発達障害・アスペルガータイプのお子さんが夏休みにお友達と仲良く過ごすコミュニケーションのルール3つを大公開

発達障害・アスペルガータイプのお子さんにはコミュニケーションが苦手という特性があります。少人数で遊べる夏休みがチャンスです。お母さんからの3つのアドバイスで、友達とのコミュニケーションがスムーズに楽しくなるかもしれませんよ!
 
 

【目次】

 

1.発達障害・アスペルガータイプのお子さんには夏休みがチャンス!

 
 
夏休み、お子さんとどのように過ごしますか?お友達と遊ぶ計画をしていますか?
 
 
園内・学校だと何十人という集団の中で過ごしている発達障害・アスペルガータイプの子どもはコミュニケーションが苦手。strong>そのため、なかなか集団に入れないということが多いです。
 
 
発達障害・アスペルガータイプのお子さんは、もっと話したいけれど話せない・話し方がわからない。話す距離感がわからない。などを感じているのです。 そんな思いを持っている子どもには、この夏休みはチャンスなのです!
 
 
夏休み、友達と遊ぶときは1対1、もしくは2〜4名のメンバーが多いと思われます。
少人数の友達と遊ぶというほうが、発達障害・アスペルガータイプのお子さんには過ごしやすいです。
 
 
なぜなら、アスペルガータイプの子どもはコミュニケーションの前提となる、他の人と同じものに注目して、同じように興味や関心を持つことや相手の立場で考えること(心の理論)がうまくできないため、スムーズなやりとりにならないことが多いという特性を持っています。
 
 
ですから、大人数だと本人がどうしていいのか分からない!となってしまい、積極的に参加しなくなることもあります。そうすると、せっかくの友達との関係が学べなくなってしまうため、少人数での遊びがオススメです!!
 
 

 

2.得意なことで友達と遊べてしまう楽しい時間とするには…

 
 
日頃、集団生活の中では発揮できない得意なことで友達と遊べる環境が最高です!
 
 
発達障害・アスペルガータイプのお子さんは興味・関心あることについての知識量が半端ないです!ですから、この夏休みにお友達に話せるといいですね!
 
 
夏といえば、男の子なら昆虫!など…
教えることが大好きなお子さんなら、自分の得意分野を友達に披露できたら、きっと楽しい時間になるでしょう!
 
 
しかし、上手に会話ができないと楽しい時間ではなくなってしまうので、お母さんからコミュニケーションのコツを教えてあげてくださいね!
 
 
 
 
 

3.コミュニケーションが苦手なお子さんへお母さんができるアドバイス3つ!

 
 
コミュニケーションの苦手なお子さんへオススメのアドバイス3つを詳しく説明していきたいと思います。
 
 

①友達が話しているときは話さない。友達が話し終わったら話してもOKと順番を教える

話したいことがあると、友達が話していようと自分が話してしまう傾向があります。こういうことが続くと友達もイヤな気分になってしまう子もいるため、話す順番のルールを教えてあげましょう。
 
 

②友達と意見が違っても、友達は友達・ぼくはぼく。

アスペルガータイプの子どもはこだわりが強い面もあるため、自分の意見は絶対!!というところがあります。そうなると、コミュニケーションがうまくいかないため、意見が違った時に言う言葉を前もって教えておくといいでしょう
 
 
例えば…
「ぼくは〜だと思うよ」
「そっか〜、なるほどね!」
「そうだね!まあいいか〜」
など、
自分の心の切り替えもして、友達とコミュニケーションがうまくいくルールというものを伝えていきます。
 
 

③面白いことがあっても○回まで言ったら、おしまいね!

子どもたちは大人から見たら、くだらないことで笑い転げることってありますよね! そんな場面、発達障害・アスペルガータイプの子どもも一緒に笑うのですが、面白いことをずーっと続けてしまうことがあるんです。
 
 
友達はある程度したら、やめて切り替えられるのですが、この特性を持っている子どもは、悪気はないのですが、くどくど続けてしまうんですよね…
 
 
終いには『しつこい!』と思われてしまうこともあります。
こうならないためにも、○回でおしまい〜!と前もって伝えることで少しずつ分かってくるようになります。
 
 
以上の3点です!
 
 
このようにコミュニケーションには『ルールがあるんだよ』ということを教えておくと、友だちとの関係も少しずつうまくいくようになります。
 
 
そして、これを…
『お母さんと〇〇との秘密のミッション!!』
などと名前をつけて、楽しいこと・楽しい作戦という感じで楽しく話してみてくださいね!
 
 
苦手なコミュニケーション楽しいミッションであれば、お子さんも友だちと楽しくコミュニケーションができると思います。
 
 
万が一、友達とのコミュニケーションがうまくいかなかったとしても、また作戦会議をして 次に繋げてくださいね。うまくいかなかったことで落ち込まないように、前向きな言葉をかけることが重要です!
 
 
この夏休み、友達とのコミュニケーションが苦手で困っている。というお母さん。コミュニケーションのコツを教え、親子でミッションをこなし、少しずつコミュニケーションスキルを高めていきましょう。
 
 
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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