発達障害の子どもの目と手の連携を高める、線なぞり教材の使い方を解説します!
発達科学コミュニケーション トレーナーの中澤久美子です。
線なぞりで発達障害の子どもの目と手の連携を高める!教材の使い方を解説します
レッスンスクリプト
発達障害で、ノートをとるのが苦手!といったお子さんをお持ちのお母さまはいらっしゃいませんか?
連絡帳やノートを開いてみてびっくり!
字がすごく大きくてマスからはみ出してしまっていたり、逆に字が小さすぎて全然読めなかったり、ということはありませんか?
これはどちらも、罫線やマスの大きさをとらえて、どれぐらいの大きさで書けばいいのか目で見て判断する、目の力が不足していることが考えられます。
また、目で見る力は十分でも、実際に字を書くときの手先のコントロールが不十分なのかもしれません。
字を書くというのは、目で見て手を動かす。目と手の連携がとても大きくかかわっています。
今日は、目と手の連携を高めるのにぴったりな線なぞり教材をご紹介します。
紹介する教材はタブレット端末でも使用できます。iPadならばiBooksというアプリを使ってみてくださいね。
こちらの線なぞり教材はグレーの幅からはみ出さないように線を引いて使用します。
幅がどれぐらいの広さか、どこからスタートしてどこで終わるのか、しっかり目で見て確認して、はみ出さないようにえんぴつを慎重に動かしていきましょう。
この一定の幅に収めて書くというのは、ノートの中で罫線やマスの中に字を収めることと同じ動きです。
お子さんのなかには、適当にシャッと書いてしまう子もいるかもしれません。
まずはしっかり見るということが大切なので、「ゆっくりゆっくり」「はみ出さないように、しっかり見て書いてね」と、グレーの幅を意識するように声をかけましょう。
えんぴつの扱いが苦手なお子さんや、えんぴつは持てても、すぐに疲れてしまう子でも使ってもらいやすいように、グレーの幅は広めに、線を引く量も少なくしています。
いろいろなイラストを準備しましたので、お子さんが好きなものから始めてみてください!
「どれにする?」とお子さん自身に選ばせてあげるとスムーズですよ。
えんぴつやペンを持つのが苦手な子は指でなぞることから始めても構いません。
線を引き終わったら、ぜひイラストについても親子でお話ししてみてください。
「バナナだね~!」「明日の朝、バナナにしようか!」とイラストにまつわるお話をすれば、コミュニケーションの能力も高まります。
また、教材には「がんばったね!カード」が付いています。1枚終わるごとに「がんばったね!カード」にシールを貼ったり、色をぬったりしてください。
「できたね!」と声をかけてあげて、達成感を味わわせてあげてくださいね。
教材はあくまでもコミュニケーションのきっかけです。教材をたくさんやらせることを目的にはしないでください。
お子さんと、うまくコミュニケーションが取れない!とお困りの場合には、教材はいったんお休みにして、コミュニケーションを見直すことから始めましょう。
発達科学コミュニケーションの講座では、親子のコミュニケーションをスムーズにするテクニックを学ぶことができます。お困りの際はぜひご相談くださいね。
この教材はスクリプト下にあるリンクからダウンロードすることができます。
手と目の連携を高めながらコミュニケーション能力も高めることができる教材はまだまだあります。ぜひこの次の動画もチェックしてみてください!
線なぞり教材のダウンロードはこちらから
講師:中澤久美子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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