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思春期ADHDパステルっ子が「お金に無頓着」から卒業する!〜楽しく金銭感覚を育てるには〜

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お子さんとお金の話をしたことがありますか?ADHDの特性で金銭感覚にズレがありトラブルになった話もよく聞きます。後回しにしてはいけない!と、思春期に入ってやっと取り組み始めました。今始めればきっと宝になると思えた我が家の実録を公開します。
 

【目次】

 

1.思春期のADHDパステルっ子が金銭感覚を身につけたい理由とは

 
 
みなさんはお子さんとお金の話を真正面からしたことがありますか?
 
 
子どものためのお金の教育についての本が数多く出版されていますね。今まではまだ早いかなとか、自然に覚えていくのではないかと軽く考えていました。
 
 
とかく後回しにしがちなお金の話ですが、思春期の我が子と今、取り組み始めないといけないと思い、行動にうつすことにしました。それには大きく2つ理由があります。
 
 

お金のトラブルを避けたい

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)の特性である衝動性不注意傾向からお金のトラブルに巻き込まれたり、悪気なく人に迷惑をかけたりする話に接して、危機感を覚えました。
 
 
金銭感覚に乏しいと、オンラインゲームでたくさん課金してしまったり、安易に人にお金を貸してしまったり、騙されたことに気づかなかったり
 
 
将来自立して生きていくときに困り事が出てくるのではないかと思いました。
 
 

時代の流れに乗る

 
 
もうひとつは、将来、完全にキャッシュレス社会になるのではないか予測があると聞き、時代の流れに対応する必要を感じたためです。オンラインのやりとりもより頻繁になるはずです。
 
 
ですから金銭感覚を身につけていないと自己管理がより難しくなるのではないかと思ったのです。
 
 
今から、お金の教育を始めれば、きっとかけがえのない宝になると思いました。
 
 
 
 
ただ、金銭感覚を養うには、どういう興味づけをすればいいんだろう。簡単で楽しい、好奇心を持たれることが必須条件です。
 
 
お金の教育を!と親ばかりが躍起になると逃げられてしまうことは目に見えているからです。
 
 

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2.金銭感覚を楽しく養えるのは思考力が育ち、聞く耳をもった今しかない

 
 
現在、中学1年生の息子は、小さな頃からお小遣いをもらっても無駄遣いはせず、貯金しておいてと言う子でした。
 
 
しかし日頃、買い物の経験が乏しいことで物の価格に疎いことから金銭感覚が育っていないと思いました。
 
 
さらに、たまに欲しいと言い出すものが高額になってきました。
 
 
好きなオンラインゲームを扱った動画で、プロの方や人気ユーチューバーが使っているキーボードやマウスなどを目にして、あれと同じものが欲しいと言うんです。
 
 
購入するかどうかは別にして、どんな商品があるか、インターネットで一緒に調べると当然ながらピンからキリまであります。
 
 
これがいい、これは高すぎると、見ていたら行き詰まってしまいました。
 
 
息子は、半ばやけになり、「もうこれでいい!なんでもいい!」と感情が爆発しそうになってしまったのです。
 
 
欲しい物を前にすると落ち着いた判断ができなくなるのは大人もあることですが、自分の責任で選びとる意識があるかは大事なところです。
 
 
欲しいものと価値が見合っているかを見定めて決めることや、生活と趣味のバランスなどを学んでいかないと、将来、自立した時に困ることになるかもしれないと思いました。
 
 
そこで思春期真っ只中ですが、思考力がついてくる発達段階であり、まだ親の話を聞く耳を持っているこのタイミングで、楽しく金銭感覚を身につけようと思いました。
 
 
 
 
我が家で目指す金銭感覚は、ただ安いものを求めて節約指向になることではありません。
 
 
お金は感謝の代価適正なものを納得して使っていくことを一緒に考えていく第一歩を踏み出しました。
 
 

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3.日常の中に「お金」に関することを織り込んでみよう

 
 
大事なのは、楽しいこと簡単なこと好奇心が持てることです。我が家で挑戦した3つの取り組みを紹介します。
 
 

金銭感覚を育てるゲームアプリ

 
 
