ADHD 発達障害

宿題の取り組み方に正解はない! 秘訣は発達障害の我が子の特性にあった対応

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小学生になると必ず出る宿題。難なくこなせる子にとっては良いのですが、発達に遅れや特性がある子にとっては大きな壁となることも。実際に宿題バトルが親子のストレスになる前に発達障害の特性にあった対応をした我が家のお話をお伝えします。
 

【目次】

 

1.宿題への取り組みに悩んでいませんか?

 
 
4月からスタートした新生活にもなれてきたころではありますが、慣れきたからこそ新しい環境での生活に心身の疲れも出る頃です。
 
 
お子さんの様子に変化はありませんか?
 
 
小学生は学校で頑張って過ごし、やっと帰宅したと思っても宿題があり、やることはいっぱいですよね。
 
 
1年生は初めての宿題ということもあり、初めは楽しく取り組んでいたかもしれません。
 
 
2年生以降は新しい学年になったことや新しい担任の先生、友達などの環境の変化に「よし頑張ろう!」と張り切っていたことでしょう。
 
 
しかし、心身の疲れやお友達と遊びたい気持ち、自分の好きなことをしたいという気持ちが強くなると、宿題よりも自分の気持ちを優先したくなってきます。
 
 
・宿題をしなくなってきた
・遊びが優先して宿題を後回しにする
・いやいや宿題をする
 
 
など、宿題への取り組む意力が弱くなっているお子さんがいるかと思います。
 
 
これはどんなお子さんにもあることだと思います。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの子どもはもともと持っている脳の特性や脳の発達が未熟なことにより、様々な悩み事を抱えています。
 
 
 
1年生はこれまでの園生活とは違い学習することが中心となります。初めてのことで気持ちも脳もフル回転で疲れてしまうのです。
 
 
2年生以降は進級するにつれて学習内容が増え、内容も複雑になっていきます。学年が上がるにしたがって心も成長していき、自分と周りを意識するようにもなります。
 
 
ですから、周りの子が普通にできていることに困難を感じることがあるのです。宿題もその困難の1つになってしまうことも十分にあり得ます。
 
 
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2.イヤイヤやる宿題の学習効果とは…

 
 
 
親としては「宿題は必ずやるもの」であり、「やって当たり前だから、何とかやらせなくては」と思ってしまいますよね。
 
 
ですから、
 
「宿題しないとおやつはなし!」
「宿題しないとゲームはだめ!」
 
などと、何とか宿題をするためにあれこれ手を考えて声がけをしていませんか?子どもに反発され、親子バトルになっているという方はいませんか?
 
 

 
 
夏休みにも宿題はあるし、宿題をしない子にとっては困ると必死になればなるほど上手くいかないものです。
 
 
さらに、イヤイヤやった宿題で学習効果があるかというと…嫌だという気持ちで脳が興奮状態になっていて学習の中身が入らず効果がないと言われています。
 
 
無理にでもやらせた効果のない宿題を続け、その上宿題嫌いになってしまったら…ますます困ってしまいますよね。
 
 
そのようにならないためにも、どうしたら良いのでしょうか。
 
 
次に、わが子に行った事例をお伝えします。
 
 

 
 

3.息子の「したくない!」に悩んで出した答え

 
 
私の息子が小学1年生だったころのお話です。
 
 
小学校に入学する前からADHD傾向があるなあと思っていましたが、幼稚園では特に大きな困りごとはなく、はっきりした診断もなく入学しました。
 
 
学校生活では多少、衝動性が気になりましたが大きな問題もなく過ごすことができていました。宿題にも張り切って取り組んでいて、音読と文字の練習、計算といった簡単な宿題でしたので10分もかからずに終えることができていました。
 
 
しかし、授業が5時間授業になり本格的な学校生活が始まると…学校生活に疲れが出ているように感じました。
 
 
張り切ってやっていた宿題も取り組み方が「イヤイヤ」になってきて、分からないことがあるとイライラして「早くおわらせたい!」とい気持ちが前面に出ていました。
 
 
そして次第に音読をしなくなりました。
 
 
算数のプリントだけで精いっぱいで、次に音読をすることまで気持ちがついっていかなくなってしまったのです。
 
 
はじめは音読もやるようにと 、「音読しておやつ食べよう」というように声をかけましたが、息子は「やらない!」と一言。
 
 

 
 
そんな息子を横目に「宿題だし、みんなもやっているだろうし、やってほしいな」という思いがありました。
 
 
息子は読み書きに全く興味を持たずに入学したので、やっと授業で覚え始めたのだから続けてほしいというのが本当の気持ちでした。
 
 
また、すでに小学生の子を持つ姉から「音読は6年生になっても続く宿題だし、続けることが大事って言われているよ」と聞いて心配にもなりました。
 
 
・音読をしないと文字を覚えないのかな?
・毎日続けることが大事っていうけどイヤイヤしても意味がないのでは?
・宿題って必ずさせないとダメな親?
 
