怒鳴る子育てをやめたい!発達障害グレーゾーン育児がラクになる思考法

 

怒鳴る子育てをもうやめたい!と思っていても、発達障害グレーゾーンの子どもに対し、怒りのコントロールができずに最後は怒鳴ってしまう。そんな毎日から抜け出すために、ママの思考の整理方法をお伝えします。
 

【目次】

 
怒鳴る子育てをやめるためには、怒りという感情のコントロールをすることが必要です。
 
 
もともと、すぐに怒鳴るような性格ではなかったのに、子育てが始まるといつしかイライラが止まらなくなってしまった!というママに共通するのは
 
 
こうしてほしいと最初は優しく伝えているのに、子どもが一向に動いてくれないという場面が1日に何度もある。
 
 
毎日忙しいママの予定はお構いなしに、何がイヤなのか、急にグズグズ泣き出して、思い通りに予定が進まない。
 
 
優しいママになりたいと思って「今日は怒らないようにしよう」と心に誓うけれど、結局毎日イライラして怒ってばかりになってしまう。
 
 
怒鳴ったことを後悔しながら、夜は子どもの寝顔に謝る毎日を過ごしていると負のスパイラルに陥っていることなんです。
 
 
 
私の生徒さんも、本やインターネットから、たくさんの情報を集めて怒鳴らない子育て法を色々と試していらっしゃいます。
 
 
けれど、なかなかうまくいかないと相談に来られるママがとても多いのです。
 
 
この記事では、子どもに対する怒りのコントロールをするための、ママの思考の整理法をお伝えします
 
 
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2.怒りのコントロールができない原因は脳の回路にあり

 
 
怒りのコンロトールができずに怒鳴ってしまうのは、子どもにママの声が正しく届かず、ミスコミュニケーションが繰り返されて、慢性的なイライラが積み重なっているからです。
 
 
慢性的に繰り返されるので、イライラしたら怒鳴る、というママの脳の回路が作られてしまっている状態なのです。
 
 
イライラし始めるきっかけは、いつもささいなことではありませんか?
 
 
早くごはんを食べてほしいのに、遊んでいて何度声をかけても食卓に来ないことが続いている
 
 
子どもがすぐに癇癪を起こして、その理由もよくわからないから泣きわめく子どもを見てイライラしてしまう。
 
 
子どもが癇癪を起こしているときは、いくらママが声をかけても、子どもには正しくママの言葉が届きません。
 
 
ママの声が届かないことで、だんだんイライラしてくるのですが、そんな状況のときは大人も子どもも、脳が負の感情に支配されているので、論理的に考えることはできなくなるのです。
 
 
つまり、いくら「怒鳴らないように!」と決めていても、脳の回路が出来ているので冷静な判断ができず、ついつい怒鳴ってしまうのです。
 
 
そんな負の脳の回路を断ち切るために、まずはママが脳を鍛えて、子どもが癇癪を起こしてもドンと構えていられるようになりたいですね。
 
 
 
 
毎日の子育てを振り返り、4つの質問に答えるだけで、どんな状況でもサッと感情を落ち着かせることができるようになりますよ!
 
 
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3.子どもが泣いても落ち着いていられる「ママの脳を育てるワーク」

 
 
このワークは4つの質問に順番に答えるだけで ママの思考と感情を整理してイライラを手放せるワークです。
 
 
毎日、落ち着いているときに少し子育てを振り返ってみてください
 
 
あえて、イライラしたことではなく、嬉しいことや楽しいことを振り返ることもおススメです。
 
 
二つ、事例を紹介しながら、ワークの内容をお伝えしますね。
 
 
このワークを続けると、自分のことを客観的に見られるようになるため、感情を落ち着かせることができます
 
 
負の脳の回路を断ち切って、イライラする状況になったときでも、脳が働く状態を保つことができるようになりますよ。
 
 
まずは、昨日のことを思い出してやってみましょう。
 
 

◆①その日に心が動いたことを思い出してひとつだけ書き出す

 
 
その日に心が動いたこととは、嬉しい、楽しい、驚き、悲しい、怒りなどの感情から、特に心に残っていることをひとつ書き出してみてください。
 
 
例1 子どもがお絵かきをプレゼントしてくれて嬉しかった!
 
例2 なかなか寝かしつけができなくて、結局「早く寝なさい!」と怒鳴ってしまったから、子どもは泣きながら寝てしまった
 
 

◆②状況を把握する

 
 
心が動いたときの状況を把握するために、「なぜ、心が動いたのか?」を考えてみましょう。
 
 
上の例で考えてみると
 
例1 子どもから絵のプレゼントなんてめったにないことだから嬉しい!たまたま昨日は機嫌よく一人でお絵かきしていてくれて家事がはかどったから。
 
例2 寝かしつけの時間に遊びだして時間が無駄に過ぎる気がしてつらい。家事がたまっているから、早く寝てほしい。
 
 

◆③どうしたい?どうなりたい?

 
 
3つ目の質問は、本当はどうしたいのかな?どうなりたい?と、自分の感情を言語化するように考えてみてくださいね。
 
 
 例1 いつもごきげんに子どもと遊んであげたい、1日のなかにひとりで遊ぶ時間もあったら嬉しい。
 
 例2 20分以内には寝かしつけを終えたい。本当は私も一緒に寝てしまいたい。
 
 

◆④期限とやることを決めてみる

 
 
 最後に、明日は〜しよう!、○月○日に〜しよう!、子どもが〜になったら〜する!など期限とやることを決めてみましょう。
 
 
例1 明日は子どもが遊んでいるときに、5分だけ一緒に遊んであげようかな
 
例2 金曜日は家事が終わっていなくても、子どもと一緒に寝ようかな
 
 
最初は、4つの質問にすべて答えるのは難しいかもしれませんが、できるところだけでも記録して続けてみてくださいね。
 
 
 
 
 
こうして感情と思考を整理することで、ママの感情が落ち着きますので、イライラを子どもにぶつけることなく怒りのコントロールができるようになります。
 
 
いつの間にか、子どもが癇癪を起こしても、ドンと構えて子どもと接することができるようになっていきますよ。
 
 
ママの脳を育てて、怒鳴る子育てを卒業しましょう!
 
 
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執筆者:渋沢明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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