どうしたらテストでのケアレスミスを減らせるの?発達障害・ADHDタイプに効果的な対策法

テストでケアレスミスを連発する子に困っていませんか?もう少し慎重にやれば、もっといい点が取れるのに…と、お母さんは歯がゆく思っているかもしれません。そんな発達障害グレーゾーン・ADHDタイプの子のケアレスミスに効果的な対策法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.テストでケアレスミスを連発する娘

 
 
わが家の娘は、幼児期に発達の遅れを指摘されて療育にも通いましたが、発達検査をしても「様子を見ましょう」と言われた、いわゆるグレーゾーンと呼ばれる子です。
 
 
診断はされていませんが、不注意や衝動性が目立つ注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプです。
 
 
小学校高学年の娘のテストの結果を見ると、例えば、算数では、
 
 
・たくさんある計算問題の一部をやり忘れている。
 
・問題を読み間違えて、求めれらた答えとは違う答えを書いている。
 
・答えの単位を書き忘れて、減点されている。
 
 
というようなケアレスミスが目立ちます。
 
 
 
 
では、なぜ発達障害グレーゾーン・ADHDタイプの娘には、ケアレスミスが多いのでしょうか?
 
 
次の項では、ADHDタイプの特性がどうしてケアレスミスの原因になるのかをお伝えします。
 
 
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2.ケアレスミスの原因は発達障害ADHDタイプの特性にあった!

 
 
ADHDタイプの主な特性は、「不注意」、「多動性」、「衝動性」です。この中でも、テストのケアレスミスに関係していると思われる「不注意」に注目してみましょう。
 
 
「不注意」とは、注意を向けなければならない対象に自分の注意を向けることができないことです。そのために、以下のようなことが起こります。
 
 

◆気が散りやすい

 
 
自分の注意を向けるべきものにしっかり注意を向け続けることが苦手です。ほかの刺激が加わると、簡単にそちらに注意が向いてしまうことがあります。
 
 
そのため、答えの単位を書き忘れたり、問題の一部をとばしたりしてしまうことがあります。
 
 

◆集中力が続かない

 
 
ひとつのことに集中するのが難しく、すぐに集中が途切れてしまいます。そのため、最後まで問題を終えることができない場合があります。
 
 
 
 

◆見る脳のエリアの発達がゆっくり

 
 
発達障害の子どもの中には、見る脳のエリアの発達がゆっくりしている子どもがいます。
 
 
見る脳のエリアは、
 
 
・パッと見ること
 
・じーっと観察すること
 
・状況を理解すること
 
 
の3段階で発達していきます。
 
 
問題文を最後まで丁寧に読めないのは、脳の発達がゆっくりで、見たものを理解する段階まで発達していない可能性があります。
 
 
以上のように、テストのケアレスミスには、発達障害グレーゾーン・ADHDタイプの特性が大いに関係しています。
 
 
では、ADHDタイプの子どものケアレスミスを防ぐにはどうすればいいのでしょうか?
 
 
次の項では、ADHDタイプの子どもに効果的な対策をご紹介します。
 
 
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3.ADHDタイプのケアレスミスを防ぐ効果的な対策法

 
 
発達障害グレーゾーン・ADHDタイプの子どものテストのケアレスミスを防ぐには、どのような対策があるでしょうか?ここでは、ケアレスミスを防ぐために必要な4つの効果的な対策法をご紹介します。
 
 

◆終わったところを隠す

 
 
たくさんある計算問題などは、情報量が多く気が散ってしまうので、1問終わるごとに、終わったところに筆箱などを置いて隠します
 
 
そうすると、今やっている問題だけに集中できるようになり、問題をやり忘れたりすることがなくなります
 
 

◆字をきれいに見やすく書く

 
 
字が汚かったり、小さくて見にくかったりすると、自分で書いた字を勘違いしてしまうことがあります。
 
 
例えば、計算式の途中で書いた数字を間違って認識してしまうと、考え方は合っていたはずなのに、最後に書いた答えが違ってしまったりします。
 
 
また、字が汚いと先生が正しく認識してくれなくて、本当は正解だったはずなのに間違いになってしまうこともあります。ですから、普段からできるだけ字を見やすく書く習慣をつけたいですね。
 
 
 
 

◆集中できる時間をのばす

 
 
集中力が続かないお子さんでも、好きなことには集中して取り組むことがあるはずです。その時に、「早く宿題をしなさい!」などと邪魔をしないで、できるだけ続けさせてあげてください。
 
 
そして、その集中していることがいいことだと気づかせるために、集中が切れたところで、肯定的な声かけをしてください。
 
 
「今、集中できていたね」と笑顔で声をかけることを続けていくと、集中できる時間がのびていきます
 
 

◆見る脳のエリアを鍛える

 
 
先ほどお伝えしたように、見る脳のエリアの発達もテストのケアレスミスに関係しています。そのため、このエリアを鍛えることは、ケアレスミスを防ぐ対策となります。
 
 
見る脳のエリアは、運動の脳のエリアと密接に関わっているので、スポーツをすることで見る脳のエリアの発達を促すことができます
 
 
自分でスポーツをするのが苦手な子には、テレビではなく、直接見るスポーツ観戦もおすすめです。
 
 
実際に、私の娘は、部活動でバスケットボールを始めたところ、以前より見る力がついてきたことを実感しています
 
 
いかがでしたか?テストのケアレスミスを防ぐための対策を4つご紹介させていただきました。
 
 
4つのうち、
 
 
・集中できる時間をのばす
 
・見る脳のエリアを鍛える
 
 
の2つは、すぐに効果があらわれる対策ではないかもしれません。でも、将来のためにも根気よく続けることで、ADHDタイプのお子さんも確実に変わります。ぜひ試してみてくださいね!
 
 
発達障害の子どもの勉強については、こちらの記事もご覧ください!
 
 
 
 
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執筆者:佐藤とも子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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