発達障害の子どもに言葉が伝わらず、何度声をかけても動かないと悩んでいませんか? ASDグレーゾーン傾向のある娘との体験から、発達障害の子どもの言葉発達の視点で見直した関わり方を紹介します。 子どもが動き出した「順番」の3つの工夫と実際の対応をお伝えします。
【目次】
1.発達障害・発達凸凹の子どもに声をかけてもフリーズして動けませんでした
2.なぜ発達障害の子どもは声をかけても動けないの?
3.発達障害の子どもが動き出した声かけの順番3つ
1.発達障害・発達凸凹の子どもに声をかけてもフリーズして動けませんでした
声をかけても子どもが動かない。 「どうする?」と聞くと固まる。
そんな経験はありませんか?
実はそれは、やる気の問題ではありませんでした。
わが家の娘も、自閉症スペクトラム症(ASD)グレーゾーン傾向があります。
わが家では寝る前の歯磨きが、なかなか始まらない時期がありました。
「歯磨きしてね」 「早くしてね」 そう声をかけても、娘は動きません。
さっきまでテレビを見ながら笑っていたのに、急に体が固まってしまうのです。 返事もありません。
目線だけが泳ぎ、まるで時間が止まったようにフリーズしてしまいます。
聞こえていないのかなと思い、もう一度声をかけると、今度は少し怒ったような表情になります。
そしてそのあと、急に別のことを始めてしまうのです。 新たにゲームを始めたり、ぬいぐるみを触り始めたりします。
私はその姿を見るたびに思っていました。
私の関わり方が悪いのではないか。 他の人なら、うまくできるのではないか。 子どもが動かないのは、私のせいなのではないか。
そうやって自分を責めていました。

でも、あるとき固まった娘の顔を見たとき、「動きたいのに動けなくて困っているのかもしれない」と気づきました。
2.なぜ発達障害の子どもは声をかけても動けないの?
では、なぜ声をかけても動けなくなってしまうのでしょうか。
発達障害の子どもは、言葉の情報を一度に整理することが苦手なことがあります。
例えばこんな声かけです。
「そろそろ歯磨きして寝る時間だよ。明日の用意できている?」
このように続けて伝えると、子どもの動きは止まってしまいます。
歯磨き・寝・明日の用意 と、いくつもの情報が一度に入ってきます。
すると、処理しきれない情報が入ると、子どもは次に何をすればいいのかを言葉で整理できなくなってしまうのです。
すると目線が泳ぎ、身体が固まり、フリーズしてしまいます。
それは反抗ではなく、情報を処理できないときのサインなのかもしれません。
子どもが動かないのは、やる気ではありませんでした。
言葉の情報量と順番が処理できず、何からすればいいのかわからなかっただけだったのです。
だから順番を整える必要があったのです。
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4.発達障害の子どもが動き出した声かけの順番3つ
娘が動き出したとき、ある共通点がありました。
それは、次の3つの関わりです。
① 次にすることを先に伝える
② 一度に一つだけ伝える
追加の声かけを減らす 少し待つ時間をつくる
少し待つ時間をつくる
③ 毎回同じ順番にする
私はそれまで、説明を増やしていました。
でも必要だったのは逆でした。
伝える量ではなく、理解できる量にすること。
「どうやって動かすか」ではなく、 「どうすれば動き出せる状態になるのか」を考えることでした。

つまり、声かけではなく、行動の順番を設計することです。
子どもを動かすのではなく、動き出せる条件を整える。
そう考えて関わり方を見直すと、娘は少しずつ自分から動き出しました。
動きたくないわけじゃなかったのです。
動く順番がわからず、困っていたのです。
例えば寝る前は 「お布団を一緒に整える → 歯磨き」 という順番を固定しました。
まず一緒に布団を整えます。 布団が整うと「次は歯磨きだね」と声をかけます。
順番が決まり、情報が少なくなると、娘は 「次は歯磨きだ~」 と言いながら自分から動き出すようになりました。
順番が見えることで、次の行動を迷わなくなったのです。
子どもは順番が見えると、自分で「次はこれ」と考えられるようになります。
この順番は歯磨きだけではありませんでした。
入浴準備でも同じように止まることがありました。
わが家では「お風呂だよ」と声をかけても、すぐには動きません。
入浴の場面でも同じ順番で声をかけると、娘は動き出しました。
順番が見えることで、次に何をすればいいのか理解できたのだと思います。
子どもが動かなかった理由は、やる気ではありません。
言葉の情報量や順番が多すぎると、何からすればいいのかわからなくなってしまうのです。
順番が見えると、子どもは次に何をすればいいのか迷わなくなります。
まずは生活の中で、次にすることを一つだけ順番にしてみてください。
順番が見えるだけで、子どもの動きが少しずつ変わっていきます。
伝える量を増やすのではなく、理解できる量に整える。 順番をつくることで、子どもは自分から動き出します。
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執筆者:まつもと ゆうこ
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)



