スクリーンタイムの時間が終わらない!発達凸凹の子どもがメリハリ時間を獲得するための方法とは

テレビやゲームなどでアッという間に時間を費やしてしまう子ども達。毎日、宿題をしなさい!と声掛けするのはもううんざりですよね。子どもが自主的に行動するためのヒントをお伝えします。
 

【目次】

 

1.スクリーンタイムの中で生きる子ども達

 
 
皆さんのお子さんはテレビやゲーム、大好きですか?我が家の発達凸凹のある小3の息子は大好きです。
 
 
息子がゲームやテレビに費やす時間は、平日で多い時は4~5時間程あります(子どもが率先して観たり遊んだりする時間のみ)。
 
 
しかし、週末や祝日になるとそれ以上の時間を費やしています。
 
 
 
 
大好き過ぎて、テレビやゲームとの付き合い方を考えると、親としては頭が痛いです。
 
 
テレビやゲームの他にも、夢中になるものと言えば、最近ではYouTubeなどの動画やスマートフォンなどのアプリでするゲームもありますよね。
 
 
それらを見たり遊んだりする時間のことを「スクリーンタイム」と言い、ここで言うスクリーンとは「テレビ、ゲーム、スマートフォンやタブレット」のことを指しています。
 
 
いつでも手元にあって、すぐにスクリーンと繋がれる時代に子ども達はいますが、実はこのスクリーンタイムには、妥当な時間があるということを知っていますか?
 
 

2.スクリーンタイムは「2時間」⁈

 
 
実は、わが子が通う学校ではスクリーンタイムは1日2時間までという決まりがあるのです。
 
 
そう!たったの2時間!なんです。
えっ!何で2時間なの?
絶対そんなの無理!
 
 
その気持ちよーく分かります。理想と現実のギャップに頭を抱えてしまいますよね…。
 
 
では、何で2時間という時間が妥当なんでしょうか?
 
 
ビジョン・カウンシル(The Vision Council)によると、30%の親が、1日に2時間以上のスクリーンタイムを過ごした子どもは、以下のような症状を最低1つ経験したと報告しています。
 
 
•頭痛
•首と肩の痛み
•疲れ目、ドライアイ、目の炎症
•集中力の低下
•態度不良
•不機嫌
 
 
 
 
 
 
この症状が悪化すると、
 
 
・頭痛 → 頭痛薬を常飲、思考が回らない
 
・首と肩の痛み → 慢性的肩こり、姿勢悪化など
 
・疲れ目、ドライアイ、目の炎症 → 眼精疲労の慢性化と近視になる可能性も
 
・集中力の低下 → 勉強不振、無気力
 
・態度不良 → 意思疎通が図れない(コミュニケーション能力の欠如)
 
・不機嫌 → 意思疎通が図れない(コミュニケーション能力の欠如)
 
 
ということになる可能性もあります。
 
 
では、どうやったら子どもはスクリーンタイムの制限時間で止めてくれるのでしょう…。
 
 
「ゲームが命の子どもなのに絶対無理!」
「どうせ言っても言うこときかないし…」
「ゲーム以外、何も興味がないんです!」
 
 
そのお気持ちもよく分かります。
 
 
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3.ゲームやテレビが止められないのは本人のせいではありません!!

 
 
我が家の息子は、ゲームやテレビなどを見ている時は、周りの声が聞こえなくなるくらい集中して遊んでいます。
 
 
脳の特性によりどうしても過集中してしまう傾向があるので、止めようと思っていてもなかなか自分でも止めることができないことがあります。
 
 
「〇時から宿題をする!」と口で言っていても、時間が来てもゲームやテレビを止められない。止める気持ちはあったのにできないんです。
 
 
ゲームや動画の構造は、脳に刺激を与えて、わざと途中で止められないような作りになっています。
 
 
 
 
お母さんが先にそのことを理解しておくと良いですね。
 
 
だからと言って、このまま好き放題にしていると、子どもの健康が気になります。
 
 
子どもの健康被害がないようなスクリーンタイムとの付き合い方ってあるのでしょうか…。
 
 
次は、我が家が実際に実践している方法をお伝えします!
 
 
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4.家族ミーティングを行い、スケジュール表を作成します!!

