悪目立ちしがちな発達障害・グレーゾーンの子どもの参観日が恐怖!イベントが憂鬱なお母さん、もっと楽しみませんか?

悪目立ちしがちな発達障害・グレーゾーンの子ども。お母さんはそんな子どもの様子を見るのが苦痛…いわゆる参観日恐怖症に陥ってはいませんか?お母さんの接し方で子どもの成長は加速します! 視点を変えて「今」のかわいい時期を楽しみませんか?
 

【目次】

 

1.ショック!!一気に発達障害の不安が襲ってきた入園式

 
 
発達科学コミュニケーショントレーナー・岩下まいです。我が家には注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の強いグレーゾーンの小1長男がいます。
 
 
息子はとても人懐っこくお友達が大好き!一見、どこにでもいそうな元気な男の子です。
 
 
2歳半を過ぎた頃に、発語が少し遅いかな?多少の不安はあったものの、家での困りごと自体があまりなく、人見知りや癇癪もさほどなかったので育てやすいとすら感じていました。
 
 
未就園児クラス(プレ)では落ち着きのない場面はありましたが、他にも似たような子どもがいたり、漠然とした発達の不安はありつつも初めての育児だったこともあり、結局は「男の子だからこんなものかな??」という思いのまま入園を迎えました。
 
 
しかし、入園式当日、式典後の教室にて明らかにクラスのお友だちと比べて落ち着きがなく、マイペースに教室内を自由に走り回り先生の指示が入っていない!
 
 
そんな場面を目の当たりにし、大きなショックを受け「発達障害」という言葉が頭をよぎりました。
 
 
この日の教室内での映像を観た息子の祖父母も衝撃を受け、
 
「しっかり先生の言うことを聞かなきゃダメだよ。」
 
「一人だけ歩き回って…他に歩いてる子はいないよ。」
 
 
など、映像を観ながら2世代でできていないところばかり指摘していたのを覚えています。
 
 
浮いていた息子…あの衝撃は忘れられません。
 
 
 
 

 2.子どもを直視できない…私が参観日恐怖症に陥るまで

 
 
入園式をきっかけに、息子の発達への焦りが芽生え、のちに専門機関の相談や受診等、奔走することになりました。
 
 
受診前は不安な気持ちがある一方、クラス参観にいけば、『終始マイペースで落ち着きが無い』というわけではなく、
 
 
・集中して活動しているときもある。
 
・顔はこっちを向いているが、着席していなければいけない場面ではずっと座れていることもある。
 
・外が気になって席を外していても、先生に促されれば席に戻り活動を始められる。
 
 
という場面もありました。こんな場面を見ては「子どもなりのスピードでこのまま落ち着いていくのでは?」願望を込めた気持ちになっていました。
 
 
「今日こそは成長した姿をみれるのでは!?」という淡い期待を抱えて参観に臨み、悪目立ち全開だった日には、勝手に裏切られたような気分になりました。
 
 
ショックや恥ずかしさ怒りや悲しみなど、複雑な心境のまま帰り道に涙をこらえながら帰宅する…そんな感情の浮き沈みの連続でした。
 
 
徐々に周りとの指示の通り方の違いや、クラスのお友だちからも注意を受けている姿をみることが続くようになると、次第にストレスを感じイベントに出席するのが憂鬱で億劫になり、いつしか参観日恐怖症になってしまいました。
 
 
内心、参観するのが怖くて仕方がないのに、周りには取り繕って明るく笑って振る舞っている時間もとても辛かったです。
 
 
 
 

 3.焦る気持ちが結果、子どもを追い詰める原因に

 
 
『子どもは将来、社会で苦労をするかもしれない…』と考えるようになると、今から社会に適合させなければ…という焦りで息子の日常までもプレッシャーを与えるようになりました。
 
 
例えば、参観日にショックをうけた日には子どもにビデオ映像を見せながら
 
 
「ここではこうやってやらなくちゃいけないんだよ!」
 
「見て見て!ほら!一人だけ出てきちゃってる!これはいいんだっけ?」
 
 
映像はまさに”「できていない」証拠を押さえた絶好の資料”。できなかったところを全て指摘するような時間を設け、そうすることで息子を正し、親として当然の役目を果たしているくらいの気分になっていました。
 
