「様子みましょう」はスルーせず、発達障害ADHDの特性が出ていたら、対応を開始しましょう。専門家以外のアドバイスに振り回されない、家庭でできる脳科学メソッドに基づく幼児への対応方法を紹介します。
【目次】
1.発達障害ADHDタイプの「様子みましょう」はスルーしないでください
発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)のような多動・衝動といった特性が現れ、病院に受診したとしても幼児期だと「様子みましょう」と言われることがとても多いです。
病院・地域の発達支援 周りの相談者から
「様子みましょう」
と言われたから様子見てるけど全く落ち着く様子が見られなくて困っているママいませんか?
診断がついても つかなくても困りごとがあるのであれば放置するのはNGです!
我が家の4・5歳のADHDタイプの兄弟たちも「様子見ましょう」と言われてましたが、どんどん困りごとは悪化していくばかりで全く改善しませんでした。
実は、発達障害の有無にかかわらずママが子どもへの対応をいつもと別の対応に変えると、子どもがスッと落ち着くことがあるのです。
別の対応に置き換えるだけで、ママ自身も対応に困らず、疲れずにすむので、気持ちが落ち着きますよ!
2.幼児が「様子みましょう」と言われる原因
◆相談相手が特定の年齢発達しか知らない場合
幼児期の癇癪を見過ごしたら、その後の小学校でどんな苦労をするのか知らない先生は案外多いです。
「様子みましょう」という言葉には、その先生が子どもの実態を把握できていない、対応がわからない、という意味が含まれていると思っておくといいでしょう。
◆相談相手を間違えている可能性
専門家以外の パパ・ママ友・親戚からの
「男の子だから大丈夫」
「大きくなったら良くなる」
はなんの根拠もありません。
専門家でない人からの 言葉で振り回されて自信を無くさないようにしてください。
◆発達障害の診断がつくほどではない場合
グレーゾーンの場合、対応を後回しにされることがあります。
診断がつかなければ、何もしなくていいわけではありません。いずれの場合も相談相手を変えた方がいいでしょう。
初めて会った専門家よりもママのほうが子どもをよく知っています。
ママの方がお子さんのことを理解しているしているはずなので、困りごとがあるなら真っ先に手を打った方が良いです。
大きくなったら良くなるというのは発達障害・グレーゾーンのお子さんには通用しません。
3.おうちで出来る脳科学メソッドに基づく対応方法
まずは「様子見せずに、ママの対応を変えてあげること」が発達支援のスタートです。
あなたの子どもは能ある鷹です。だけど今はハゲタカです。
外でのストレスで 羽が抜け落ちてハゲタカになっています。
病院に行っても 薬はもらえるけど、それでは羽が生えてきません。
根本的な解決にはならないのです。
子ども達の脳や心は集団行動や対人関係などでストレスで刺激に敏感になっています。
多動・衝動・癇癪・感覚過敏・暴力・暴言といった特性や二次障害が出てきます。
おうちで羽を直してあげましょう。
外で受けたストレスは様々な特性として現れます。
ストレスケアも 声かけだけでも改善できるんです。
できていること・やっていることに注目して好ましくないことは注意するのではなくスルーしてください。
成功体験 という羽を授けて自信を取り戻し羽ばたかせてあげましょう。
ADHDタイプの子育てには周りの大人の考え方や捉え方を変えてあげることも大切です。
困りごとも本当は強みが隠れているかもしれません。
親子ともに変化・成長していくことができます!
ツラい子育てが親子一緒にラクになる方法をご紹介しています!
執筆者:多良 みのり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)