発達障害の子がノートの取り方で勉強嫌いにならないママの対応

発達障害・学習障害とされているお子さんで、ノートの取り方がうまくできないと悩んでいませんか?黒板の文字や図形を書き写す「板書」はとても負担の大きい作業です。板書が苦手な子の具体的な困りごとや、板書を写すためにどんなサポートができるのか?考えてみたいと思います。
 

【目次】

1.発達障害・学習障害の子どもの板書が苦手の原因は…
2.読み書きに困難を持つ子どもの困りごと
3.ママにできる発達障害の子のノートの取り方サポート方法

 

1.発達障害・学習障害の子どもの板書が苦手の原因は…

 
 
板書とは、黒板に書かれた文字や図形を自分のノートに書き写す作業のことです。
 
 
低学年のうちは、ノートに書き写す時間を長めにとってくれることが多いのですが、学年が進むにつれて「ノートが書けない」「板書が苦手」というお子さんが増えてきます。
 
 
学習障害をお持ちのお子さんは「聞く・話す」「読み・書き」「計算」など、ある特定の分野において困難を感じていることが多いと言われます。
 
 
このように特定の分野で困難を感じていることが原因で板書が苦手になるお子さんもいます。
 
 
ですから、発達障害・学習障害の子どものノートの取り方が悪いのでは決してありません!
 
 
ノートに写す板書が苦手な子にとっても、読み・書きは苦手だけれど、道筋を順序立てて話すことはできるケースもあります。
 
 
 
 
この場合、困りごとは読み・書きだけであるにも関わらず、ノートを写すのが苦手という経験を繰り返してしまうことで「自分は勉強が苦手なんだ」「勉強ができないんだ」という、意識が定着してしまいます。
 
 
本来得意なはずの聞く・話すという分野までも「勉強が苦手」という同じ意識に入り込んでしまうことがあるのです。
 
 
今回はそんなお子さんに向けて、お母さんが家庭でもできるサポートを考えていきましょう。
 
 
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2.読み書きに困難を持つ子どもの困りごと

 
 
板書は黒板の内容を見て覚え、先生の話を聞きながらノートに書き写すというたくさんの作業を同時進行で行わなければなりません。
 
 
記憶の保持が苦手なお子さんにとっては、何度も黒板を見なければならないため、疲れてしまいます。
 
 
筆圧が弱いために文字を書くこと自体に時間がかかるお子さんもおられます。
 
 
板書をノートに写すためには黒板とノートの交互に見なければならず、視覚の発達が未熟なお子さんにとっては、視線の動きだけでも大きな負担になってしまうのです。
 
 
 
 
いずれも本人の努力不足で起こっているのではありません。「怠けているからだ」「もっと頑張れ」と誤解されてしまいがちな子どもたち。困りごとを正しく理解して、板書を写すための適切なサポートをしていきましょう。
 
 
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3.ママにできる発達障害の子のノートの取り方サポート方法

 
 
ノートに写す板書が苦手な発達障害のお子さんのために、ママにできるノートの取り方へのサポートはたくさんあります。一例を挙げますね。
 
 
・席を黒板の近くにしていただくよう学校に依頼する
(より見えやすい、視線の往復を減らす環境を作る)
 
 
・誤字や脱字があっても、初めはとにかく褒める
(達成感を感じ、意欲的になる)
 
 
・ノートの枠や罫線が苦手な子には、自由帳や枠の大きなノートの使用を検討する
(枠線によって混乱することを防ぐ)
 
 
・書きやすい硬さの鉛筆を選ぶ
(6Bや、柔らかく書きやすいものを選ぶなど)
 
 
・遊びながらトレーニングしてみる
(点つなぎや、まちがい探しなどがおすすめ)
 
 
学校によっては、「板書計画(板書の内容をプリント化したもの)」を先生が作成されている場合もあり、この板書計画をいただいたという方もおられました。
 
 
学校の授業では、黒板の文字を書き写すトレーニングももちろん必要ですが、授業に集中して理解することがより重要であると考えられます。
 
 
 
 
どんなことが苦手で、どんなサポートができるのかという視点は、板書を写すのみではなく、発達凸凹ちゃんにも、定型発達のお子さんにも必要なことだと思うのです。
 
 
ぜひ、お子さんの苦手意識を少しでも減らして、勉強や学校が楽しいと思えるサポートを一緒に始めていきましょう。
 
 
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執筆者:葉山 めぐみ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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