 
その間にも息子は聞き流すようにマイペースに遊び始めたり、聞く耳を持っていないように感じて余計にイライラし、「今お話してる時間でしょ!!ちゃんと聞きなさい!!」と語調がきつくなってしまうことも。
 
 
日頃の行動についてもいつも急かしたり、お友達との関係にも割って入るようになったりと、子どもを『見守る』のではなく『監視』のような接し方ばかりで、息子の困りごともどんどん増えていったように思います。
 
 
この頃既に「私は他のお母さんよりも短気で厳しすぎる」という自覚も生まれていましたし、感情をコントロールできない自分自身がものすごく嫌で、劣等感も感じていました。
 
 
そんな中、 発達科学コミュニケーションと出会ったのは集団生活が始まって2年後となります。
 
 
そこに辿り着くまでのこの2年もの間、療育施設にお世話になりながらも常に焦りや不安がつきまとい、夜は検索し続けて眠れなくなることもよくありました。
 
 
ただただ「育てにくい」と感じていたこの2年間ですが、私自身が変わっていれば対応できることはたくさんあり、もっと子育てを楽しめたはずだと思っています。
 
 
 
 

 4.お母さんには堂々とイベントを楽しんでほしい!視点を変えて参観日恐怖症を克服してみませんか?

 
 
このように私は精神状態が不安定で、親子関係も負のループに陥ってしまいましたが…
 
 
その後、発達科学コミュニケーションを習得し、子育てに悩むお母さんたちの力になり、発達障害・グレーゾーンの子ども達が世代間の垣根を超えて、身近な社会から生きやすい環境を作りたい!とトレーナーとして新たな道を歩み始めました。
 
 
これまでの経験から、現在、お子さんの発達に漠然とした不安を抱えていたり、参観日恐怖症になってしまっているお母さんに伝えたいことがあります。
 
 

◆不安や情報の仕入れについて

 
 
「息子の発語が遅い」不安も”男の子は発語が遅め”という巷の情報を安心材料としていたように思います。
 
 
日々の行動の漠然とした不安も結局は、”お母さんの「勘」”が当たっていたということ。この”勘”子どものために絶対に放置してはならないものです。
 
 
そこで気づいて欲しいのは、子どもの行動で日々一喜一憂し、ネットサーフィンをし続けても子どもの不安が払拭することはない、ということ。
 
 
不安を払拭させるには、延々と検索をし続けるよりも、お母さん自身が子どもへのコミュニケーションを変えるほうがよっぽど簡単で負担が少ないのです。
 
 

◆子どもの行動への注目と発達について

 
 
できていないことばかりに注目し、厳しく接してしまう日常。「できない子」という価値観も生み、イライラして子どもに多くを求めても状況が良くなることはなく、むしろ悪化させてしまいます。
 
 
私はビデオ映像からの指摘、叱責は本当に親子を追い詰めるだけものであるということも学びました。
 
 
子どもが落ち着きがなく指示が通らない「聞く耳」を持っていない!と感じていたのも脳科学的な理由がありました。あの時点ではまだまだ「聞ける耳」で”理解できる状態”になっていなかったんです。
 
 
悪目立ちも子どもの状態がまだ集団生活とあっていなかっただけで大人がイライラしても仕方のないことだと分かりました。
 
 

◆母のメンタルヘルスの重要性

 
 
子どもは大人が思っている以上に繊細で周りからの言葉を敏感に受け取っています。子どもの発達を加速させるのも止めてしまうのも大人のコミュニケーション次第。
 
 
いつも近くにいるからこそ、子どもの発達に影響を及ぼすお母さんのメンタルヘルスは重要で、悩みを一人で抱え込まないことも大切です。
 
 
私は、もっと早めにこれらに気づき、 ”子どものために何ができるか”という視点に切り替えて対応していれば、困りごとも減り、親子で笑顔の日常ももっと早くに訪れたはずだと強く感じています。
 
 
「大人が変われば子どもも変わる」ことを心に留めていただき、お母さんには堂々と構えていてほしい!お子さんの可愛い盛りを純粋に堪能してもらいたい!と常々思っています。
 
 
不安になってしまったらこれらの情報を参考に、今は多くを求めず、できていることの注目を少しずつ増やすだけでも心の負担は軽くなるかと思います。
 
 
 
 
笑顔の親子が1人でも多く増えていくことを心から願っています。
 
 
執筆者:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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