発達障害・グレーゾーンの子どもの勉強法がわからない…早くからドリルなどをさせたほうがいいかな、と思っているお母さんはいませんか?本当の学力をつけるためにはドリルではなく、たくさんの体験+〇〇でできるお家勉強法がおススメですよ!
【目次】
1.発達障害・グレーゾーンの子どもに早くから勉強をさせたほうがいい?
2.頭を良くするための勉強にドリルは必要なかった
3.体験+〇〇で勉強の土台を作るお家勉強法!
1.発達障害・グレーゾーンの子どもに早くから勉強をさせたほうがいい?
年長のお子さんは小学校入学に向けランドセルを購入し、小学生の生活が気になり始めている時期ですね。
小学校入学の準備が少しずつ始まると、発達障害・グレーゾーンのお子さんの場合、勉強についていけるのかな…と心配になっていませんか?
早くからドリルなどの勉強をさせておいたほうがいいかな?と思っているお母さんは多いのではないでしょうか。
私も発達障害・グレーゾーンの息子がいます。
小学校に入学して勉強は大丈夫かな、早く何かしておいたほうがいいかな?と思い、日々ネットで勉強について検索していました。
すると発達障害の子どもには「このドリルがオススメ!」「こんな勉強法がいいです!」とたくさん紹介されていて、じゃあやらせてみよう!と子どもにいろいろとさせていました。
毎日、「はい、今日はこれをやろうね」とプリント3枚をノルマとしてやらせてみたり、苦手なところを「やってみよう」とさせてみたり…
私自身が目標を決めていろんな声掛けをして、とにかく勉強をやらせていました。
けれども、息子はやったりやらなかったり。苦手なところは「やらない!」と言ってバトルになったり…
息子は泣く、私はイライラする、そんな日々が続いていました。
そんな時に、私は発達科学コミュニケーションを学び、私がしていたことは間違った方法だと気づいたのです。
2.頭を良くするための勉強にドリルは必要なかった
家でドリルをさせられている子どもたちは楽しそうですか?
得意な分野なら楽しんでやっているかもしれませんが、苦手なことをやらされている子どもたちはイヤイヤ泣きながらしているかもしれないですね。
そうなんです!
実は楽しくない勉強は脳を発達させていないのです。
つまり、頭を良くさせよう、勉強ができるように早くから学習させよう、と思って取り組んでいたことは、実は脳にとっては逆効果になっていたのです。
私はこの事実を知り、ドリルをするのは完全にやめました。
脳の仕組みからいうと、家でドリルをするよりも子どもが「楽しい!」と思える体験をたくさんすることの方が脳を活性化させるのです。
しかし、私たちお母さん世代は日本の学校教育を受けてきました。
学校の理科の授業では、先に理論を勉強し、その後に実験(体験)をしていますね。
だから、ついつい勉強が先!と思いがちです。
脳のメカニズム的には、先に「どうなるんだろう?」とワクワクしながら実験(体験)をして、その後に理論を学ぶ方法の方が頭に定着するのです。
脳が発達するためには、まず外で遊んで、自分の目で見たり身体で体感したり、たっぷりと実体験をしましょう。
体験を通して「楽しい!」「好き!」と感じることが脳を伸ばすポイントになります。
さらに、お家であることをすると理解力が深まり、思考力がアップします。
次に、体験+〇〇で勉強の土台を作るお家勉強法についてお話していきますね。
3.体験+〇〇で勉強の土台を作るお家勉強法!
では、子どもの脳が発達するためのお家勉強法についてお伝えします。
まずは、興味のあること、好きな事、面白い事をたくさん体験します。しっかり子どもが体験をして「面白かったー」を味わうことが重要です。
さらに脳を発達させるために、お家でしてほしいこと、それは「会話」です!
面白かった体験の後にしっかりとお母さんと会話をすることで、さらに脳が発達します。
会話のポイントは、質問を使った会話です。
質問は口を動かすだけなので、道具がなくても手軽に取り組めるので、どんどん質問してあげましょう。
母「面白かった?」
→子「うん」
母「どんなところが?」
→子「〇〇だったんだ」
母「そうなんだ、それでどうなった?」
「どう思ったの?」
会話のポイントは、理由を聞いたり、気持ちを聞いたりすることです。
脳は質問をされることで、必死に答えを出そうと考えます。
考える過程で脳が鍛えられます。考える習慣を身につけておくと、思考力も高くなります。
答えはないので、間違っているなどの指摘は必要ありません。
お母さんと楽しく会話をするだけで、子どもの脳がどんどん鍛えられますよ!
いかがでしたか?
面白い体験+お母さんと楽しい会話をすることで脳を発達させるお家勉強法。
お家勉強法を取り入れると、勉強に取り組む土台を作ることができます。将来勉強が必要になった時にも、勉強を面倒と思わなくなってきます。
ドリルをしなきゃという気持ちを一旦置いて、勉強の土台となる楽しい体験+会話をしましょう。
今からできるお家勉強法をぜひ取り入れてみてくださいね。
発達障害の幼児の勉強に取り組む土台を培う方法をたくさんご紹介しています。
執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)