発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもとの毎日のコミュニケーションはどうですか?まずは「○○欲求」を満たすコミュニケーションからはじめてお子さんの才能開花にむけての第一歩踏み出してみませんか? |
【目次】
1.みんなが知らない「○○欲求」とは?「○○欲求」を満たすことがよい理由
発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプのお子さんは、集団が苦手、不安が強い、変わり者と思われている、興味・関心が狭い、集中力があるなどの特徴がありますよね。
このような特徴のあるお子さんへの毎日のコミュニケーションどうしていますか?
このタイプのお子さんは空気を読めないと思われがちですが、実は空気を察する力はとても高いのです。そして、繊細な心をもっています。ですから、ちょっとした言葉で傷ついてしまうことがあります。
たくさんの得意をもっている、たくさんの才能をもっているお子さんが、その繊細さゆえにその能力を発揮できないということはあってはなりませんよね。
だって、これからの時代、みなさんのお子さんが活躍できる時代なのですから! 私は、この才能を潰して欲しくないと思っています。
人の欲求というものは、5つあると言われています。
・生理的欲求(生命維持に関わるもの、食べたい・寝たいなど)
・安全の欲求(身の安全を守る、安心・安全に暮らしたい)
・所属と愛の欲求(他者と関わりたい、集団に属したい・仲間が欲しい)
・承認の欲求(他者から価値を認めて欲しい・褒められたい)
・自己実現の欲求(あるべき自分になりたい、能力を発揮し創造的活動をしたい)
〈マズローの欲求5段階より〉
ピラミッドの下の方から、積み上げていくことで人は満たされるのです。そして次のステップへ移ることができます。
ここで 満たしてほしい欲求というのが「承認欲求」です。
承認欲求とは、他者から自分の価値を認めてもらいたい、自分が役に立つ存在だということを認めてもらいたい、自分の考えを理解してもらいたい、褒められたい、大切に扱われたい…などと感じる、誰にでもある欲求のことです。
この承認欲求が満たされてくると、自分に自信をもつことができ自己肯定感が高まってきます。
そして承認欲求を満たすことで、次の段階・自己実現の欲求の段階に進むことができます。
つまり、たくさんの才能をもっている子どもなので、承認欲求が満たされれば必ず、自己実現のために自分で動くようになるんです。
今はスムーズに動けないかもしれません。
しかし、一つ一つ階段を登っていくように、私たちが一つ一つ階段を登っていくサポートをしてあげること…。これが大事なんです!
ではどのようにサポートしたらいいのでしょうか?
2.発達障害・グレーゾーンアスペルガータイプの子どもの「○○欲求」を満たすコミュニケーション法
子どもが何かをしてるとき、「何してるの〜?」と興味を示し認めてあげてください。 「へ〜、すごいね〜!」と褒めてあげてください。 この言葉が承認欲求を満たす言葉になります。
そして、「教えてくれてありがとう!」と感謝の言葉を伝えてください。
子どもがその場で喜ぶかどうかは別にして絶対に気持ちは伝わっています!
お母さんの声かけによって、やる気が出てくるのです。 このやる気が自己実現への欲求につながっていきます。
気持ちいっぱい満たされた子どもは、次の段階の自己実現へと登っていくのです。 とっても楽しみですよね!
改めてポイントを確認しましょう。子どもが何かしているとき、
「何してるの〜?」
「へー、すごいね」
「知らなかった!」
「教えてくれてありがとう!」
「へー、すごいね」
「知らなかった!」
「教えてくれてありがとう!」
の声かけです。
「褒める」「認める」「感謝」です。
なかでも、日頃注意されたり、怒られたりする子どもへ絶大な効果をもたらす言葉は、「ありがとう!」です。これが、一番心に響きます。承認欲求が満たされ、人の役に立ててうれしい!と思うからです。
子どもの承認欲求を満たしてあげることが、自立への才能開花への第一歩になります。 言葉かけ次第で子どもがどんどん成長しステップアップしていくお母さんの声かけは最強なのです!!
ぜひ、試してみてくださいね。
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執筆者:今村裕香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)