お金の計算とクロスワードが掛け合わされたゲームアプリ『コインクロス』で遊びました。
 
 
マス目がクロスワードのように張り巡らされていて、指定の合計金額になるにはこの硬貨が何枚で、この硬貨が何枚。縦と横の組み合わせもあるから配置を考えないといけない。
 
 
クロスワードと数字が得意な子はどんどん進めて楽しいかと思います。
 
 
息子はわかる!おもしろい!と初めは目を輝かせて没頭していました。しかし、自分にとって難しいレベルに突入し、しばらく頑張っていましたが諦めてしまいました。
 
 
ここで無理強いしないこと。すっぱり引き下がりました。楽しくないと意味がないからです。目が輝いていることが、脳が発達している証拠です。
 
 
現に初めは思い切り楽しめました。それに「お金」題材に遊んで学ぶことができることを知ったことで、次の段階にスムーズにいくことができたと思います。
 
 
ゲームに関しては楽しく思う瞬間がまた来るかもしれません。今はまず、本人に合った学びの方法が何か探します。
 
 
正直に言うと、私の中では、慣れてきたら人生ゲームで銀行係。ゆくゆくはモノポリー!と張り切っていましたが、まだ道半ばです。
 
 

会話の中で突然クイズ「これ、い〜くらだ?」

 
 
「このお菓子は大体いくらだと思う?」
 
 
なんの気なしに質問した時に、
 
 
「102円!」
 
 
いい線をつく息子。
 
 
「そのお菓子買ったことないのになんでわかったの?」
 
 
と驚いたことがきっかけで、取り組み始めました。意外に当たっていたりする。「惜しい、もう一声!」で盛り上がります。
 
 
ゲーム好き、勝負事にハマりやすい息子にはちょうどいい教材になりました。
 
 
値段を当てたら食べていいよとご褒美制度にしてもモチベーションが上がる子も多いでしょう。
 
 
話題を派生させ、「あの店とこの店で価格が違うんだよ。」「季節とか天候、国産か輸入によっても違うんだね。」と応用して物の価値について少し考える機会を与えることもできています。
 
 
息子はだんだんレベルアップしてきました。自分の欲しいものの値段も色々あることに気づいたようです。
 
 
欲しいもの一つをとっても、さまざまな商品があり、それぞれにメリットやデメリットがある。金額の違いはどこからくるのか考えたり、クリスマスや誕生日のプレゼントに向けて夢をめぐらせています。
 
 
 
 

会話の中にお金に対する意識改革に繋がる話題を盛り込む

 
 
思春期の子どもとの会話はなかなか増えないものですが、興味のあることならぶっきらぼうでも少しのってくることがありませんか?
 
 
お金ってこういうものだと思うと、親の体験を話してみる。嬉しかったこと、学びのためにこういう使い方をしたよ、と話していたら、参考にしてくれたようです。
 
 
あなたはどう思う?と質問を投げかけると、改めて考えるきっかけにしてくれたようです。
 
 
親子の対話によって、ちゃんと話せば夢が叶うこともあると理解した。そのことで気持ちの変化が起こったようです。
 
 
欲しいものができたときに、しっかり説明をするようになったんです。
 
 
どうして今必要なのか、自分にとって価値があるのは将来こういうビジョンがあって、今買うと練習ができるから決して高い金額ではないと思うとはっきりプレゼンテーションするようになりました。
 
 

4.ありがとうの交換〜お金の問題は自立・人生の展望

 
 
初めはは少額な食べ物のクイズ、息子に「どうしてわかったかというとこの大きさだからだよ」とサイズに注目した時に、「あ、そういえば!」と言って思い出して話してくれたことがあります。
 
 
葛飾柴又に祖父母と父と行った時のこと、お土産やさんで見た小さな湯呑み茶碗がとんでもなく高額で驚いたと言うんです。
 
 
コロナ禍で外出を控えてきましたが、外に出て経験することの大事さと、びっくりしたり感動したことを人に話すことで記憶に残りやすく物の価値について学びも深くなるなと関心した出来事でした。
 
 
 
 
これまでお金に無頓着だった段階から、お金に意識がいくまでに成長した取り組みを紹介しました。
 
 
お金は「ありがとう」の交換であると意識する。粗末にしない、価値あると思うことに使うことをこれからも学んでいってほしいと思います。
 
 
いかがでしたか。昔から日本ではお金の話はあまり好まれない傾向がありましたが、これからは自ら学んで、話し合い、どんどん育てていく時代になると思います。我が家の挑戦を参考にしていただけたら嬉しく思います。
 
 
昨日できたことが今日できなくても大丈夫です。思春期は特に揺れ動きが激しい時期です。やる気も上がったり下がったりが当たり前です。
 
 
簡単なことからコツコツと、できないことよりできたことに注目して、歩んでいきましょう。
 
 
思春期パステルの子どもがご家庭で説明する力をつける方法はこちらでも説明しています。
 
 
 
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執筆者:西野みのり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 

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