発達障害がある幼児の行動が遅いのは、怠けているからではありません。春休みは生活習慣を整えるチャンス。子どもが動き出すための2つのポイントを紹介します。今のうちに準備をして、新生活を笑顔で迎えましょう。
【目次】
1.「早くして!」の毎日に疲れていませんか?
2.発達障害の幼児の行動が遅いのはなぜ?
3.春休みは生活習慣を整えるチャンス
4.子どもが動き出す2つのポイント
5.「できた」の積み重ねが未来を変える!
1.「早くして!」の毎日に疲れていませんか?
発達障害のある幼児の行動が遅いのは、怠けているわけではありません。
ですが、
「早く着替えて!」 「いつまでボーっとしてるの?」
発達障害やグレーゾーンの幼児期のお子さんを育てていると、「早くして!」が口ぐせになってしまいますよね。

何度言っても動かないわが子に、イライラしてしまう日もあると思います。
この記事では、おうちでできる具体的な方法をご紹介します。
2.発達障害の幼児の行動が遅いのはなぜ?
行動するために必要なものは、
・行動を起こすためのエネルギー(充電バッテリー)
・次に何をするのか(地図アプリ)
です。
発達障害の幼児の、行動が遅いのは、
→行動するのにパワーがいる(充電不足)
→見通しを持つのが苦手(地図なし)
これらの特性によるものなのです。

反対に言えば、 「バッテリー」と「地図アプリ」を手渡せば、 子どもの行動は少しずつ変わっていきます。
3.春休みは生活習慣を整えるチャンス
春休みは、行動が遅い子の習慣を整えるのにとっても良いタイミングです。

4月になると、子どもは新しい環境に慣れることで精いっぱいになりがち。
余裕のある今の時期に生活行動を整えておくと、新生活がぐっと楽になります。
◆時間に余裕がある
普段は時間に追われてつい手を出してしまう場面も、子どもが自分でやる時間を作りやすくなります。
◆新生活の準備ができる
進級進学後を想定した新しいリズムを作ることができます。
春休みをうまく活用して、笑顔いっぱいの新生活を迎える準備をしましょう!
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4.子どもが動き出す2つのポイント
ポイントをおさえれば、子どもはぐっと動きやすくなります。
冒頭でご紹介した2つのポイントを意識した具体策をご紹介します。
◆① 充電:やる気を動かすキッカケ
発達の特性がある子は特に、行動を起こすまでに大きなエネルギーが必要です。
そんなときは
「やったら良いこと・楽しいことがある」仕組みを作ります。
例えば
・お風呂に入れたら好きなジュースを一口
・着替えができたらママとハイタッチ
このように、すぐ叶う小さなご褒美がおすすめです。

◆② 地図アプリ:次にやることをわかりやすくする
行動が遅い子は、「次に何をすればいいか」が分からないと動き出せません。
そこで大切なのが「見てわかるしくみ」と、「細かく分解する」ことです。
◆「見てわかるしくみ」
次にやることをカードやボードで見えるようにします。
例:朝の準備
①トイレ→②着替え→③朝ごはん→④歯みがき
◆細かく分解
「着替えて」ではなく
①ズボンをぬぐ→②パジャマを出す→③着る
のように、小さく分けます。
すると子どもの頭の中に「次はこれをすればいいんだ」という地図ができ、動き出しやすくなります。
こうして行動しやすい環境を整えると、子どもは少しずつ「できた」という経験を増やしていきます。
5.「できた」の積み重ねが未来を変える!
発達障害のある幼児の行動が遅い悩みに必要なのは、「もっと頑張らせること」ではありません。
「できた」を積み重ねることです。

4章でご紹介したように、行動を起こすためのエネルギー(充電)と、次に何をするかの見通し(地図アプリ)を整えることで、子どもは少しずつ動き出せるようになります。
そして、その中で育てたいのが、「自分にもできた」という感覚です。
子どもは小さな「できた」を積み重ねることで、自分から行動する力を伸ばしていきます。
最初は小さな一歩でも大丈夫です。
着替えの途中までできた。
声をかけたら動けた。
自分から一つできた。
そんな小さな成功体験の積み重ねが、「またやってみよう」という次の行動につながります。
春休みは、そんな「できた」を増やすチャンスです。
できたことに目を向けながら関わることで、子どもの行動は少しずつ変わっていきます。
毎日のイライラを、笑顔に変えていきましょう!
執筆者:栗原 かおり
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)



