一方的にしゃべり続ける発達障害ADHDの子にテキメン!会話力をUPさせる秘訣

発達障害・ADHDのお子さんはしゃべり続けると止まらない傾向があります。そのようなお子さんの対応に困っているお母さん必見です!一方通行なおしゃべりを会話上手に変える方法を教えます!

【目次】

 

1.一方的にしゃべり続ける発達障害・ADHD傾向の子ども達

 
 
発達障害・特に注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプのお子さんは、一度しゃべり始めると止まらなくなるタイプの方が多くいます。
 
 
相手のことなどお構いなしに一方的にどんどんしゃべり続ける様子に
 
 
学校でお友達にいやがれらてしまうのではないかと心配されているお母さんも多いです。
 
 
お家では、お母さんもお子さんの話を一所懸命聴こうと思っていらっしゃることでしょう。
 
 
ですが、お母さん業も忙しい。洗濯もある、宿題もみなきゃ、ご飯の支度など、お母さんにも都合と言うものがありますよね。
 
 
しかしお子さんは、そんなお母さんの都合などお構いなしでしゃべり続けるなんてことも多くあります。
 
 
そんなことが毎日続くと、
 
 
「こちらの相槌など聞こえてないみたい」
 
「毎日終わりのない話を聞く私の身にもなってよ!」
 
「うるさいな!少し静かにしてくれない?」
 
 
と、つい耳を覆いたくなりますよね。
 
 

 
 
可愛い我が子と思っているのに…
 
 
夜、お子さんの寝顔をみながら反省することもあるのではないでしょうか?
 
 
お母さん、大丈夫です!
 
 
その一方通行にしゃべり続けるお子さんを会話上手に変える方法があります。
 
 
それには大前提として、お子さんの「しゃべり続ける」行為はやめさせないことが必須です。
 
 
なぜ「しゃべり続ける」行為をやめさせない方がいいのか?その理由からお話ししますね。
 
 

2.発達障害・ADHD傾向のある子がしゃべり続ける訳

 
 
発達障害・特にADHD傾向のあるお子さんは、何かをしたいと思ったら我慢ができないと言う特性があります。
 
 
いわゆる「衝動性」です。
 
 
「今この話をしたい!」と思ったとき、話さずにはいられないのはこの衝動性によるものです。
 
 
では、その話したくてたまらないと言う気持ちを否定してしまうとお子さんはどうなってしまうのでしょうか?
 
 
「もういいや」
 
「どうせ、聞いてくれないし…」
 
 
と思い自分を否定された気持ちになり、自信がなくなってしまうのです。
 
 
中にはどうせ聞いてくれないしと、話さなくなってしまうお子さんもいます。 
 
 
家庭や学校で、叱られたり否定されたりという経験が続くとお子さんの自尊心が損なわれてしまいます
 
 
では自尊心を損なわないようにするにはどうすればいいのか?
 
 
それは得意なところを伸ばしてあげたらいいのです。
 
 
発達障害・特にADHD傾向のあるお子さんは、衝動性はあるけれど「話す」と言う行為は得意です。
 
 
その得意な行為自体をやみくもに止めてしまうと、話すことで伸びようとしている脳の成長が止まってしまいます。
 
 
これでは成長したがっている脳も成長しにくい状態になってしまいます。
 
 
非常にもったいないことです!
 
 
「それは解ったわ。でもしゃべり続けるのをずっと聞くのって本当にしんどいの!」という声が聞こえてきそうです。
 
 
それでは、お母さんがしんどい思いをせず一方的にしゃべり続ける子を会話上手に変えていく方法をお伝えしますね。
 
 

 
 

3.一方的にしゃべり続ける子を会話上手に変える方法はコレ!

