この記事を読めば、
知らず知らずのうちにしていた“自立を妨げる声かけ”から卒業できますよ。
\新年度の準備はここから/
新しい担任の先生とわが子の
信頼関係はママが作れる!
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2.なぜ知的障害キッズの自立が育たないのか?
子どもが自立していくために欠かせないのは、
・自分で考える余白
・自分の行動を試す経験
この2つです。
けれど親が先回りして指示を出し続けると、子どもは「自分で考えるより、ママに任せた方が安全だ」と学習してしまいます。
心理学ではこれを「学習性無力感」と呼びます。
難しい言葉ですが、簡単に言うと、
何度も失敗を経験したり、自分で決める機会を奪われ続けると、「どうせ自分でやっても無駄だ」と感じて意欲をなくしてしまう状態のことです。
知的障害がある子は特に「できない」と思われやすいため、大人が先回りしてしまいがち。
その結果、子どもが自分でやるチャンスが奪われ、自立が遠ざかってしまうのです。
私自身、長い間「息子が自立できないのは障害のせい」と思い込んでいました。
けれど、実は家庭での関わり方こそが“自立を遠ざけていた原因”だと気づいたとき、胸を突かれる思いがしました。
そこで、私の対応を見直して声かけを変えていくと、息子はどんどん自分でやるようになったのです。
その対応方法を詳しく事項でお伝えしますね。
3.ママが手を抜く関わりで自立へ導く方法
「このまま指示待ちのままで、自立なんてできるのかな…」
不安の中で気づいたのは、子どもを育てるのに“完璧なママ”は必要ない。
むしろ、当時の私は手を抜くくらいがちょうどいいということです。
そこで私が実践したのは、「指示を減らし、困ったときだけフォローする」関わり方でした。
◆① できているところだけを見る
服を選ぶことができなくても、着替えているときに「自分で着替えられたね!」と伝える。
コップに水がうまく注げなくても 「ナイスチャレンジ!」「練習をするとうまくなれるよ!」とできたところまでを肯定する。
買い物に要らないものを選んできたときは「自分で選べたんだね!」とまずは選べたことに肯定し、「これはどうして欲しいと思ったの?」とお互いに納得がいくまで会話をするようにしました。
最初は「わかんない」と言うと思います。そんな時はお子さんがなぜこれを選んだのか想像してママが代弁してあげてください。
少しずつ、なんでそれを選んだのか言葉にしていけるようになります。
このように、まずはできた部分に注目して肯定すると、子どもは「もっとやってみよう」と思えるのです。
◆② 指示をやめて、考える余白を与える
はじめは2択から選ばせて決めさせる練習をすると、お子さんも選びやすいです。
徐々に選ぶのが当たり前になってきたら、
「今日はどの服にする?」
「次はどうしたらいいと思う?」
と子どもに選ばせることで、自分で考える時間と経験を積み重ねていくことができます。
なかなか動かない日もあるかと思います。
そんな時は選択肢を与えてサポートする声かけで行動を促して、それ以外は信じて待つことをすると、自分で考えて動き出し始めます。
最初は「わかんない」と言うことも多かった息子ですが、少しずつ「ママ、こうしてみたよ」と自分から動いて報告してくれるようになりました。
今では、「自分でできない」から「自分で考えて動ける」子に変わったのです。
私もラクになり、子どもも自立するという好循環が生まれたのです。
知的障害があっても、その子の特性や発達に合った関わりを続けることで、自立に向けた力を少しずつ育むことができます。
“指示を減らす”ことは、実は最強の子育て方法。
ママが少し手を抜くだけで、子どもの自立はぐんぐん伸びていきますよ。
知的障害キッズの行動力と会話力を引き出す対応をお伝えしています。
執筆者:みやび 楓
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)