寒さが身にしみる冬。高年齢出産ママにとっては、しんどさが増すツライ季節です。でも冬は楽しいイベントが目白押し!せっかくなら元気な体で子どもと冬を楽しみたいですよね!今回はそんな高年齢出産ママにこそ大切な、冷え性改善についてご紹介します。 |
【目次】
1.ママがとにかく忙しい冬!年末年始を乗り切るための体調管理、できていますか?
2.実はとってもコワい!冷え性をほうっておくことで起こる不調
3.冷え性の原因は一つじゃない!冷え性の正体とは?
4.毎日の生活習慣を見直そう!冷え性の改善には積み重ねが大切
1.ママがとにかく忙しくなる冬!年末年始を乗り切るための体調管理、できていますか?
寒い季節がやってきました!
実は、プレ更年期にあたる高齢出産ママは、冬になると体調を崩される方も多くなります。
この時期は、
・来年度に向けたPTA役員の選出
・学習発表会などの保護者参観
・遠足などでお弁当が必要
・懇談会や進路説明会
など、学校の行事が目白押し!
年末に向けて仕事も忙しくなる時期で、とにかく休めない!という方もたくさんいると思います。
そんな状況に加えて、子どもは
・寒くなってくるとなかなか起きられない
・起きても動かない
・学校に行けば勉強は難しくなる
・宿題を嫌がる…
などと、ママのフォローも必要になる時期です。
発達凸凹キッズを育てる高年齢出産ママにとって、毎日の子育ては体力勝負。元気に笑顔で乗り切るためには、まずママが元気でいることが不可欠ですよね!
今日は、生活習慣の見直しでママが元気に冬を越すための秘策をお伝えします。
2.実はとってもコワい!冷え性をほうっておくことで起こる不調
女性に多いと言われている冷え性。
手先、足先が夏でも凍えるように冷たい、体温が35度前後しかないなど、思い当たるふしがあるママも多いのではないでしょうか?「冷えは万病のもと」、脳疲労や免疫力低下も冷えが原因となると聞いたことはありませんか?
「考えがまとまらない」、「物忘れが気になる」、「能率が落ちた」といった、いわゆる「脳疲労」による仕事のパフォーマンス低下も、冷えが関係している可能性があります。
また、「冷え=代謝の低下」ともとらえることができ、代謝が低下すると有害物質や老廃物を体外へ排出する力が弱まり、それらが体内に蓄積しやすくなります。
いわゆる「デトックス」がうまくいかない状態となり、免疫力の低下も招きます。
免疫が下がるということは、感染症にかかりやすかったり、がん細胞などの異物をやっつける能力が下がるということです。
このように、手足の冷えや関連した不調は、仕事のパフォーマンス低下を引き起こしたり、大きな病気にかかったりといった、思わぬリスクを背負うことになりかねません。
日々感じている身近な不調は、先回りしていい状態にすることが大切なんです。
3.冷え性の原因は一つじゃない!冷え性の正体とは?
そもそもなぜ体は冷えてしまうのでしょうか?
その理由はおおよそ3つに分けられます。
◆①体内で熱が作られない
私たち人間は何もしていなくても、生命活動を維持するために生体で自動的に行われる活動で必要なエネルギーがあります。それを基礎代謝と言います。
基礎代謝は筋肉量に大きく影響されていて、筋肉量が少ないと生み出す熱が少ないということになります。
◆②熱が全身に届かない
熱が作られても体に届かなくては温まりませんよね。これは、食べすぎが原因のひとつとしてあげられます。
食べたものを消化しようと血液が胃腸に集まってしまい、熱を作ってくれる筋肉やその他の臓器や器官への血液の供給が滞ってしまうのです。
また、ストレスにより自律神経のバランスが崩れることによっても起こります。
◆③熱が逃げやすい
人は、汗をかいたり、排尿したりすることで水分を外に出しています。これがきちんと行われず、水分が十分に出されず体に不必要な水分がたまると、冷えやすくなってしまうのです。
4.毎日の生活習慣を見直そう!冷え性の改善には積み重ねが大切
ここでは毎日心がけたい、冷えを改善に導く6つの習慣をご紹介します。
お子さんと一緒に楽しく取り組むことで習慣化しやすくなります。ママひとりでやらず、家族を巻き込んでしまいましょう!