 
 

◆Step①相槌をうつ

 
 
まずお母さんはお子さんがしゃべり続けるのを聞くときに相槌を打ってあげましょう
 
 
目的はお子さんに安心感を持ってもらうことす。
 
「うんうん」
「そうだね」
「なるほど」
 
このような言葉で充分です。
 
 
もちろん、お母さんがしんどい日だってありますから、毎回話を聞いていなくても大丈夫です。
 
 
聞いていなくてもお子さんの方を見て微笑みながら「うんうん」と相槌を打つだけでも効果はあります。
 
 
お母さんが笑顔で相槌を打つことでお子さんは安心します。
 
 
『お母さんは僕(私)の話を聞いてくれている!』と思わせることが大事です。
 
 
こうやって親子の信頼関係がしっかりしてくればお子さんは気持ちが安定・安心しますし、同時に自信がついてきます。
 
 
まず、このStep①をしっかりやっていきましょう。
 
 

◆Step②質問をする

 
 
次に、しゃべり続けるお子さんの話に「目的」を入れてあげましょう
 
 
質問をはさみ込むのです。
 
 
お子さんが好きでしゃべり続ける話題に何か質問してみてください。
 
 
例えば、虫好きでカブトムシの話をしゃべり続ける子なら、
 
 
「カブトムシのどんなところが好きなの?」
 
「カブトムシって一度に何個くらい卵を産むの?」
 
「カブトムシって何を食べるんだろう?」
 
 
このような質問をしてみてください。
 
 
この時のポイントは、お子さんが確実に知ってることについて質問をすることです。
 
 
答えを知っているお子さんは
 
 
「カブトムシは○○が好きなんだよ!」
 
「一度に10個くらい産むんだよ。産まれたときの色は白くてね…!」
 
 
と話し出してくれます。本人の得意な大好きなことなのでそれこそ止まらないでしょう!
 
 
気づかれましたか?質問に答えることで会話が成立しているのです。
 
 
このようなちょっとした質問でお子さんが会話をする経験を積むことができます。併せてお子さんが必ず答えられる質問なので自信がつきます。
 
 
これらの経験と自信の積み重ねは自己肯定感につながります
 
 
だんだん上手に話せるようになってきたら質問の数を増やしていきましょう
 
 
「カブトムシの好きなところベスト3を教えて!」と言うような質問です。
 
 
そうすると「カブトムシのベスト1は…ベスト2は…!」と話してくれることでしょう。
 
 
こうやって複数の内容を答えることで、相手にわかりやすく話す練習になります。
 
 
一度にする質問の数を増やしていけばいくほど、難易度は上がります。
 
 
このさじ加減はお子さんの年齢や発育状態により工夫してみてくださいね。
 
 

◆Step③繰り返す

 
 
次のステップとしては、お母さんはお子さんの話を繰り返してあげましょう。
 
 
「ヘ〜。カブトムシの好きなところベスト3は○○と△△と□□なんだね」という具合です。
 
 
繰り返すことでお子さんの記憶に残りやすくなります。
 
 
もしお子さんの言い方が間違えていれば、指摘せずサラッとお母さんが正しい言い方で伝えてください。
 
 
お子さんを否定しないように伝えた正しい言葉は、お子さんの耳にインプットされていきます。
 
 
インプットをし続ければ必ずアウトプットにつながります。
 
 
アウトプットの時期はインプットの量や年齢や個性にもよるので個人差はありますが、必ずアウトプットされていくので気長にトライしてみてくださいね。
 
 

◆Step④褒めて認める

 
 
最終ステップです。お子さんを褒めたり認めたりする言葉を伝えましょう。
 
 
「説明してくれてよく分かったよ!」
 
「お母さんもカブトムシ博士になれそう!」
 
「教えてくれてありがとうね!」
 
のような言葉です。
 
 
お子さんはお母さんが話をしっかり聞いて受け止めて認めてくれたと感じられるのです。
 
 
ますます自信につながり自己肯定感につながります
 
 
「僕(私)ってすごい!イエ〜イ!」って思ってくれたらしめたものです!
 
 
このようにして、お子さんは会話をする方法を学んでいくことができるのです。
 
 

 
 
いかがでしたか?
 
 
しゃべり続けることも「今この子は成長しているんだ!」と思えばお母さんも心持ちも変わりませんか?
 
 
机に向かっているだけが勉強し成長しているわけではありません。
 
 
お母さんとの日常のコミュニケーションでお子さんの脳はどんどん伸びていくのです。
 
 
ぜひ、ご自身のペースで試してみてくださいね。
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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