など、いろいろ考えてしまいました。
 
 
そして、悩んだ末に私は1つの答えを出したのです。
 
 

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4.子どもの発達障害の特性に合わせた対応

 
 

◆「やりたくない」の気持ちを優先

 
 
私が出した答えとは…
 
 
『音読をしたくないのならしなくてもいい』です。
 
 
「え?しなくて良いの?!」と驚かれる方もいるかもしれません。
 
 
わたしも最初は「宿題は必ずするもの」と思って言いましたが、けんかをしながらイヤイヤしても意味がないのでは?と思ったのです。
 
 
また、音読を終わらせたらからといっても、イヤイヤ音読をした息子もそれを聞いていた私も、お互いに後味が悪くて「宿題終わったね!」とスッキリした気持ではありませんでした
 
 
ですから、必ずやらなければならないという固定概念を手放して息子の「やりたくない」という気持ちを優先することにしたのです。
 
 
そして、担任の先生に正直に「算数のプリントだけで精一杯のようです。音読はしていません。しばらくはこれでやっていきたいです。」と伝えました。
 
 
すると先生は「学習には個人差もあるので、プリントだけでも良いです。」とお返事をいただきました。
 
 
担任の先生に伝えたことで気持ちがスッキリしました。もちろん、「音読はしないの?」と聞かれることがなくなった息子も楽になったと思います。
 
 

◆やらされているとは感じさせないこと

 
 
音読をすることを手放しましたが、文字を読む時間は少しでもあったほうが良いと思いました。そこで考えたのが本人はやっているつもりはない音読です。
 
 
もともと妹に読んであげるということは好きだったので、その「好きなこと」を活かすことを思いついたのです。
 
 
そこで、夕飯の後や寝る前に「妹に絵本を読んでくれる?」や「○○が絵本を読むの聞きたいな」とタイミングをみて声をかけてみることにしました。
 
 
頼りにされることが好きな息子は気持ちに余裕がある時は快く引き受けてくれました。ここで、文字が読めているかをこっそり確認していました。
 
 
そして、「聞かせてくれてありがとう。楽しいお話だったね。」「また聞かせてね」と伝えて次につながるようにしていました。
 
 
本人は音読をしているつもりは全くないのですが、しっかりと音読をすることができていたのです。
 
 
毎日することは難しかったのですが、地味に続けたことで2年生の終わりには担任の先生に「とてもじょうずに読みますよね」と褒められるほどに成長しました。
 
 

 
 

◆一人ひとりにあった宿題スタイル

 
 
息子の様子を見て、必ず毎日やらないとできるようにならないということではない。子どもにあったやり方があると思えました。
 
 
わが子の場合は「音読がしたくない」でしたが、子どもによっては
 
 
・算数が苦手ですべて解くのは大変
・漢字の練習が苦手
・宿題の量が多くて集中がもたない
・必ずやらないといけないと思うがなかなか進まなくて癇癪を起す
 
など、一人一人違いがあります。
 
 
お子さんの気持ちと様子を見て担任の先生に相談して宿題の量を調節したりし、無理にやらせないことも大切だと思います。
 
 

 
 

5.大切なのは親子で気持ちよく過ごせること

 
 
宿題はできるのならもちろんやったほうが良いと思います。しかし、息子の様子を見て、親子の関係が壊れるほど無理にやらせようとするよりも大切なことがあると気が付きました。
 
 
ですから、お子さんの宿題への取り組みに悩んでいるのなら「必ずしなければならない」を手放して、お子さんと母さんが気持ちよく過ごせる方法を探し出しましょう
 
 
脳の発達には、子どもの発達障害の特性にあった対応をすることの方が断然良いです。宿題でバトルをする時間と心地よい親子のコミュニケーションをとる時間のどちらを選ぶとしたら…
 
 
もちろん後者のほうが良いですよね!
 
 
この方法が良いという1つの正しい答えはありません。子どもの数だけの方法があります。それを見つけることができるのはお母さんしかいないと思います。
 
 
宿題でお困りのお母さんはぜひ、ご自身のお子さんの気持ちに寄り添ってお子さんに合った方法を見つけ出してくださいね。
 
 
私の経験が皆さんの参考になれば幸いです。
 
 
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執筆者:さとうみな
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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