休日の過ごし方!発達障害の子が成長するおすすめの室内遊び3選

 

発達障害のお子さんとの休日の過ごし方にお困りのことありませんか?親子で過ごす時間の多い休日の過ごし方で、子どもをグンと成長させることができます。発達障害の子どもと親子で楽しく、成長できるおすすめの室内遊びがあるのでご紹介します。
 

【目次】

 
 

1.発達障害のお子さんとの休日の過ごし方にお困りではありませんか?

 
 
発達障害の子どもの子育てをしていると、休日の過ごし方が悩みの種になることありませんか?
 
 
お出かけして楽しい思い出を作りたいものの、発達障害の子どもと外出すると、出先で癇癪を起こしたり、周りの目が気になったりと、落ち着いて過ごすことができず、お出かけのハードルがグンと上がってしまいます
 
 
かといって、お家で過ごしていても、してほしくないことをしてしまったり、言うことを聞いてくれなくて、親子でストレスが溜まってしまう… 。
 
 
そうならないように、1日中YouTubeを見せたり、ゲームをさせたりすると、その時は親も楽に過ごせますが、子どもの成長の妨げにならないか心配になりますよね。
 
 

 
 
できることなら、親子で笑って過ごせて、そして子どもも成長できる、そんな時間を過ごしたいですね。
 
 
そんな親子におすすめなのが、親子で楽しく成長もグンと加速する室内遊びです!
 
 
子どもも楽しい!と夢中になっていると、時間が過ぎるのもあっという間で、かつ遊びの中で成長させることができたら、療育にもつながるので一石二鳥です。
 
 
そんなおすすめの室内遊びをご紹介します。
 
 
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2.休日の過ごし方が重要!遊ぶだけで成長するコツ

 
 
親子で関わることができる休日の過ごし方次第で発達障害の子どもが驚くほど成長することがあります。
 
 
遊び方を工夫するだけで、脳を発達させ自信をつけることができるので、平日の園や学校での行動も変わります。
 
 
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
 
 

◆①夢中で遊ぶことで脳を発達させる

 
 
休日はぜひ、子どもが夢中になれる遊びをしましょう。
 
 
夢中になれる遊びとは子どもが好きなこと・やりたいことです。
 
 
どうしてかというと、子どもは自分がやりたい!と思ったことだと、楽しいのでどんどん行動することができます
 
 
楽しいと経験したことをぐんぐん吸収していきますし、行動すればするほど脳も発達していきます
 
 
そのため、時間がある時に、子どもと休日にどんなことをやりたいのか話し合って、リストアップしておくと良いです。
 
 

 
 
付箋に書き出してホワイトボードや冷蔵庫など目に止まるところに貼っておくこともおすすめです。
 
 
また夕食の時に、「明日何したい?」など子どもと話し合い、翌日の過ごし方を作戦会議しておくことも良いですね。
 
 
そうすることで、子どもがやりたいことをお母さんに知ってもらうことができて、それを実行する機会も増え、脳の発達にもつながります。
 
 

◆②感性を伸ばす

 
 
お子さんに豊かな感性を授けたいなと思ったことありませんか?
 
 
感性が豊かだとささいなことでも感動することができたり、周りの人の気持ちの変化にも気づくことができて優しくできたり、いろんなことを想像してワクワクできたりと、毎日も充実しますよね。
 
 
感性を伸ばす環境としては自然豊かな場所が最適なことは確かですが、実はお家でも感性を伸ばす方法があります。
 
 
感性とは刺激や情報を受け取り感じ取る能力のことです。
 
 
感性を伸ばすためにはポイントは2つあります。
 
 
一つ目はできるだけ五感を使った遊びをすること
 
 
二つ目は初めて経験する遊びをすること
 
 
です。
 
 
子どもは色んなことを感じ取り吸収する力を持っているので、いつもは使わない五感を刺激する遊びをすることで、感性をグンと伸ばしていくことができます
 
 

◆③成功体験を重ねる

 
 
