ネガティブ思考になりやすい繊細な子の登園しぶりは、共感しすぎるとかえって悪化することがあります。ネガティブな記憶を減らし、安心感を積み重ねることが大切です。3つの具体的な方法で、毎日の登園をラクにしましょう。
【目次】
1.共感しているのに登園しぶりが悪化する我が家
2.ネガティブ記憶が登園しぶりを加速させる仕組み
3.繊細な子の気持ちをラクにする3つの方法
1.共感しているのに登園しぶりが悪化する我が家
こんなお悩みはありませんか?
・共感しているのに子どもが行きしぶる
・なんだか不安そう
・園で嫌なことがあった
泣いたり嫌がるわが子を預けるのは、ママにとってもつらい時間です。
わが家の息子も毎日登園しぶりをしていました。
ネットや本で「共感してあげると良い」と書いてあったので、
「行きたくないよね〜」と共感していましたが、状況は変わりませんでした。
それどころか、むしろ悪化してしまったのです。

実体験からわかったのは、繊細な子に共感しすぎることは逆効果になる場合があるということです。
「行きたくない」という気持ちだけを強めてしまい、登園しぶりが続いてしまうこともあるんです。
2.ネガティブ記憶が登園しぶりを加速させる仕組み
繊細な子は記憶力が良く、特にネガティブなこと、つまり嫌なことや不安なことをよく覚えています。
たとえば園で転んで痛い思いをしたり、友達とトラブルになったりすると、その体験は脳に「危険信号」として刻まれます。
そしてその記憶を何度も思い出すことで、子どもは繰り返し「嫌だ」「怖い」と感じるのです。
少しでも不安だった、怖かったという経験があると、園は「嫌なことが起こる場所」として脳にインプットされます。
すると、園そのものに拒否感を持つようになって「行きたくない」という気持ちがどんどん大きくなってしまうのです。

そして「行きたくない」気持ちに対して「行きたくないよね」と共感すると、繊細な子は大好きなママの言葉をそのまま受け取りやすいので、
「行きたくないと思ってもいいんだ」ではなく、ただ「行きたくない」という感情がさらに増幅されるのです。
つまり、ネガティブな気持ちに共感すると、逆にネガティブ思考を強めてしまうことがあるんです。
では、どうすればネガティブな記憶に引きずられずに登園できるようになるのでしょうか?
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3.繊細な子の気持ちをラクにする3つの方法
繊細でネガティブ思考な子どもの登園しぶりは、共感だけでは解決しません。
ここでは、安心の土台を作り、ポジティブな記憶で上書きし、気持ちを整理する3つの方法を紹介します。
◆①親子スキンシップで安心の土台を作る
ぎゅーっと抱きしめたり、一緒に座って寄り添ったりして、安心感を積み重ねます。
安定した親子関係(愛着)ができると、子どもの気持ちが落ち着きます。
会話をする余裕も生まれ、少しずつ子どもとコミュニケーションがとりやすくなります。
◆②ポジティブな記憶で登園をラクにする
園での嫌な記憶を、楽しい体験で上書きします。
「こんなことできた!」「こんなこと楽しかった!」と、園での楽しい体験を話すことで、ネガティブな記憶を少しずつ上書きします。
自分から話すのが苦手な子の場合は、先生にあらかじめ今日の出来事を聞いておき、
「〇〇やったんだね」「今日のおやつ〇〇だったんだね」と楽しそうなことをママが話すだけでも効果があります。
また、ポジティブな記憶はネガティブな記憶に比べて残りにくいので、
「今日楽しかったこと1つ教えてね」と事前に話しておくと意識づけになりますよ。
こうして『園=嫌な場所』という記憶が減っていくと、登園しぶりが少しずつラクになります。

◆③不安を整理して気持ちを落ち着ける
「行きたくない」と言ったときは共感ではなく、まず受け止めます。
「そうなんだ」と一旦受け止めたうえで、「それで?」「他には?」と問いかけながら、不安を引き出してあげます。
不安が言葉に出せると、子ども自身の気持ちも整理されます。
どんな不安があるのかわかれば、具体的な対策や対応も一緒に考えられます。
さらに、繊細な子はママの心の変化にも敏感です。
ママが笑顔でいると、子どもは安心して心を落ち着けることができます。
まずはママ自身の気持ちを整えて、笑顔で対応するのも大切です。
この「安心の土台作り+ポジティブ記憶の上書き+不安の整理」の3つを意識することで、少しずつ登園しぶりがラクになっていきます。
毎日の小さな積み重ねが子どもの安心感につながりますよ。
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執筆者:くぼ あかり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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