人と話すときにすごーく緊張する!それを改善する方法をお伝えします!
発達科学コミュニケーション リサーチャーの渡辺みゆきです。
発達障害・アスペルガーのお母さんが会話の苦手意識を手放す方法ーその2 対人緊張をやわらげるー
レッスンスクリプト
前回から、お母さんの会話の苦手意識を改善する方法をお伝えしています。
今回は2回目。テーマは「対人緊張を和らげる」です。
人付き合いが苦手で会話が楽しめないお母さんや、アスペルガー傾向のお母さんの中には「人と話すときにすっごく緊張してしまう!」という方もいらっしゃいます。実際、私もそうです。
緊張すること自体は悪いことではありません。何事でもほどよい緊張感があると、高い能力が発揮できます。
しかし、人と話すときにおちいる極度の緊張は、ご自身の強い劣等感でもって「人にバカにされてる」とか「相手に嫌われてる」と思い込んでしまうために、人と関わるのが怖いという背景があったりします。
そんな極度の緊張も、トレーニングをで和らげることができます。今からあげる方法は3つ。地道なものばかりですが、続けることで確実に効果が見えてきますよ!
まず、1つめの方法は「環境設定」です。人と会話するときに緊張する原因の1つが「環境」です。
賑やかな場所や大勢の人がいる場所が苦手という方は、静かな場所や人が少ない場所を選ぶだけで、落ち着いて人と接することができます。
逆に苦手な環境に身を置いていると、うまく振る舞えないために自己嫌悪におちいることもあります。これはできるだけ避けましょう。
自分の長所や能力を発揮しやすい環境を選ぶ。これを心がけてみてくださいね。
2つめの方法は「自己暗示」。
1回目の動画でもお伝えしましたが、「自分はダメな人間だ」とか「相手にバカにされている」とった思い込みは「認知の歪み」が原因だったりします。
そういった認知の歪みも、ポジティブな自己暗示で改善できます。日記も有効ですが、ポジティブな自己暗示の言葉を、実際に声に出して言うのもオススメです。
たとえば「私は好かれる価値があるんだ!」とか「私はどんな自分も大好き!」とか「私には幸せが似合う」といった言葉です。
最初は、感情がともなっていなくてもOKです。単語を覚える時のように、繰り返して言うだけでも効果があります。慣れたら、感情を込めて言ってみましょう。
そして3つめは「意識的に声をかける」。
やはり会話の苦手意識を改善するには、単純に「実践して慣れること」が必要です。会話に慣れるために、意識的に声をかけてみましょう。例えば
毎日会う人に、笑顔で挨拶する。
よく会う方に話しかけてみる。
職場の同僚と雑談をする。
最初は短い会話で十分です。人と接する機会を少しずつ増やして、慣れていきましょう。
さて、これらのトレーニング、目標や楽しみがあると続けやすいですよね。その時に役に立つのが「ご褒美」です。
やり方は簡単、トレーニングができた日のカレンダーに印をつけたりシールを貼ります。ある程度貯まったら、自分にご褒美をあげましょう。
大人でも、ご褒美があると楽しく続けられますよ!
いかがでしたか?次で3つ目の動画になります。テーマは「雑談力を鍛える」です。雑談が苦手という方は結構多いですよね。この苦手意識を改善する方法をお伝えします。
ぜひご視聴くださいね!
講師:渡辺みゆき(発達科学コミュニケーションリサーチャー)