不登校 対応

元不登校児が伝える発達障害の子どもの不登校を防ぐ3つの対応

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新学期が始まりしばらくすると起こりやすいのが登校しぶり。特に環境変化に敏感な発達障害の子には起きやすいと言われています。今回は元不登校児として、不登校を防ぐ対応を子どもの目線から3つのポイントでお伝えします。
 

【目次】

 

1.不登校になったらどうしよう…と心配になっていませんか?

 
 
まもなく夏休みが終わりますね。 何とか、新しい学年で過ごせて夏休みを迎えたけれども、
 
 
・夏休み明けから学校に行けるか…
・不登校になったらどうしよう
 
などと、心配になっているお母さんもいるかと思います。
 
 
休み明けにお友達と会える楽しみや、集団登校などで何とかスタートダッシュをきれたとしても、頑張って登校している子ども達に疲れが出始めると「学校に行きたくない」となってしまうこともあります。
 
 
登校しぶりや不登校は発達障害の有無に関わらず、どの子どもにも起こり得ることです。
 
 
しかし、発達障害・グレーゾーンの子どもは脳の発達が未熟であったり、凸凹なところがあり学校生活の中で様々な困りごとを抱えています。
 
困りごとが増えて学校生活に困難さを感じると疲れがでて、「学校に行きたくない」と登校しぶりへとなってしまうのです。
 
 
登校しぶりが出ると、
 
・学校に行かないと困る。
・仕事に行けないし困ったな。
 
 
などと、大人の都合をつい押し付けてしましがちです。また、「不登校に繋がるのではないか。」と不安になるお母さんもいらっしゃるかもしれません。
 
 
確かに、登校しぶりが続くと不登校に繋がることが多いです。しかし、適切な対応をすれば登校しぶりは解消し、不登校を防ぐことができます。
 
 

 
 

2.どうして起きる?登校しぶりの原因

 
 
子どもが学校や幼稚園・保育園を行きしぶると、心配になりますよね。
 
 
「どうしたんだろう?」
「何かあったのかな?」
「いじめられてるのかな?」
 
 
親として心配になるのは当然です。
 
 
しかし、子どもが行けない原因を取り除きたい一心で原因パトロールをしても子ども自身、理由が分からないことも多いのです。
 
 
なぜなら、日々の小さなストレスが積み重なってしまっているからです。
 
 
私自身も小学生時代、不登校を経験しました。
 
 
2年生になる時に、1年生から持ち上がりのクラスに転校生として転入しました。しかし、慣れない環境と友達関係が上手く構築できないストレスで次第に学校へいけなくなりました。
 
 
環境の変化に上手く対応できなかったことが積み重なり、「上手くできない」=「行きたくない」となってしまったのです。
 
 
特に、環境の変化に敏感な発達障害・グレーゾーンのお子さんは、普段から気を張って、お友達との関係や会話、学校生活全体を過ごし疲れていることも多いです。
 
 

 
 
空気を読むことが苦手で空回りしてしまったりすることで、怒られたり、自信を無くしてしまう場面が多いのも原因です。
 
 
例えば、
 
・お友達との会話で自分の伝えたいことが伝わらない。
 
・お友達が冗談で言ったことを真に受けてしまってショックを受ける。
 
・勉強が分からなくて、つまらない。
 
・時間を持て余して、日々困っている。
 
など大人からみたら些細なことでも、発達障害の子どもにとっては大きなストレスになります。この小さなストレスの積み重ねが登校しぶりとして現れるのです。
 
 

3.登校しぶりにやってはいけないこと

 
 

◆学校に行くように声がけする

 
 
登校しぶりのお子さんは
 
 
・朝、中々起きてこない
・朝の準備が進まない
・行きたくないな…という
 
などという言動で、自分は学校で困っているというサインを送っています。しかし、この言動に対して学校に行ってほしいがゆえに、間違った対応をしてしまいがちです。
 
 
「何で学校に行かないの?早くいかないと遅刻しちゃうよ!」
 
 
と、声をかけたくなる気持ちはよく分かりますが、そこはぐっとこらえてください。
 
 
実は本人が一番、「早くいかなくちゃ。遅刻しちゃう。遅刻したら教室に入りづらくなっちゃう…」と思っているからです。
 
 

 
 

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◆やる気がない・さぼっている・怠けていると責める

 
 