 
 
我が家の場合、スクリーンタイムに費やす時間は、平日で多い時は4~5時間程あります。
 
 
しかし、週末や祝日になるとそれ以上の時間をスクリーンタイムに費やしています。
 
 
少しはスクリーンタイムとの付き合い方を考えて欲しいという親の思いと、健康などに気を付けて遊んで欲しいという思いから家族でのミーティングを取り入れました!
 
 

◆①曜日ごとの行動を振り返る(現状の把握)

 
 
先ず、一週間を曜日ごとに振り返ります。
 
 
「月曜日は学校が〇時間目までだから、〇時に帰宅しておやつを食べながらだいたい〇分くらいテレビを見ているね~」
 
 
「その後、宿題をしてからゲームを〇分くらいしているね。夜は〇時~〇時くらいまでテレビを観ているね」
 
 
と、子どもと一緒に学校から帰宅後の行動を振り返ります。
 
 
曜日ごとに振り返ることで、だいたい1日に何時間スクリーンタイムに使っているかが見えてきます。
 
 
我が家の場合は、起床してからのスクリーンタイムと帰宅後のスクリーンタイムを入れると平日は多い時で4~5時間くらいは費やしていることが分かりました。
 
 
平日と週末ではスクリーンタイムの時間が変わってきます。
 
 
また、習い事があればその都度、時間は変化していくのでその日その日の時間を洗い出していきます。
 
 
子どもにもどれだけスクリーンタイムに費やしているかがはっきりと分かるので、言葉だけで、
 
 
「テレビを見過ぎ!」
「ゲームをやり過ぎ!」
 
 
というよりも具体的に数字を出すと伝わりやすくなります。
 
 

◆② 客観的に理解する(現状の分析)

 
 
だいたいのスクリーンタイムの時間が分かったら、客観的に見てこれだけスクリーンタイムに時間を使っているけどどうだろう?ということを、息子に考えてもらいました。
 
 
学校でのスクリーンタイムの決まりが1日2時間で、いつも生活点検表のチェックにバツ(×)がついていることも伝え、そのことも一緒に考えてもらいました。
 
 
結果、息子からはたくさんゲームやテレビ、動画の時間に使っていると思うという答えが返ってきました。
 
 
学校のチェック表については、守りたいと思ってるけど、ゲームやテレビの時間がアッという間で、気付いたら時間がたくさん過ぎてしまっている、と答えが返ってきました。
 
 

◆③ 子と親、それぞれの想いを伝える

 
 
次に息子の想いと親の想いをそれぞれ話します。
 
 
息子は毎日ゲームや動画を楽しみたい。
 
 
親の想いは、夜20時にはスクリーンタイムを終了して、21時までの1時間で学校の準備をしたり読書をしたり他の時間に使って欲しいと伝えました。
 
 
また、寝る直前まで動画などを観ていると脳が興奮して眠りにつきにくくなるということも伝え、寝るまでにゆっくりする時間が必要な理由も伝えました。
 
 
息子は習い事がある日は20時までにスクリーンタイムを終了するのは無理、と言うので習い事がある日は20時半までに終了するならOKということで受け入れてくれました。
 
 
 
 

◆④ 具体的なスケジュールを決める

 
 
子と親の気持ちを伝え、じゃあ、どうするかという具体的な内容を決めていきます。
 
 
毎日同じ日課を過ごしているわけではないので、月曜日から日曜日まで、その曜日に合わせてスクリーンタイムを設定をすることに決めました。
 
 
それと同時に宿題をやり終える時間の目安や夕飯の時間なども組み込んでいくことにします。
 
 
そのスケジュールを達成することを目指して親子で協力すること。
 
 
子どもはスケジュール表通りに先ずは宿題を終わらせること。
 
 
親は決まった時間にご飯を食べれるように準備すること。
 
 
以上の3点を行動の軸になるように決め、特に守れるように努力することにしました。
 
 

♦平日の習い事のない日

 
 
18時:どんなに遅くてもこの時間までに宿題終了(宿題は1時間程で終わる計算)。
 
 
18時~19時:食事をしながらYouTubeなどの動画を親子で観る(子どもの好きなものを親子で共有する時間)。
 
 
19時~20時:家族で観たいテレビを観る。
 
 

♦平日の習い事のある日

 
 
習い事がある時間まで:テレビやゲームをする(15分程度)。
 
 
帰宅後:YouTubeなどの動画を観ながら夕食を摂る(約1時間)
 
