発達障害の子の「勉強できない」思い込みが解決!小学生低学年の先取り学習法

 

発達障害で勉強できない!勉強についていけない!と本人は感じているけれど、本当は勉強できるのに、と思う親御さんへ。小学生低学年では簡単な先取り学習を取り入れることで、先の見通しが立ち、授業を安心して受けることができるようになります。
 

【目次】

1.勉強についていけないと感じやすい小学校2学期
2.本当はできるのに発達障害で勉強できない!と思ってしまうわけ
3.小学生低学年の授業への不安がなくなる簡単な先取り学習法
①これだけやればOK!の先取り学習
②教科書を一緒に読むだけで得られる親側のメリット

 
 

1.勉強についていけないと感じやすい小学校2学期

 
 
小学校の2学期というとクラス全体も打ち解けていて、より集団で動く活動が増える時期になります。
 
 
運動会や発表会など行事面で盛りだくさんの学期になりますね。
 
 
また学習面においても、低学年では小1で漢字学習が始まる、小2で九九が出てくる、といったように難しさが上がる学期と言えます。
 
 
特に発達障害・グレーゾーンの特性を持つ子にとって、学期は学習面で苦手意識を持つ場面も多いのではないでしょうか。
 
 
自分は勉強ができない、勉強についていけない、と感じる子どもも出てきてしまいますよね。
 
 
この状態を学校だけで解決するのはとても難しい現実があります。
 
 
小学校では1クラスあたり最大で35人在籍するところもあります。
 
 
小学校における1クラスの生徒数(上限)が以前は40人だったところ、法律が改正され令和3年度から5年かけて40人から35人に引き下げる形として進行しています。
 
 
そのように改善されたことは喜ばしいことですが、それでも先生1人に対して生徒が35人
 
 
 
 
先生たちは沢山力を尽くしてくださっていると思います。
 
 
ですが、勉強ができる子、苦手な子、理解の早い子、ゆっくりな子がミックスされたクラスで生徒一人一人に合わせた授業を行うのは現実的にみて難しいと言わざるを得ないのです。
 
 
 
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2.本当はできるのに発達障害で勉強できない!と思ってしまうわけ

 
 
実は、発達障害・グレーゾーンの子どもたちのなかには、本当は勉強の内容は理解できるのに、指摘を受けることで自分は勉強ができない、勉強についていけない、と思い込み自信をなくしてしまっている子がいるんです。

 
 
その原因が、普段からの「注意や指摘の多さ」。
 
 
集団生活の中で目立ちやすい発達障害・グレーゾーンの特性の一部として、
 
 
  • 集中力が続かず先生の話を最後まで聞けない
  • 疲れやすい
  • 周りの動きについていけない
  • 手先が不器用
  • 見通しが立たないこと・初めてのことが不安
 
といったことがあげられます。
 
 
これらの特性は、学校の授業で
 
 
  • 指示を聞き漏らして、次の行動が出遅れる
  • 板書に時間がかかる
  • 何をやるか分からなくて不安になる
  • 時間内にやることが終われない
 
など、マイナスな行動に作用してしまいます。
 
 
そしてこのような様子が見られると、どうしても先生や周りから注意や指摘を受けやすくなってしまいます。
 
 
 
 
我が家の発達障害・自閉スペクトラム症(ASD)傾向の息子が小学校2年生2学期の頃のことです。
 
 
勉強の内容自体が理解できていないわけではないけれど、どうも授業でついていけていない様子が出てきたのです。
 
 
本人も勉強への自信をなくしているようでした。
 
 
そこで、本当は勉強はできるのに、できないと思っているのはもったいない!と我が家で実践してきたことがあります。
 
 
次にお伝えしますね。
 
 
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3.小学生低学年の授業への不安がなくなる簡単な先取り学習法

 
 

◆①これだけやればOK!の先取り学習

 
 
発達障害・グレーゾーンの子で本当は勉強ができるのに「勉強できない」と思い込んでしまうのを予防するのに有効なのは予習・先取り学習です。
 
 
ぜひ、教科書を一緒に読むことを始めてみましょう。
 
 
当たり前ですが、国語、算数の授業は教科書をベースに進められます。
 
 
先の見通しがつかないと不安なタイプの子にとっては、これからの授業でどのような内容の学習をやるのか分かるだけでも安心します。
 
 
また、一度目にしたことであれば、これは家で見たやつだ!知ってる~と安心感を持って聞くことができます。
 
 
さらに、計算方法など親の解き方が教科書の解き方と違う、ということも防ぐことができます。
 
 
先取り学習の時に親独自の解き方を伝えていたら、授業の内容と違うと混乱してしまうこともあり得るからです。
 
 
可能であれば、教科書に出てくる問題を解くところまでできるとさらに安心感が増し、できそう!と自信もついていきます。
 
 
少し先生の話しを聞き漏らしても、学習内容のあらすじが頭に入っていれば「何も分からなかった」という漠然とした不安を抱え込まずに過ごせるようになります。
 
 
「先取り学習」と聞くと面倒くさそう、やりたくない、と思われがちですが、教科書を一緒に読むだけでいいから気軽に始めていただけますよね。
 
 
 
 

◆②教科書を一緒に読むだけで得られる親側のメリット

 
 
教科書を一緒に読むだけで、子どもの得意な単元、苦手な単元が把握しやすくなるというメリットがあります。
 
 
一度読んだだけですっと理解できる単元もあれば、なかなか理解できない単元もあるので、宿題を丁寧にみてあげようと思うこともできるようになりました。
 
 
我が家では小2の2学期から国語と算数の教科書を先取り学習として一緒に読むことを続けてきました。
 
 
先取り学習を続ける中で、子どもの勉強できない!という思い込みも少しずつ減っていきましたよ!
 
 
勉強ができない!と思っている小学生低学年の子には教科書を一緒に読むだけ!の先取り学習方法をぜひ取り入れてみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:菅美結
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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