親からはボーっとしているように見えても、ちゃんと頭では考えています。考えているからこそ、行動できなくなってしまうのです。決して、やる気がないからではありません。
 
 
朝、体がだるくて起きられない。登校前になんとなくお腹が痛くなる。など、身体症状が出ることもあります。
 
 
さぼりたくてお腹が痛いといっている訳ではないのです。
 
 
・学校に行きたいけど、気持ちがついていけなくて行けない。
 
・眠りたいけど、不安からなかなか寝つけず、夜更かしをして朝起きられない。
 
などと、悩んでいるのです。
 
 
発達障害の子は睡眠障害がある場合も多いので、起きられない負のループにはまってしまうこともあります。
 
 
子どもは子どもなりに、お母さんに迷惑や心配をかけたくないと思っているし、 休んでしまう罪悪感は本人が一番持っています
 
 
子どもにとっては学校が世界の全てだと思っているのです。
 
 
ですから子どもは毎日必死です。
 
 
だからこそ、不登校を防ぐためにもお母さんの対応が大切なのです。
 
 

 
 

4.お母さんにしてほしい不登校を防ぐ3つの対応

 
 
ご家庭・お母さんはお子さんの安全基地であってほしいと思います。外で頑張ってきた羽を休めて、気持ちを充電できる場所です。
 
 
そこでここでは、発達障害の子どもの登校しぶりに効果的な3つの対応をお伝えします。
 
 

①行動を認めてあげる

 
 
まずは、お子さんが毎日頑張っていることを認めてあげて下さい。ポイントは、子どもがやっていることを口に出して言葉にしてあげます。
 
 
「朝、起きられたね!」
「ごはんも食べられたね。」
「学校に行こうとしているんだね。」
「学校の準備始めるんだね!」
「準備できたね。」
 
こんな感じで簡単なことでいいのです。
 
 
自分の行動を認めてもらえると、子どもに自信がついていきます。脳は行動することで発達します
 
 
自信がつくと行動が加速するので、脳の発達も加速します。
 
 

②休んでもだいじょうぶと気持ちを切り替えてあげる

 
 
行きたくなさそうだな、登校しぶりの様子が見られるな…と思ったら
 
 
「大丈夫!今日はリフレッシュしよう。」
「あなたは あなたのままで大丈夫だよ!」
「お母さんは何があっても味方だよ!」
 
とお子さんに寄り添いながら、気持ちを切り替えてあげてください。自分はひとりじゃない。味方がいるんだと自信がつくと、一歩前に進む勇気が湧いてきます。
 
 
そうはいっても、お仕事をお持ちの親御さんは1日でも早く学校に行ってもらわないと困る場合もあると思います。
 
 
お仕事をしていると休めないし、続くと困るという気持ちになるかもしれません。
 
 
しかし可能であれば、親御さんも思いきって1日お休みをしたり半休を取って、お子さんと一緒にリフレッシュを楽しんでほしいと思います。
 
 
難しければ、週末に1日たっぷりとお子さんとの時間を取ってみてください。
 
 
お母さんが自分のために特別な時間を作ってくれるのは、子どもにとって、とても嬉しいことです。急速充電をするためと割り切って、お子さんとご自分に時間の投資をしてみてください。
 
 

 
 

③スタートのきっかけを作ってあげる

 
 
登校をしぶる発達障害の子どもには、籠る時間も時には必要です。籠って充電が完了すると、必ず外に向かうエネルギーが湧いてきます。
 
 
学校へ行く気持ちが湧いてきたら、登校するきっかけをつくってあげましょう。
 
 
・親御さんが一緒に教室まで登校してあげる
・一緒に○○ちゃんに挨拶する
・好きな授業から参加する
 
などと、子どもの目標を示してあげると教室に入るきっかけがつかみやすくなります。
 
 
慣れてきたらお友達と一緒に登校する段取りを立てるのもお勧めです。
 
 
登校の前に、登校後の対処方法も考えて伝えておくと、発達障害の子どもは見通しがたち安心できます。
 
 
・途中で帰っても良い
・保健室にいても良い
 
などと伝えておくと良いですよ。
 
 
安心の受け皿があると、子どもは強くなり自ら動く力が増してきます
 
 
いかがでしたか?
 
 
登校しぶりが始まると不登校になったらと焦らずに落ち着いて対応しましょう。不登校を防ぐ対応は、お母さんがカギになります。
 
 
お母さんが安全基地となってお子さんが自ら一歩踏み出すことができるまでサポートしてあげてくださいね。
 
 
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執筆者:中澤久美子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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