発達障害の子どもの遊びの中で大切なことは、挑戦できた!自分でできた!という成功体験を重ねていくことです。
 
 
最後までできなくても良いんです。子どもが自分でやってみようかなと考え、少しでもやり始めることができたら、ハナマルです。
 
 
できた!の経験をたくさん積むことができると、子どもも自分の行動に自信を持つことができるようになります。
 
 
そして、もっと行動しようと思えるようになります。
 
 
行動すればするほど、子どもも成長でき、休み明けに自信を持って登園・登校することもできます
 
 
そのため、お子さんのちっちゃなできたを遊びの中から発見して、「できたね!」と声をかけてみてくださいね。
 
 
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3.発達障害の子どもにおすすめのお家遊び3選

 
 
発達障害の子どもが成長することができて、なおかつ喜ぶこと間違いなしのおすすめの室内遊びをご紹介します。
 
 

◆①スライム作り

 
 
子どもたちが大喜びのわが家でよくやる遊びはスライム作りです。
 
 
スライムは「ドロドロ」「プニプニ」など独特の感触があり、混ぜていく過程での感触の変化や、指先や手のひらを使って自由自在に変形させることを楽しむことができます。
 
 
テーブルの上や、レジャーシートをしいてその上で行うこともありますし、片付けが簡単でダイナミックに遊べるお風呂で行うこともあります。
 
 
●用意するもの
 
 
ホウ砂、洗濯のり、水、容器2つ(使い捨てできる紙コップやプラコップがおすすめ)、割り箸、計量カップ、測り、(絵の具または食紅) ※ホウ砂や洗濯のりはドラッグストアやネット通販でも購入できます
 
 
●作り方
 
 
1.洗濯のり液を作る(A)
洗濯のり50mlを水50mlに溶かす
※色をつけたい場合は、絵の具や食紅などを入れる
 
2.ホウ砂液を作る(B)
ホウ砂2gを水50mlに溶かす
 
3.洗濯のり液(A)にホウ砂液(B)を少しずつ加えて素早くかき混ぜていく
 
4.ある程度固まったら完成です
 
 
●注意点
 
 
・目や口に入れない。
※ホウ砂は毒の性質を持っているため、目に入れたり飲んだりしないようにする。
 
・遊んだ後は手洗いをする
 
・一般ごみとして廃棄する
 
 
●遊び方
 
 
・固さのあるスライムができたら、ちぎってみたり、丸めてみたり、平らにしてみたり、いろんな形に変化させる。
 
・何色かスライムを作り、違う色のスライムを混ぜて、色の変化を楽しむ。
 
・プリンカップに入れたり、ビニール袋や保存袋に入れたりすることで、遊びの幅を広げる。
 
・お風呂場で床や壁に投げつける。
 
 
●楽しみ方
 
感覚過敏のあるお子さんで触ることを嫌がる場合は、割り箸やスプーンを使用して、感覚を楽しむこともできます。
 
親子で五感を意識した会話をします。「どんな感触?」「どんな形?」「どんな音がする?」と質問したり、五感で感じたことを伝えていくと、感性も伸びますし、会話も弾みます
 
 
わが家の子どもたちは「水ゼリーみたい」「ぷにぷにしている〜」「スライムだと1+1=1になるよ〜。ほら1つの固まりと1つの固まりを合わせても1つの固まりだよ」など感じたことを教えてくれます。
 
 
「最強にでかいスライム作ってみる」といい、何度も何度も作ったスライムを合わせていき、砲丸くらいの大きさのスライムを作れます。
 
 
「全部の色を混ぜたら黒いスライムになるかな〜」といろんな色を混ぜてみたり、夢中で遊んでいるとあっという間に時間が経ちます。
 
 

◆②水風船

 
 
100円ショップで買える水風船は、わが家では大活躍の遊びです。
 
 
遊び方も豊富で、お風呂でも、ベランダやお庭でも親子で目一杯楽しめます。
 
 
●遊び方
 
 
・水風船に水を入れて膨らませて、口を結ぶ。
 
・大量に作って、お風呂やプールに浮かべる。
 
・水風船にお絵描き(顔などを描く)
 
