発達障害傾向の子どものトイレトレーニングが進まないときに考えてほしいこと

発達障害の傾向があるとなかなかトイレトレーニングが進まないことがあります。お母さんとしてはとても焦りますよね。もし進まなくて悩まれている場合には、一般的に言われていることとは別に考えてほしいことがあります。我が家の実例とともにお伝えします。
 

【目次】

 

1.発達障害の傾向のトイレトレーニングはなぜ進まない

 
 
こちらの記事を読んでくださっている方は、きっとお子さんのトイレトレーニングが進まなくて悩まれているのではないでしょうか?
 
 
お子さんの適切な時期にトイレトレーニングをすれば、多少時間がかかっても完了していくものですよね。しかし、発達障害の傾向があるお子さんには周りの何倍もの時間をかけて終えることがあります。
 
 
その時間は親子ともにとても苦しい時間です。ネットでも「トイレトレーニング」は多くのお母さんが悩まれていることがわかります。
 
 
一般的にトイレトレーニングは手こずるご家庭が多いことで知られていますが、発達障害の傾向があると、尚のこと時間と手間がかかると言われています。
 
 
その理由としては、
 
 
・不安が強いために狭い空間が苦手
・トイレ特有の匂いに人一倍敏感
・トイレ動作の理解が困難
・排便や排尿にかかわる臓器の未発達
 
 
など。お子さんの特性により、さまざまな理由があります。一般的にネット検索をするとこれらのことが言われていることが多いのではないでしょうか?
 
 
 
 
しかし、実は一定数、空間の把握が苦手なことでトイレトレーニングが進まないことがあるのです。
 
 
今回は、我が家の実例を挙げて、空間の把握に着目して完了したトイレトレーニングをお伝えします。
 
 
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2.我が家に大きな影を落とした娘のトイレ事情

 
 
ここで我が家の話しをさせてください。我が家の娘は小学生になりますが、実は最近トイレトレーニングが完了しました。
 
 
発達障害傾向があり、家以外のトイレでは用を足すことができなかったのです。ではどうしていたか?
 
 
外出などの際には私がずっとオムツを持参していました。外出先などでトイレをする際には、用を足すときのみオムツに履き替えトイレを済まします。
 
 
ですので、泊まりなどで出かける際には、大量のオムツを持参するのです。
 
 
今はまだ一緒の個室に入っても違和感はない年齢かもしれません。
 
 
しかし、だんだんと年齢が上がるにつれ、周りの見る目も変わるでしょうし、何より本人の気持ちの面がとても心配でした。
 
 
学校でもトイレには行けないので、ずっと我慢をして帰宅するまで一度もしない…
 
 
家に着いたら安心して玄関で漏らしてしまう…そのような日がずっと続き、私も途方に暮れていました。
 
 
ネット検索をしても、専門家に聞いても返ってくる言葉や、内容は皆同じ。
 
 
不安が強いことでトイレに行けないのだからと、不安を軽減させるお薬の処方を提案されたこともありました。
 
 
複合的な課題が集まってのことでしょうから、不安が強いことが原因と言われるのも一理あるとは思います。しかし、薬でトイレに行けるようになるならばこんなに悩んでいない…
 
 
 
 
きっと他にもっとアプローチが必要なことがある!ずっとそう信じていました。
 
 
しかし、有効な手立てが見つかることもなく時間ばかりが過ぎていきました。
 
 
何を試しても全く効果がない状況に、私は娘に向けて罵声を浴びせる日も多々ありました。
 
 
本人が一番辛いことが頭の中では理解ができているのですが、不安や焦りから私も感情を抑えることができなかったんですよね。
 
 
「一生、オムツの人はいないから!」
「気長に待ってあげて!」
 
 
何度、言われたかわかりません。
 
 
本当にそうなのはわかります。しかし、渦中にいる本人や親は、常に不安と焦りを感じているのです。
 
 
ですから、その言葉をかけてあげるのであれば、有効なヒントを一つでも与えてあげてください!
 
 
もう、我が家ではやることは全てやって、何もすることがないと途方にくれたとき、ある療育の先生から言われた一言で娘のトイレトレーニングが完了する日が来たのです。
 
 
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3.着目する視点と声がけを変えたらあっさり完了

 
 
発達障害のトイレトレーニングを阻む、一般的に言われている不安や過敏などにずっと着目していましたが、娘の場合、実はそうではなかったのです。
 
 
療育の先生が、着目する視点のヒントをくれました。それは、「空間把握の苦手」への着目です。
 
 
空間把握が苦手なお子さんは、便器に腰をかける際にどこら辺に腰をおろしたらいいか?排尿をしたら良いか?便器内に入るだろうか?を常に気にかけていると言います。
 
 
実は娘もその一人だったのです。娘は空間の把握が苦手な傾向にあります。それは、発達検査でも数値で他のものと比べると低く出ている項目の一つでした。
 
 
今、思い返しても、娘がオムツに履き替えることにこだわったのも、その中に収まるという安心感からだったことにつながります。
 
 
そこで、声のかけ方を我が家では変えることにしました。
 
 
「便器から、はみ出ても大丈夫だよ!拭けば平気だからね。」
 
 
「実はみんなはみ出したりするんだよ!学校でもはみ出していることがきっとたくさんあるよ。」
 
 
などと、空間を把握することが苦手なことへ着目して、あり得そうな娘の気がかりへアプローチをする声がけをしていくことにしました。
 
 
それを続けること数週間、娘のトイレトレーニングはあっさりと終了しました。まずは学校のトイレに行けるように!
 
 
それと同時に、家以外のトイレ全てが行けるようになりました。まるで外れていた歯車が合わさるかのように…です。
 
 
良かったね!と娘に声をかけていたある日、娘が私にそっと教えてくれました。
 
 
「多分私ね、ずっとはみ出したらどうしよう…って思っていたんだと思う。」と。
 
 
少し、視点を変えることで我が家のようにあっさり完了できることがあります。。
 
 
もし、さまざまなことを試しても全く効果がないというお子さんには、空間把握の面からなど視点を変えての声がけを試してみてくださいね。
 
 
 
 
発達に課題のある子どもは、時間も手間もかかります。しかし、どこか歯車が合わさると一気にできるようになることが多くあることも改めて知ることができました。
 
 
今、悩まれているお子さんへの、効果的なアプローチが1日も早く見つかりますように心より願っています。
 
 
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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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