 
夕食後:宿題をする
 
 
宿題終了後:スクリーンタイム (習い事で遅くなる日も20時半までに終了)
 
 
平日にゲームをする時間は30分。これはゲームソフトのアプリを使って管理しているので時間がくると自動的に電源が切れます。
 
 
ゲームは宿題をする前でも後でも好きな時にして良いという決まりですが、夕飯時だとご飯が優先されます。
 
 
朝のスクリーンタイムは特に細かな制限はしていません。
 
 
朝に好きな動画を観てそこで元気をチャージして学校に行っているようなので、早起きしたら観れることになっています。だいたい1時間弱くらい見ています。
 
 

♦土日、祝日

 
 
朝にその日の予定を話しながらスクリーンタイムを決めます。
 
 
土日は出掛けたりすることがあるので、細かく決めると守れない日が出てきます。なので今はその日の朝に大まかに決めることで納得しています。
 
 
また、どうしても平日にスクリーンタイムの時間が少なくて、子どもがもっと観たい!などの気持ちが強い時は土日に追加して観て良いことにしています。
 
 
その時もただただ観てオッケーではなく、子どもと話をして親子で納得いく時間を設定するように心掛けています。
 
 

◆⑤ 内容はアップデートしていく

 
 
実際にスケジュール表に添って生活をしてみると、あれ?違うなぁ~。動きにくいな~。全然守れない!ということも出てきます。
 
 
そういう時は、そのやり方が合っていないということなので、再度どこに問題があるのかを話し合うことにしています。
 
 
一度決めたらそれで終わりと思わず、更に良くなるために、やり方は変わっていい!と思いながら子どもを観察してみましょう。
 
 

5、囚われすぎずに工夫していくこと!

 
 
行動を振り返ることでスケジュールを決めることが出来、平日は3時間~3時間半ほどのスクリーンタイムにまで時間を減らすことができました(実際はこれより少ない時間の時もあります)。
 
 
結果的にスクリーンタイムを学校から言われている2時間にはまだ到達していませんが、我が家では視点を変えて、連続してテレビを観る時間にポイントをあてることにしました。
 
 
連続で2時間以上スクリーンタイムに費やさないように、宿題をする時間やお風呂に入る時間をスクリーンタイムの間に入れることで健康状態を保てるのではないかと考えました。
 
 
学校からスクリーンタイムは2時間ですよ!と言われると、お母さんとしては、気にもなるし、守らなければという気持ちになります。
 
 
また、守れていない子どもを見ると、ガミガミと注意してしまったり、何でうちの子は守れないんだ…と悲観的に思ってしまうかもしれません。
 
 
大事なのはあまり囚われすぎず、その子に合ったやり方を決めていくことではないかと思います。
 
 
大人側の意見を押し付けるのではなく、問題となっていることついて親子で話し合いをして、お互いのちょうどいい気持ちのところで物事を決めていくこと。
 
 
それは、一回でうまく決まることもありますが、不具合が生じたらその都度、また話し合いをして決めていくこと。
 
 
 
 
一度決めたから終わりではなく、何度もアップデートして更にいいものにしていくこと。
 
 
そのような気持ちを持って問題に向き合っていくことが大事だと思います。
 
 
一緒に話し合ったことは子どももちゃんと覚えています。
 
 
息子は、スケジュール表があると目につきやすいようで、いつでも見れる場所に貼っておくと自分から時間の確認をしています。
 
 
例え、決めたことを忘れていてもスケジュール表を見て、「〇〇って決めたね」と言うと、「あっ、そうだった」と思い出してすんなりと受け入れてくれます。
 
 
今では、スケジュール表を自分で確認したり、宿題を終わらせる時間を意識して行動したり、夜もスクリーンタイムを切り上げようとする姿勢が見られます。
 
 
読書をしたり、親子で話をしたり、ゆったりとした時間を過ごして布団に入る日が増えています。
 
 
毎日のスケジュールを決めるなんて大変そう…と思うかもしれませんが、気持ちを伝える練習や相手の気持ちを知ってどうしたらいいかを考える機会にもなり、コミュニケーション能力のアップにもつながります。
 
 
ぜひ一度!スクリーンタイムについて話し合ってみてはいかがでしょうか?
 
 
難しく考えずできるところからやってみましょう!
 
 
子どもが自ら動くためのヒントがあります!

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執筆者:たむら ようこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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