会話が一方通行な知的障害キッズの会話力を上達させる方法

 

知的障害の子は、会話が一方通行で親子でもコミュニケーションが上手くいかないことが多いですよね。発達特性を理解し、普段の親子の会話を少し工夫するだけで、コミュニケーションが上手く取れるようになりますよ!この記事ではその対応を紹介しています。
 

【目次】

1.知的障害の言葉が遅い息子に「ちゃんと話してよ!」とイライラしていた私
2.知的障害キッズはどうして会話が苦手なの?
3.伝える力はママとの会話でグンと育つ!会話したい気持ちを引き出す2つのコツ

 
 

1.知的障害の言葉が遅い息子に「ちゃんと話してよ!」とイライラしていた私

 
 
会話が一方通行な子どもでも、お母さんとの会話でコミュニケーション力を高めることは十分可能です。
 
 
「今日学校で何したの?」と聞いても、返ってくるのは「…」。
 
 
かと思えば、いきなり「電車が遅延した」と一方的に話してくる。
 
 
突然の会話に「いつ?どこで?それってなんの話?」と、分からないことだらけ。
 
 
・主語や述語が抜けている
 
・話の内容があちこちに飛ぶ
 
 
というように会話になっていなくて、話を聞いてるお母さんも、しだいにイライラしてきますよね。
 
 
 
 
言葉がゆっくりな息子に対して「主語が抜けてる!」「何の話かわからない!」などと、きつく言ってしまうことがありました。
 
 
何度聞いてもうまく伝えてくれない姿に、私はだんだんイライラしてしまい、息子との会話が楽しくなくなっていきました
 
 
このように過去の私には、大事な会話を楽しむことが抜けていたんです。
 
 
そんな、会話が一方通行になってしまう理由を事項でお伝えしていきますね。
 
 
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2.知的障害キッズはどうして会話が苦手なの?

 
 
知的障害の子どもは、どうして会話が苦手なのでしょうか。
 
 
理由はいくつかあります。
 
 
聞いて理解する力(インプット)はあっても、自分の言葉で伝える力(アウトプット)(説明)がまだ育っていないことがよくあります。
 
 
・人前で話すのが苦手で、親や先生、お友達に気持ちをうまく言葉にできない
 
・目で見て、耳で聞いて、状況を判断するのが苦手で、話しかけられてもどう話を返していいか分からない
 
・相手が話している内容を覚えていられない、会話のテンポに合わせて返答が考えられない
 
 
こうした特徴は、情報を整理して順序立てて話す力に関わる前頭前野の働きが、まだ発達の途中だったり、ゆっくり進んでいることが関係していると考えられます。
 
 
 
 
このこうした発達のゆっくりさが影響して、うまく会話ができないことにつながっているのです。
 
 
ですから、言葉がゆっくりな知的障害の子にとって「会話をすること」はとても高度なことなのです!
 
 
「会話が苦手かもしれない」と感じている今こそ、一番多く会話をするお母さんとのやり取りが、お子さんの会話力を育てる大切なチャンスです。
 
 
 
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3.伝える力はママとの会話でグンと育つ!会話したい気持ちを引き出す2つのコツ

 
 
お子さんの会話力をアップさせる2つのコツを紹介します。
 
 

◆子どもが話したいタイミングを逃さない

 
 
お母さんが聞きたいタイミングではなく、子どもが話したいタイミングを見つけてみてください。
 
 
・自分から話しかけてきたとき
・何かを見て思い出したとき
・落ち着いているお風呂の時間
 
 
など。
 
 
お子さんが話したい内容、話したいタイミングで聞くのがコツです。
 
 
例えば、
 
ママがドラマを見ていて夢中なときに「今日何食べた?」と夫に聞かれたら…どう思いますか?
 
 
「その話、今じゃなくても良くない…?」ってなりますよね。子どもも同じです。
 
 
お子さんの話したいタイミングが、合っているのか見直してみてくださいね。
 
 
忙しい時間であっても、話しかけてくれたタイミングでほんの少しでも耳を傾けてあげると、お子さんの会話したいという気持ちが芽生えますよ。
 
 
ここで注意してほしいことは、主語が抜けたり話題がすっ飛んでても、話の途中で質問をはさまずに最後まで聞くことが大切です。
 
 
 
 

◆足りない情報は4W1Hで整理しながら質問をする

 
 
お子さんの話をひと通り聞いた後に、主語や述語など、抜けていることはよくありますよね。
 
 
そんな時にオススメな質問は、4W1Hで質問するのがコツです!
 
 
4W1Hとは、
 
 
What(なにを)
 
Where(どこで)
 
Who(だれと)
 
When(いつ)
 
How(どうやって)
 
 
という質問の仕方です。
 
 
急に「○○食べた!」と言われても、ママは「何のこと?」となりますよね。
 
 
「○○食べた!」と言われたら、こうやって返してみましょう。
 
 
「○○食べたんだね!どこで食べたの?」Where(どこで)
 
 
「だれと食べたの?」Who(だれと)
 
 
「お昼に食べたの?」When(いつ)
 
 
「箸で食べたの?スプーンで食べたの?」How(どうやって)
 
 
このように、子どもが言いたいことを思い出しやすい質問にして聞くと、話がつながっていきます。
 
 
ママの聞き方が変わるだけで、会話のラリーが続き、どんどん楽しくなるんです。
 
 
うちの子も、会話がなかなか続かなくて悩んでいましたが、タイミングを待つ+4W1Hで聞くように変えてから「もっとママに話したい!」と自分から話すようになりましたよ。
 
 
伝える力は、特別なトレーニングではなく “話すって楽しい!”という感覚から育ちます。
 
 
そのために必要なのは、 ママが聞いてくれる安心感と、うまく話せた!という成功体験。
 
 
今日から、ぜひお子さんとの会話のタイミングと聞き方を少し意識してみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
知的障害キッズの行動力と会話力を引き出す対応をお伝えしています。

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執筆者:みやび 楓
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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