・キャッチボール。
 
・水風船に水をパンパンに入れて、口を結ばずに、水鉄砲のようにして、水を噴出させて遊ぶ。
 
・床や壁に投げつけて、水風船を割る
 
・水風船を冷凍する
 
 
●楽しみ方
 
 
水風船は水を入れているとぷっくりとしてきて膨らむ様子も楽しめますし、触った感触がぷよぷよして愛らしく感じます。
 
 
お顔を描くと愛着もわいて、ごっこ遊びもできます。
 
 
わが家の子どもたちは大量に作って、コロコロ転がしたり、お手玉のように投げて遊んだり、床に叩きつけて、ピシャッと風船が割れる様子を見て大興奮しています
 
 
水風船は低学年くらいまでの子どもだと初めて作る時は難しいこともあります。
 
 
蛇口の先端に水風船の口の部分をはめこむ作業や、水風船の口を結ぶ作業はコツがいります。
 
 
そんな時は「水を入れたいから蛇口を開けてね〜」と簡単にできることをお願いします。
 
 
蛇口を開けることができたら「ありがとう!蛇口開けて、お水入れられたね!」と、できていることや感謝の気持ちを伝えます
 
 
小さなできた!の声かけで、子どもももっとやってみよう!という気持ちになり、その成功体験から「自分で作ってみる!」とチャレンジするようになります
 
 
「水風船の口を結べたね」「自分で作れたね!」と笑顔で喜んで伝えると、子どももどんどん作るようになります。
 
 

 
 

◆③クエン酸と重曹

 
 
100円ショップでも販売されているクエン酸と重曹。こちらを組み合わせて水に入れると、炭酸のようにシュワシュワ〜と泡立ち、楽しく遊ぶことができます。
 
 
●遊び方
 
 
・クエン酸の粉と重曹の粉を1:2の割合で混ぜる。その粉を容器に入っている水の中に入れる。
 
 
・食用のものであれば、炭酸水として飲むこともできる(レモン汁や蜂蜜を入れても美味しいです)
 
 
・バスボム作りをする(片栗粉10g、クエン酸10g、重曹20gをポリ袋に入れて混ぜて、スプレーで水をシュッシュと少量ずつかけて丸めていく)
 
 
●楽しみ方
 
 
クエン酸と重曹を混ぜた粉は、水と混ざることで、魔法のような化学反応を起こすします。
 
 
初めて体験したときは子どもたちも「おー!すごい!シュワシュワしている〜。何これ〜」と興奮していました
 
 
シュワシュワ泡立つ様子は目で見ても感動しますし、触った感覚としてもブクブクと刺激的です。
 
 
バスボム作りでは粉から丸まっていく様子も感触として楽しむことができますし、重曹クエン酸効果でお風呂もピカピカになるのでママも嬉しいですね。
 
 
わが家の息子はすっかり夢中になり、一時期はお風呂タイムのたびに「クエン酸と重曹を混ぜたい!」とリクエストがありました。
 
 
息子はシュワシュワ泡立つ化学反応を見て興奮すると、「次は小さいコップに入れてブクブクさせてみる」「色つけるとどうなるだろう」「石鹸混ぜるとどうなるだろう」「飲んでみたい!」など色々なアイデアが浮かび、行動がどんどん加速していきました。
 
 
すごい!と感情が動くような夢中になれる体験が子どもの脳を発達させ次の行動を生み出す原動力になります。
 
 
今回ご紹介した3つの遊びはちょっとした材料を準備するだけで、休日に発達障害の子どもと親子で楽しみながら、グンと成長することができます。
 
 
遊びを通して、たくさんの楽しい!できた!を経験することができます
 
 
休日の過ごし方として、充実した時間を送れるように参考にしてみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:菅野 美香
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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