朝の登園で、先生に挨拶できず固まってしまうわが子に「どうしたら挨拶できるようになるの?」と思っていませんか?挨拶できないのは性格ではなく、予測できない不安が原因かもしれません。不安を減らす対応を増やして、入学準備を進めていきましょう。
【目次】
1.登園時、固まるわが子に戸惑っていました
2.「挨拶できない」は性格ではありません
3.安心をつくる3つの関わり方
4.挨拶が”安心”から生まれ始めた
1.登園時、固まるわが子に戸惑っていました
朝の登園で、先生に「おはよう」と声をかけられても、
「おはようございます」
と返せずに固まってしまう娘。
そんな姿を見ながら、どう声をかけたらいいのか分からず戸惑う、と同時に、
小学校へ入学後のことが頭に浮かんでいました。
娘が通う予定の小学校では、朝の登校時間帯、毎日先生が校門に立っていて
「おはようございます」と声をかけてくれています。
娘が校門の前で立ち止まり、何も言えず固まる姿を想像して、
「挨拶がイヤで、学校に行くこともイヤになったらどうしよう」
そんなふうに、不安に思っていました。

このまま小学生になって大丈夫なのかな、と心配がいつも付きまとっていました。
2.「挨拶できない」は性格ではありませんでした
娘は挨拶が苦手です。
・声をかけられると固まる
・目をそらす
・何も言えない
挨拶ができない理由は、なんだと思いますか?
引っ込み思案だから?
挨拶する気がないから?
そうではありませんでした。
娘の場合、「どうすればいいか分からなかった」ようでした。
・いつ言えばいいのか分からない
・何て返せばいいのか分からない
・間違えたらどうしようと不安になる
つまり、
「できない」のではなく、
「予測できないから動けない」状態だったのです。
娘は、知っている人に対しても「この人誰〜?」と聞いてくることがよくありました。
何度も会っている人でも、何度も説明している人でも、です。
最初は
「なんで名前を言わないの?」
「ふざけているのかな?」
と思っていました。
でも実際は、「あってるのかな?」と確認したかっただけだったのです。
つまり、分からないのではなく、自分の行動に100%の確信が持てない状態。
この状態では、不安の強い娘にとってその場で挨拶をすることは難しいままでした。

挨拶の前に必要だったのは、安心して行動できる土台でした。
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3.安心をつくる3つの関わり方
では、どう関わればいいのか。
やったことは、とてもシンプルでした。
◆①状況をそのまま言葉にする
挨拶できない子どもを目の前にすると、つい「ちゃんと挨拶しなさい」と注意したくなりますよね。
私もそうでした。
でも、親が注意すればするほど子どもは不安になります。
そこで、
「◯◯ちゃんのママだったね」
「おはようって言ってたね」
と、起きていることをそのまま伝えるようにしました。
正解を押しつけるのではなく、“今なにが起きているか”を一緒に確認していきました。
◆②できたかどうかで判断しない
「元気に挨拶すること」がゴールだと思っていませんか?
でも、娘をよく見ると、
・先生の方を見た
・小さくうなずいた
・少し声が出た
といった小さな反応があることに気づきました。
挨拶できたか、できなかったか、ではなく、「挨拶しようとしている」その行動を見逃さずに、
「返そうとしてたね」
「ママ、見てたよ」
と、娘の行動をそのまま伝えるようにしました。
◆③寝る前に「できたこと」を1つ伝える
一番変化が大きかったのはここでした。
その日の夜に、たった1つでいいので、
「先生の方見れたね」
「ニコニコして教室に入れたね」
と、できたこと、を伝えるようにしました。
この一言で、その日の出来事が「なんとなく」ではなく「できたこと」として残っていきました。
伝え続けるうちに、娘は「うん」と大きく頷き、表情にも少しずつ変化が見られるようになりました。

4.挨拶が“安心”から生まれ始めた
娘は、まだ挨拶ができません。
でも、
「この人誰〜?」
と、不安を伝えるだけだったところから、
「あ、◯◯ちゃんのママ」
「あ、◯◯ちゃんだ!◯◯ちゃーん!!」
と、少しずつ自信を持って、 相手に言葉を届けられるようになってきました。

これは、挨拶の練習で身についたものではなく、
安心して動ける状態があって、はじめて出てくるものだったのだと感じています。
もし、以前の私のように、入学前に不安を感じているなら、
まずは「できるようにする」ことをゴールにするのではなく、
お子さんと一緒に安心を積み重ねることから始めてみるのはいかがでしょうか。
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執筆者:小松あん子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)



