朝がつらい…起こしても起きない小学生。実は「低覚醒」や「セロトニン不足」が関係しているかも。ママの声かけでは動けなかった娘が、自分から起きてくるようになったわが家の早起き習慣をご紹介します!
【目次】
1.小学生になれば嫌でも起きるようになるはず!?
2.起こしても起きない小学生が朝起きない理由
①脳が起きてない「低覚醒」
②「セロトニン不足」でスイッチが入らない
③起立性調節障害の予兆かも?
3.小学生が自分で起きるようになったわが家の早起き習慣
1.小学生になれば嫌でも起きるようになるはず!?
私には現在小学4年生、発達障害グレーゾーンで保育園の頃から朝が大の苦手な娘がいます。
小学生になれば嫌でも起きるようになると思っていましたが、全然そんなことはありませんでした。
理由は「学校が楽しくない」から。楽しくないことに対して脳のスイッチが入らなかったんです。

放っておくと遅刻・欠席はへっちゃらで、仕事のある親の方が困ってしまう状態でした。
「早く!急いで!遅れる!」と着替えから歯磨き、玄関を出るまですべて親が整え、イライラと送り出していました。
こんなふうに、起こしても起きなかった小学生が、今では朝5時半に勝手に起きるようになりました。
この記事では、朝の弱い子が自分で起きられるようになった早起き習慣の方法についてご紹介します。
2.起こしても起きない小学生が朝起きない理由
朝が苦手な小学生がなかなか起きられないのは、単なる「怠け」や「やる気の問題」ではありません。
実は、脳や体のメカニズムが関係していることがあるのです。とくに関係が深いのが次の3つです。

◆①脳が起きてない「低覚醒」
低覚醒とは、目は開いていても脳のスイッチがまだオフの状態。
起きていてもボーっとしていて、なかなか体も頭も動き出せません。
低覚醒の状態で登校しても授業に集中できず、先生の話が記憶に残らない、授業中に寝てしまうことも…。
また、無意識に体をそわそわ動かして覚醒しようとするなど、周囲から「落ち着きがない」と誤解されることもあります。
これは努力や気合いではどうにもできない「脳の目覚めの問題」なのです。
◆②「セロトニン不足」でスイッチが入らない
低覚醒の背景にあるのが、「セロトニン」という脳内物質の不足です。
セロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、脳をスッキリ目覚めさせ、気分を安定させる役割があります。
発達障害がある子どもは、もともとセロトニンの分泌が少ない傾向にあります。
さらに、周囲との違いによるストレスが多いため、セロトニンの分泌がさらに減ってしまうことも。
その結果、朝起きてもボーっとしたまま、やる気や集中力のスイッチが入りにくくなってしまうのです。
◆③起立性調節障害の予兆かも?
小学生が朝起きられない原因として見落とされがちなのが「起立性調節障害」。
これは、自律神経のバランスが崩れて血圧調節がうまくいかず、起床が難しくなる病気です。
実は、「朝が苦手」「起きてから動き出すのに時間がかかる」という子は、自律神経のバランスが乱れている可能性があります。
低学年のうちから、朝スムーズに目覚める習慣を少しずつ整えていくことが、将来の体調不良や不登校の予防にもつながるんです。
3.小学生が自分で起きるようになったわが家の早起き習慣
起こしても起きない小学生が早起き習慣を身につける方法は、朝一番に好きな活動をすることです。
わが家には現在こんな朝のルールがあります。
「朝6時半までは自由時間!」
これだけで朝起きれなかった小学生の娘が、朝5時半に起きてくる早起き習慣が身につきました。。
6時半まではゲームをしても、動画をみてもOK!
ポイントは
・自由時間が何時までか決める
・やめる時間になったら次の活動を用意しておく
・やめたら褒める
目的は早起き習慣を身につけることなので、多少時間が過ぎてもOK。
ゲームをやめることができたらしっかり褒めて、すかさず次の行動に誘います。
ボーっとする時間を作ってしまったり、嫌いなことをさせようとすると行動が止まってしまうからです。
好きな朝ごはんを出したり、みそ汁の味見をしてもらったり、卵を焼いてもらったり。
娘は早起き習慣がついたおかげで、夜9時には自然と眠たくなる…という、好循環ができました。
私自身も一緒に夜9時に寝るようになり、早起きして自分時間を確保できるようになりました。
「今日も早起きだね~」「お母さんもね~」と穏やかな朝を手に入れましたよ!
いかがでしたか?まずは好きな活動で脳の覚醒を上げ、朝起きれたことを褒める。
褒められることで幸せホルモンが出て気分が安定し、さらに朝起きやすくなる。
この繰り返しで朝起きない発達障害の小学生でも、自分から起きてくるようになります。
朝早く起きて子どもが行動するきっかけ作りをしておくのは、正直お母さんも大変ですよね。
温かくて居心地の良い布団の中から出るのは誰でも辛いもの。
子どものためにがんばるお母さんも、朝は自分の大好きなことからスタートしてくださいね。
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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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