小学校の先生から支援学級への転籍を勧められたらどうする?子どもの可能性を広げる見学&判断ポイント

 

小学校の先生から突然「支援学級への転籍」を勧められたら戸惑ってしまいますよね。私も同じ経験をした一人です。まずは「わが子に合った学びの場の選択肢を増やす」という視点で考えてみませんか?転籍との向き合い方や見学のポイントをご紹介します。
 

【目次】

1.小学校の先生から特別支援学級への転籍を勧められたらどうする?
2.支援学級への転籍を勧められた境界知能の息子…悩んで出した私の決断
3.百聞は一見に如かず!わが子が伸びる環境を確かめる見学のポイント

 
 

1.小学校の先生から特別支援学級への転籍を勧められたらどうする?

 
 
担任の先生から「特別支援学級を考えてみませんか」と言われたら、驚きや戸惑い、焦りのような気持ちがわいてきますよね。
 
 
そんな方にぜひやっていただきたいのが、「特別支援学級を知り、選択肢を増やす」ことです。
 
 
私は、小学校の教員をしていた頃に特別支援学級の担任をしていました。
 
 
そして、注意欠陥多動性障害(ADHD)と境界知能の特性を持つ息子の母でもあります。
 
 
現場にいた私でも、わが子に「特別支援学級」を勧められたときには、ものすごく迷いました。
 
 
先生が支援学級への転籍を勧める背景には、
 
 
・通常学級では、学習や集団生活に大きな負担を感じている様子がある
・子どもの「できた!」が増える可能性がある
・学校生活全体で安心して過ごせる時間が増える
 
 
といった思いがあります。
 
 
 
 
ただ、親としては「支援学級ってどういうところ?」「転籍すると将来が狭まるのでは?」と、不安が次々に浮かびますよね。
 
 
先生たちも保護者の心理的負担を考えて慎重に提案することがほとんどですが、伝え方によってはショックや驚きの方が大きく、前向きに考えることができないかもしれません。
 
 
ですが、まずは実際に見に行って、特別支援学級がどんなところかを知ることからスタートしてみませんか?
 
 
最終的に転籍を希望するかどうかは保護者の判断です。
 
 
わが子に合った学びの場の選択肢を増やすという視点で、考えてみてくださいね。
 
 
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2.転籍を勧められた境界知能の息子…悩んで出した私の決断

 
 
この章では、私がどのように転籍と向き合ったかをお伝えします。
 
 
結論から言うと、私は息子を通常学級から特別支援学級へ転籍させることに決めました。
 
 
その理由は大きく2つ。
 
 
①息子の「できた!」が増える場所だと思ったから
②「学ぶって楽しい」という気持ちを取り戻せると感じたから
 
 
息子は小2の冬、勉強のつまずきがきっかけで不登校になりました。
 
 
ADHDに加えて境界知能というグレーゾーン。みんなと同じペースで進む通常学級では、常に「わからない」状態でした。
 
 
勤めていたこともあり、私は支援学級のよさを知っていたつもりでした。
 
 
でも、いざ「自分の子」となると、簡単には決められませんでした。
 
 
・特別支援学級って、将来どうなるの?
・通常学級の友達と離れることへの心配
・周りにどう思われるか…
 
 
そんな不安を持ちながらも私が決断できたのは、「どちらが息子が発達するか?」にフォーカスして考えたからです。
 
 
 
 
発達の困りごとは「性格」や「育て方」の問題ではなく、脳の発達のスピードの違いによるものです。
 
 
脳の発達には、「できた!」「わかった!」「楽しい!」という経験が何よりの栄養になります。
 
 
「わからない」が続く環境では、脳は発達しにくく、自己肯定感も下がってしまいます。
 
 
つまり、環境によって脳の育ちは変わるんです。
 
 
だったら、「進路がどうなるか」よりも「今脳を育てられる環境にいる方がずっと大事」と考えて、通常学級からの特別支援学級への転籍を決めました。
 
 
見学をして感じたのは、「ここなら“できた!”を増やせる」という確信でした。
 
 
たとえ学年相当の学習から遅れても、「学ぶって面白い!」という気持ちを育てることができたら、それは一生の宝になります。
 
 
体験で参加させてもらった授業では「わかったよ!」「できたよ!」と、息子の目がキラキラと輝いていました。
 
 
そして、いざ転籍。不登校だった息子が「学校って楽しいかも!」と言えるようになったことは、何よりもかけがえのない変化です。
 
 
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3.百聞は一見に如かず!わが子が伸びる環境を確かめる見学のポイント

 
 
どんなに情報を集めても、やっぱり実際に見るのが一番です。
 
 
私は、見学をしたことで「息子がこの環境で伸びそうだ」と具体的にイメージできました。
 
 
見学の際に、ぜひチェックしてほしいポイントをお伝えします。
 
 

◆先生が子どもに肯定的な声かけをしているか

 
 
特性があり、苦手が多い子どもたちに向けて、ポジティブな言葉が飛び交っているかは、とても大事な観点です。
 
 
私が見学に行った学校の先生は、よくない行動にも注意や指摘から入らず、「ポジティブな声かけ→してほしいこと」の順で伝えていました。
 
 
授業中の子どもたちのどんな発言も否定せず、まずは受け止めることをしていました。
 
 

◆子どもたちの様子

 
 
教室の子どもたちが笑顔で取り組んでいるかも重要です。
 
 
先生との関係がよさそうか、いきいきとしているかを見ると、その教室の空気が伝わってきます。
 
 
落ち着いた空間か、掲示物などで子どもたちの成長が感じられるかも参考になります。
 
 

◆その子に合ったペースで学習が進んでいるか

 
 
その子に合わせた課題で学べるのが支援学級のよさです。
 
 
ここで注意したいのは完全な個別対応ではないという点です。
 
 
少人数ではあるものの、あくまで「集団」授業です。
 
 
その中で、各々スモールステップで取り組める課題が用意されているか、わが子がスムーズに取り組めるイメージがわくか、考えてみてくださいね。
 
 
 
 

◆交流学級への参加

 
 
交流学級とは、特別支援学級に在籍する子どもが、通常学級で一緒に活動するときに所属するクラスのことです。
 
 
運動会や遠足などの行事では、交流学級に入って参加することが多いです。
 
 
また、得意な授業は通常学級で参加をするということも可能です。
 
 
頻度は学校ごとに差があるので、見学のときに確かめておくことをお勧めします。
 
 

◆通学可能な距離か

 
 
今在籍している学校に特別支援学級がない場合は、転校することになります。
 
 
登校手段は自治体・学校によって異なります。
 
 
「自力通学ができれば1人で登校がOK」「スクールバスが出ている」「親の付き添いが必要」など、家族の協力が必要なケースもあります。
 
 
毎日のことなので早めに確認をしておくとよいです。
 
 
支援学級への転籍は、「今、わが子が育つ環境を選ぶ」という前向きな選択肢のひとつです。
 
 
迷ったときには、「わが子の“できた!”が増える場所はどこか?」という視点で、じっくり見て、感じて、決めていきましょう。
 
 
お子さんの可能性を広げるために、一歩踏み出して、ぜひ実際に見学してみてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:若月綾
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
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