言うことを聞かない、発達障害のマイペースな子どもにイライラしていませんか?実は偉人たちも同じような特徴を持ち、多くの批判を受けながらも自己効力感を育てて成功しているんです!そこで、偉人たちの親から学ぶ、自己効力感を育む言葉かけを紹介します。
【目次】
1.マイペースな発達障害の子どもの特徴
2.「自立」とは何か?親が持つべき視点
3.天才と呼ばれる偉人の幼少期の特徴
4.子どもの自立を加速させる自己効力感の育て方
1.マイペースな発達障害の子どもの特徴
発達障害の子どもに関する悩みとして、以下のようなケースがよく聞かれます。
・自分の好きなことばかりして、興味のないことは全然やろうとしない
・保育園にお迎えに行ってもなかなか帰ろうとしない
・ご飯やお風呂の声かけをしても今していることをやめない
・ゲームやYouTubeをやめられない
指示を出しても、こうしたマイペースな行動をされると、イライラしてしまいますよね。
お母さんとしては
・周りを見ながら行動できる子になってほしい
・自分から積極的に動ける子になって欲しい
・きちんと集団生活を送れる子になって欲しい
・自立した子どもに育って欲しい
という親心から、「ちゃんとしつけないと」「しっかりと教えないと」という思いが強くなりがちです。
親なら誰しも、我が子を自立した子どもに育ててあげたいと思うのは当然ですよね。
2.「自立」とは何か?親が持つべき視点
「自立した子ども」と聞いて、どのような子どもを思い浮かべますか?
私には発達障害・グレーゾーンの息子がいます。
彼ができないことが多いからこそ「将来困らないように、なんでも自分でできるようにしてあげなければ」という思いが強くありました。
そこで、どんな子どもになったら自立した子と言えるんだろう?と紙に書き出してみました。
「朝は自分で起きれる」「苦手なことにも挑戦できる」「自分から進んでお風呂に入る」「遊んだおもちゃを自分で片付ける」「時間をみて行動する」「お友達と仲良く遊べる」など。
こうして、文字にしてみると、全て”息子にこうなって欲しい”という私の想いであることに気づきました。
つまり、親の思い通りに動くことが自立だと勘違いをしていたのです。
だから、子ども自身は特に困っていないのに、私は「早くお風呂に入りなさい!」「もっと周りを見て動きなさい!」「言うこと聞かないならもうゲーム禁止だよ!」なんて言葉をかけてしまっていたんです。
3.天才と呼ばれる偉人の幼少期の特徴
私が自立について考えるようなになったきっかけになったのは、『天才を育てた親はどんな言葉をかけていたのか?』という1冊の本でした。
この本では、偉人の幼少期の特徴と、天才を育てた親の言葉かけが紹介されています。
ここでは2人の偉人を紹介します。
◆①トーマス・エジソン(アメリカの発明王)
幼少期から好奇心旺盛で「なぜ空は青いの?」「1+1はなぜ2になるの?」といった質問を繰り返して、小学校の先生を困らせていたエジソン。
ある日「頭が腐っている」とエジソンを批判した先生に、母親が息子の目の前で激怒して、小学校を辞めさせたというエピソードがあります。
エジソンは「小学校の先生たちから無能呼ばわりされても、母親が自分を強く弁護してくれたから、その期待に答えるために努力を重ねた」と語っています。
つまり、母親の前なら、どんな質問をしてもうんざりされず、自分のやりたいことにとことん打ち込めたことが、発明王エジソンの成功の基盤となったんです。
◆②手塚治虫(漫画家)
手塚治虫は、小学校時代に授業中に漫画を描いていたことが先生に見つかって激怒され、親が学校に呼び出されることがありました。
しかし、帰宅した母は怒ることあく「描いていた漫画を見せて」と言い
「この漫画はとても面白い。お母さんはあなたの漫画の世界で第一号のファンになりました。これからお母さんのために、面白い漫画をたくさん描いてください」
と声をかけたそうです。
その言葉が手塚治虫の創作意欲を高め、「漫画の神様」と呼ばれるまでの道を開きました。
一般的な母親なら「ちゃんと先生の話を聞きなさい」とか「授業中はちゃんと勉強しなさい」と怒ってしまいがちです。
しかし、どちらの親も、子どもの「個性」を尊重し、伸ばす言葉をかけていたんです。
一般的に発達障害のこだわりが強い子どもは、一つのことに集中しずぎたり、行動と行動の切り替えがうまくできずに家でも学校でも注意をされる機会が多くなります。
すると「自分はできない子なんだ」とどんどん自信を失っていきます。
しかし、エジソンや手塚治虫のように、どんなに友達や先生から批判を受けても、「自分ならできる」と子ども自身が思うことができれば、その道を信じてやっていけるということ!
この”きっと自分ならできる”と思える自己効力感を、親が我が子にプレゼントしてあげるといいんです。
4.子どもの自立を加速させる自己効力感の育て方
本来の意味の自立とは、「自分がやりたいことをどんどん見つけ、自ら行動すること」です。
自立した子どもは、自分の意見をしっかり持ち、周りの意見に流されることがありません。
この自立に欠かせないのが「自分ならきっとできる」という自己効力感です。
自己効力感は、成功体験を積むことで育まれます。
お母さんは、子どもの成功体験を見逃さず、しっかりと認めてあげることが大切です。
子どもの「好きなこと」に注目し、そのことに集中して取り組める環境を作ることで、成功体験を積みやすくなります。
成功体験が増えると自信がつき、「好きなこと」にさらに没頭するようになり、良いサイクルが生まれます。
お母さんがやって欲しいことではなく、子ども本人がやりたいと思うものを否定せずに前向きな言葉で全力で応援してあげることが大切です。
「集中してるね!」
「ナイスアイデアだね!」
「頑張ってるね!」
「〇〇してるあなたが大好きだよ!」
「きっとうまくいくよ!」
親の言葉が子どもの自己イメージを形成し、周りからなんと言われようとも「自分ならできる」という自己効力感を育てるのです。
今日から親子のコミュニケーションを変えて、お子さんの困った「こだわり」を才能に変え「自信を持った子ども」に育てませんか。
自己効力感を育む親の言葉を紹介しています。
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
\子どもが素直になる朝の声かけ35つき/
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執筆者:中井春菜
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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