ゴミをゴミ箱に捨てられないのは病気?ADHD・発達障害の子どもに見られる特徴とママのサポート法

 

「ゴミをゴミ箱に捨てられない」「片づけられない」そんな子どもを見て、イライラしたり心配になったりしていませんか?実は病気ではなく、ADHDなどの発達特性が関係していることがあります。原因と家庭でできるサポート法を紹介します。
 
 
 
 
自分の身の回りのことをするのが苦手で、脱いだ服は脱ぎっぱなしお菓子の空き箱があちらこちらに散乱してる。そんなお悩みありませんか?    
 
 
「ゴミをゴミ箱に捨てられない」のは病気や性格の問題ではなく、注意の切り替えや段取りの苦手さなど“脳の特性”が関係していることがあります。
 
 
 
 
 我が家の注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の9才の息子はまさにそうです。
 
 
ADHDの息子が片付けが苦手なのは、脳の「やることを整理する力」「気が散らないようにする力」がうまく働きにくいからです。
 
 
なので息子がいつも座っているパソコン周りは鼻をかんだティッシュや食べかすなどが散らかっていて、床にもポロポロこぼしているのに本人は全く気にする様子はなし…
 
 
見かねて私や妻が掃除をするのですが、動画やゲームに夢中になっている時は掃除をしていることにすら気付かない、そんな日常でした。
 
 
▼食べっぱなしでゴミを捨てられな子どもにお困りの方はこちらの記事も参考にしてくださいね▼
 
 
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2.ADHDや発達障害の子どもに見られる“ゴミを捨てられない”理由

 
 
発達障害・ADHDの子どもがゴミをゴミ箱に捨てられないのは、「やることを思い出す力」や「すぐに行動する力」がうまく働きにくいからです。
 
 
たとえば、 
 
 
・あとで捨てようと思って忘れてしまう
お菓子の袋をテーブルに置いて、「あとで捨てよう」と思ったけれ ど、別のことを しているうちに忘れてしまう。  
 
ゴミ箱が遠いとめんどくさくなる
たった数歩じゃん!って思うかもしれないけれど、ADHDの子は「今やっていること」を中断するのが苦手なので、つい後回しにしてしまいます。  
 
・次のことにすぐ気が向いてしまう
ジュースを飲み終わった後など、すぐにゲームや動画に夢中になってしまい、ゴミのことを考えなくなってしまうのです。
 
・どこに捨てたらいいのか考えるのがめんどくさい
分別が必要なゴミだと、「これはどっち?」と考えるのが大変で、そのまま放置してしまうことがあります。
 
などがあります。
 
 
常になにか別のことに注意が向いていて、ゴミは目に入っていても脳では認識していない状況です。
 
 
これは脳の特性なので、本人の意思でだらしない生活をしているわけではないのです。 
 
 
そんな片づけられない発達障害・ADHD傾向の子ども達は、実は綺麗好きなのです。
 
 
例えば、洋服がちょっとでも汚れたりぬれたりしたら、すぐに着替えたくなったり…手足に砂がつくのを激しく嫌がったりすることはありませんか?
 
 
繊細で神経質で綺麗好きなのに自分では片付けられないって、ちょっとかわいそうだと思いませんか?
 
 
 
 
発達障害・ADHD傾向の子どもは、脳の特性からマイルールやこだわりがあるので、行動が習慣化され、綺麗好きの才能を引き出す方法があるので具体例を次にご紹介しますね!
 
 

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 ▼「ゴミを捨てられない子どもにはどんな理由があるの?」そんな疑問に、専門家の視点からわかりやすく解説している動画です。ママの関わり方を少し変えるだけで、子どもの行動が変わるヒントが見つかります▼

 
 

3.ゴミが捨てられない子どもにママができる3つのサポート法

 
 
では、どうやったらADHDの子どもはゴミを捨てられるようになるでしょうか?  
 
 
ちょっとした工夫で、ゴミをちゃんと捨てられる習慣がついていきます。
 
①すぐに捨てられる場所にゴミを近くに置く
 
②時間が経つと忘れてしまうため「捨てようね」とすぐ声をかける
 
③楽しいことの前に片づける習慣をつける
 
④少しでも片づけようとした行動を認める  
 
 
我が家でうまくいった秘策をこの後お伝えしますね。
 
ある日息子が、ゲームのサブスクリプションサービス(毎月定額を払ってサービスを受ける形態)を買いたいと言ってきました。
 
 
我が家は毎月お小遣いをあげるのではなく、欲しいものがあったらお年玉や誕生日にもらったお祝いなどから本人が支払うか、高額なものは都度相談して決めるというスタイルです。
 
 

◆①ミッションを与えてご褒美を与える

 
 
月額数百円ではあるのですが、毎月自分のお金で払わせるのは酷だなと思ったので、こんなミッションを息子に提案してみました。
 
 
・毎日寝る前にパソコン周りを掃除する
 
毎日続けられたら、翌月のサービス料は親が支払う  
 
・毎日続けられなかったら、翌月のサービスは継続しない  
 
楽しいことに目がない息子は、「ミッション」という言葉や、欲しいサービスが毎月手に入るワクワク感から、「うん!がんばる!」と即答でした。  
 
 
 
 
ミッションを与えられた息子は、毎日パソコン周りを掃除してから寝るようになったのですが、それだけでなく驚きの変化がありました。
 
 

◆②できた行動を褒めると習慣化される

 
 
最初はミッションを意識して掃除をしていた息子ですが、「綺麗になったね!」「片付いているね!」できた行動をご褒美だけでなく、言葉を添えて褒めました。  
 
 
そのうちそれが習慣となって、意識せずに片付けができるようになってきました。
 
 
そうすると、もともと綺麗好きだった息子は「汚いと落ち着かない」と言い出したのです!
 
 
そんな変化を迎えた息子は、そのうち自分のパソコン周りだけでなく、リビングに落ちているゴミをゴミ箱へ捨ててくれたり、食後に食器を下げるようになったりと、どんどん身の回りのことでできることが増えていきました。  
 
 
楽しいことのためならがんばれる、そんなADHDの特性を活かしたこの対策。同じようなお悩みを持ったご家庭は、ぜひ試してみてくださいね!
 

ごみが捨てられない子どもによくある質問(FAQ)

Q1: 子どもがごみを捨てずに散らかすのは、性格の問題ですか?

 
A1: いいえ、性格ではなく「見通しを立てる力」や「段取りの苦手さ」が関係していることがあります。頭の中で「今→次→片づけ」と切り替えるのが難しいタイプの子もいます。責めるより、流れを一緒に整理してあげるのが効果的です。
 

Q2: 何度言ってもごみを捨てないとき、どう注意すればいい?

 
A2: 「どうしてできないの!」と叱るより、「これ終わったらごみ捨てようか」とタイミングを区切って声をかけるのがコツです。
できたときは「自分で気づけたね」と認めることで、習慣化が進みます。
 

Q3: ADHD傾向があると、ごみを捨てられないことと関係ありますか?

 
A3: はい。注意の切り替えや作業記憶の苦手さから、「後で捨てよう」と思っても忘れてしまうケースがあります。環境を工夫し(ゴミ箱を近くに置く・一緒に片づける時間を作るなど)、成功体験を積むことが大切です。
 
 

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執筆者:大谷聡志
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 

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