗的な態度や暴言に対して、感情的に取り合い、暴言にひるんで無茶な要求を聞き入れていました。
 
 
その結果、息子さんの反抗的な態度や無理な要求が、さらにエスカレートしてしまったのです。
 
 
つまりAさんは「間違った対応をしていた」ということになります。このときのAさんは、息子さんに対する正しい対応を知りませんでした。
 
 
実は、発達障害・ADHDタイプの小学生の反抗的な態度には、正しい対応が必要なのです。
 
 
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3.反抗的な子どもの態度に効果あり!3つの対処法

 
 
では、お母さんにだけ反抗的な子どもへの「正しい対応」とはなんでしょうか?有効な対応を3つ紹介します。
 
 

◆①まずはこれ!感情的にならず、冷静に対応する

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、お母さんの感情的な態度には敏感です。
 
 
お母さんが感情的な態度で接してくると、さらに反抗的な態度で言い返したり無視したりお母さんの言うことをシャットアウトします。
 
 
お母さんは、子どものこのような態度にさらに腹を立てて感情的になってしまうため、子どもの態度がさらに悪化していきます。Aさんの対応と同じですね。
 
 
そうならないために、子どもの反抗的・挑発的な態度に対しては、決して感情的にならないことです。
 
 
お母さんは冷静な態度を保ち、子どもが冷静になるまで待ちましょう
 
 
一時的に、子どもの反抗的・挑発的な態度がエスカレートすることもありますが、ここでもお母さんは冷静な態度を貫きます。
 
 
冷静な態度を続けていると、次第に反抗的・挑戦的な態度で接しても無駄であることを、子どもが自ら学習し、態度も落ち着いてきます
 
 
お母さん、お子さんともに冷静になれたら、お子さんの気持ちをたくさん聞いてあげてくださいね。
 
 

◆②お父さんに状況を理解してもらう

 
 
お父さんには、「子どもが母親の言うことをきかない」という状況を、ぜひ理解してもらいましょう。
 
 
理解してくれる人がいることで、お母さんも安心できます。
 
 
お父さんに子どもの反抗的な態度について説明するときも、お母さんは冷静な態度で接することが重要です。
 
 
お父さんに説明するときに、お母さんが感情的な態度だと「お母さんが感情的だから、子どもも感情的になるんじゃないの?」と言われる可能性があります。
 
 
子どもが、どのような状況でお母さんに暴言をぶつけ、反抗的な態度を取るのかを具体的に説明して、理解してもらいましょう。
 
 

◆③子どもには約束を守りきらせる

 
 
約束したことをなかなか守れないのが、ADHDタイプの子どもです。これが繰り返されると、大人の方に「仕方がない」とあきらめの気持ちも出てしまいます。
 
 
ただ、こうやってあきらめていくと、子どもはどんどん約束を守れなくなっていきます。大人になったときに約束を守れないままだと、さらに困りごとが増していきます。
 
 
約束は、守りきらせることが大切です。また、約束を守れたらご褒美をあげるなど、ルールを明確に決めておくのも重要です。
 
 
約束を守れなかったときに、大人が子どもの弁解や屁理屈にとりあわないよう心がけます。大人が決めたことを破ったのでは、子どもは約束の大切さを学べません。
 
 
ただし、約束を守れなさそうな状況の時に、感情的にならないことが大切です。冷静に、普段と変わらない口調で
 
 
「そろそろゲームの時間が終わりだよ。ご飯を食べようか」
 
「時間オーバーだよ。次は何をするんだっけ?」
 
 
といった風に、子どもに声をかけます。最初はなかなか言ったとおりに動きませんが、穏やかな口調で何度か言い続けることで、次の行動に切り替えられるようになります。
 
 
 
 
さて、Aさんはその後、信頼のおける専門家に相談しました。そして、この3つの対応法を含めた「発達科学コミュニケーション」に基づく正しい対応を学び、実践しました。
 
 
すると、息子さんの態度が少しずつ落ち着き、Aさんに対する反抗的な態度は嘘のようになくなったのです!
 
 
登校しぶりもなく、笑顔いっぱいで元気に登校できるようになったとのことです。
 
 
いかがでしたか? もしお子さんが、お母さんにだけ反抗的な態度をとっていたら、3つの対応を実践し、子どもの感情に巻き込まれないように心がけてください。
 
 
もし、お母さん自身が疲れ切ってしまい、1人では対応しきれない!というときは、決して1人で抱え込まずカウンセリングを受けるなど、第三者に相談してくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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