◆①温めるポイントは「のど」、「肩甲骨まわり」、「太もも」
スカーフやマフラーなどでのどや首を温めると、体温の保持や自律神経を整えるのに効果的です。
また、大きな筋肉のある肩甲骨まわりや太ももはもともと血流が盛んな部位なので、温めることで効率よく冷え改善につながります。
特に太ももは、体の前側と後ろ側に、レギンスなどのインナーウエアの上からカイロを貼るようにすると、しつこい冷え対策にいいですよ。
お子さんとおそろいのマフラーやスカーフを用意するのもオススメ。
オシャレ好きの女子には、「ママに一番似合うのはどれかな?」と選んでもらうと会話がはずみます。
「今日は○○ちゃんが選んでくれたマフラー、つけちゃおっかな~♪」なんて一声かけると、お子さんもママも毎日を楽しくスタートさせるきっかけになりますよ!
◆②ゆったりした呼吸法を取り入れて
日ごろあまり意識されないかもしれませんが、仕事やストレスにより呼吸が浅くなってしまいがちです。
ゆったりとした気持ちで自分だけの空間で腹式呼吸を1日15~20分行うと、自律神経のバランスが整いやすくなります。
湯船につかりながらリラックスして行ったり、夜寝る前にお子さんと一緒に取り組むのもオススメです!
お子さんもゆったりした気持ちで眠りにつくことができますよ。
◆③入浴はシャワーで済ませず、湯船につかって
シャワーでは体表しか温まらないため、深部を通る血流を促進するにはやはり湯船に浸かることが大切。心地よいと思う湯温でじんわりと、少し汗ばむくらいまでが目安です。
この湯船につかっている時間、実は親子の会話が弾みやすい時間でもあります。
リビングにいると、どうしてもおもちゃやテレビに気を取られてしまって会話が続かない!と言う子は、お風呂を会話タイムにするのがオススメですよ!
◆④体を温める「季節の食材」を取り入れる
旬の食材には、季節ごとに起こりやすい体調不良を整えてくれる効果があるとされています。
生姜は体を温めることで有名ですね。秋冬なら人参やゴボウ、大根、カブなどの根野菜を意識して摂るとよいでしょう。
最近は「旬の野菜」と言っても1年中手に入れることができます。だからこそ、お子さんに意識して伝えていきたいですね。
「○○ちゃんが好きな大根は、冬が一番おいしんだよ~!」と教えてあげると、お子さんの新しい興味を引き出すきっかけになるかもしれません!
◆⑤甘いもの、冷たいものは控える
糖、特に精製された砂糖は摂り過ぎると体を冷やすと言われています。
また、冷たいものの摂り過ぎも胃腸の消化活動を抑え、エネルギー源となる栄養の吸収が妨げられたり、自律神経のバランスを崩したりする原因となるため、冷えが気になる人は控えましょう。
お子さんに甘いお菓子を与えたくないと思っているママは多いと思いますが、ママの食習慣を変えることで子どもの食習慣は自然と変わっていきます。
お子さんにどんなものを食べてほしいのか、これからクリスマス・お正月とごちそうにあふれる季節だからこそ見直していきたいですね!
◆⑥大きな関節を動かせば、末端もポカポカ
肩や股関節といった体の中でも大きな関節には、大きな筋肉や小さくても多くの筋肉がついており、血管も密に張り巡らされているため、こまめに動かすことで効率よく血流が促されます。
肩甲骨回しや、上半身ストレッチなど、座ったままでもできる体操がオススメです。 このとき、深い呼吸も一緒に行うと、さらに効果が高まります。
目安としては、3秒程度口からゆっくり息を吐き出し、息を吐き出せたら同じように3秒程度数えながら今度は鼻から息を吸い込みます。
時間がないときは、両手を胸の前で20秒、指先の水を飛ばすような意識で勢いよくブンブン振るだけでも指先からじーんと温まってくるのを感じることができますよ!
生活習慣の見直しの積み重ねが、全身の先までポカポカの元気な体につながります。
いかがでしたか?
まずはどれか1つからでも構いません。ぜひ毎日子育てに頑張るご自身をいたわる習慣を作って行きませんか?
自分ひとりの時間を確保して取り組むのは難しくても、お子さんと会話しながら一緒に取り組むことで毎日の習慣になっていきます。
ぜひボディとハートを健やかにして2022年を迎えましょう!
高年齢出産ママが元気な体を手に入れる情報を紹介しています
執筆者:にいつまあこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)