発達障害・学習障害で計算が苦手な子でもメキメキと見積もる力が伸びる!明日からできるお買い物体験の秘訣

「うちの子は学習障害だし、計算が苦手だから買い物はまだ無理!」と思っているママに朗報!算数の計算と買い物の時にする「見積もり」は別の力なんです。見積もりは大人になってからもずっと使うもの。この力をお買い物体験から伸ばす秘訣をお伝えします!
 

【目次】

 

1.見積もり力って何?

 
 
突然ですが…
「おさいふに200円入っています。110円のジュース、85円のチョコと20円のガムを買うことはできますか?」
 
 
このような問題に、お子さんはすっと答えることができますか?
 
 
小学校中学年で習うこの単元、 「え?こんなこと当たり前にわかる!」 と簡単にクリアする子がいる一方、なかなか理解が難しい子もいます。
 
 
これは、正確に計算するのではなくて、見積もることができるかどうか?が関係しています。
 
 
見積もる力とは、
①目分量ではかる。目で見てだいたいをはかる。
②だいたいを計算して目安をつける。あらかじめ時間や経費などを概算して予測をたてる。
※精選版 日本国語大辞典より引用
 
 
ということです。
 
 
私たち大人も、買い物するときは正確な計算はしなくても、
 
 
「これで大体1,000円くらいかな。」
「やばい、10,000円以上買っちゃったかも!」
 
 
など、生活の中で、自然と行っていますよね。
 
 
そう、難しい数学は大人になっても使わないことがありますが、この「見積もり力」は、一生を通して使うことのできる力なのです。
 
 
 
 
また、脳の中でも「見積もる」というのは、「計算」とは違う分野の脳を使って行うことがわかっています。
 
 
計算が苦手=見積もりができない、ではないですし、訓練すれば伸ばすことができるので安心してくださいね。
 
 
見積もる力を実体験でたのしく学び、自然と身につけることができるといいですよね。
 
 
今日は、我が子が、楽しみながらお金の計算=見積もりができるようになったきっかけをお話したいと思います。
 
 
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2. はじめての買い物は〇〇〇〇で!

 
 
娘が幼稚園年長さんのときの話です。 
 
 
おもちゃのお金ではだんだんと満足できず、「本物のお金で、買い物がしたい!」という気持ちが強くなっていました。
 
 
しかし、スーパーなどで実際に買い物をさせてあげたいと思う一方、一緒に行くと、食材やら日用品やらで、大量の購入品。おまけに周りの人の目もあり、なかなか娘にお会計をさせてあげることができない状態でした。
 
 
そんななか、娘にとって転機となる出来事がありました。それは、幼稚園のお友達と駄菓子屋へいく、ということ。
 
 
200円ほどお財布にいれ、うれしそうに買い物へいきました。
 
 
帰ってくると、財布の中を見て、「まだ買える!」と食べるのを忘れて、また駄菓子屋へ(笑)
 
 
あのときの娘のにこにこ笑顔は忘れません。
 
 
さらに、娘の経験をパワーアップさせてくれる出来事がありました。 それは「遠足にいくお菓子を一緒に買おう!」というお誘いでした。
 
 
遠足のお菓子は、100円以内と決められており、見積もりながら好きなお菓子を買う経験ができるのです!
 
 
最初の頃は、一度会計が終わってから、「うん、まだ買える!(お金が残っている!)」ともう一度買いにいっていたことが懐かしいほど、回を重ねるごとに、きっちりと目標金額で買い物ができるようになりました。
 
 
今思い出すだけで、成長を感じ、なんだかじーんとしてしまいます。 
 
 
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3.次のステージへ!見積もり力をアップさせるには?

 
 
娘が小学生になった今、夕食の一品を自分で買う、という新たな挑戦をしています。
 
 
何品もとなると量が多くなるので、娘が作ってみたい!食べたい!という料理を一つ決めて、それに必要な材料をいくつか買うというものです。
 
 
(ちなみに、ここでは作ることは目的ではないので、気分が乗れば少し手伝う…くらいで、お買い物メインでこちらも気軽に考えるようにしました。)
 
 
インターネットで必要な材料を調べ、ノートに書いて、いざ出発です!
 
 
 
 
買い物中はかごを2個使い、娘が買う分、わたしが買う分とわけて買い物をしました。
 
 
そのときだけは、人が多いスーパーをさけ、娘が自分でお金を払うようにしました。
 
 
はじめての買い物、行く前に「大体、いくらくらいだと思う?」と聞いてみました。 すると、野菜など一つひとつを1000円くらいに思っていたことが判明!
 
 
こちらが何となくわかるだろう、と思っていることも、経験や知識がないと知らないのだなと考えさせられた出来事でした。
 
 
(ただ、このモノの値段については、見積りとは切り離して考えるようにしました。経験を積み重ねることで、少しずつ知識が増えることを期待して、2回目からは、スーパーで実物を見ながら、見積もり計算をしました。)
 
 
さて、ここからは少し具体的な話です。
 
 
「465円のお肉と230円の野菜を合わせると?」
 
 
娘は、 400+200=600円という計算をしていました。さらに、計算していないお金があるから、もうちょっと高いかな、と。
 
 
なるほど!それも立派な見積もりですよね。
 
 
わたしの感覚では、465円は500円と計算して…と思っていたのですが、それこそ四捨五入の概念が必要になってくるので、難しいことなのだとわかりました。
 
 
とにかく、楽しく学ぶ!ことが大切なので、娘の考えをしっかりと受け入れ、その思考力をうんと褒めてあげました。
 
 
食料品の買い物は、一つの野菜が大体100円以上と数が大きくなりますし、198円など区切りのよくない数字も出てきます。大体200円だな、という見積もり計算の次のステップにはもってこいだと思います。
 
 

3. ワクワクすることで脳は発達する

 
 
お子さんの年齢や発達段階に合わせて進めることが一番大切です。
 
 
娘は駄菓子屋さんからのスタートでしたが、今考えてみても、これは正解だったと思います。
 
 
その理由は、10円、20円と切りのいい数字で計算がしやすいことや、1つ1つの単価が安いのでたくさん買うことができる、という点です。
 
 
なんといっても、お子さんが小さいうちから、楽しくできる!というのが最大の魅力でですよね。
 
 
駄菓子屋自体が少なくなってきていますが、大きなショッピングモールに期間限定コーナーとして作られていることもあるので探してみてください。
 
 
近くにない場合は、駄菓子が売っている小さめのスーパーを探してみるのもいいかもしれませんね。
 
 
忙しいママにとって、子どもに買い物をさせるということは、なかなか面倒なことかもしれません。が、お子さんがワクワクしながら買い物をする姿を想像してみてください。
 
 
「オーバーしないように、300円で好きなだけお菓子を買っていいよ!」なんて言われると、目を輝かせるのではないでしょうか。
 
 
楽しいときに脳はよく働くのです。
 
 
 
 
こういったワクワク経験が、将来のお子さんの算数力に確実につながっていきます!
 
 
わたしは下に小さい子がいて、いつもバタバタの買い物なのですが、頑張ってこのような機会をとって、本当によかったなと思っています。
 
 
お仕事をされている方、下に小さなお子さんがいらっしゃる方、皆さん大変だと思いますが、まずは一ヶ月に一回など、ゆっくりペースでもいいので、ぜひ実行してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:石原みか
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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