算数の宿題を嫌がる小学生ADHDタイプの子が「もっとわかりたい!」と宿題をやりはじめたママの関わり

 

小学4年生になると難しくなってくる算数。算数の宿題やりたくないと嫌がる小学生ADHDタイプのお子さんいませんか?自信をなくし勉強を嫌がるようになった娘へのサポートをすることでもっとわかりたいと勉強の楽しさをひきだすことができた関わりをご紹介します。
 

監修者:吉野加容子

発達科学コミュニケーション創始者/パステル総研主宰/発達科学ラボ代表

 

脳科学をベースに、発達障害・発達グレーゾーンの子どもの発達支援を専門とする。広島大学教育学部卒業後、東京学芸大学大学院修士課程、慶應義塾大学大学院博士課程で学び、民間企業での脳科学研究、医療機関での発達支援、大学での教育に従事。

 

15年以上にわたり発達に悩む親子と向き合う中で、「子どもの発達を本当に伸ばすのは、家庭での365日の関わりである」という結論にたどり着く。

 

病院や学校だけでは支援が届きにくい発達グレーゾーンの子どもたちに対して、家庭で再現できる支援を確立するため、脳科学・教育学・心理学を融合した独自メソッド「発達科学コミュニケーション」を開発。

 

これまでに数多くの親子の変化を生み出し、“ママが変われば子どもが変わる”という発達支援の新しい当たり前を広げている。

著書に『発達障害とグレーゾーン 子どもの未来を変えるお母さんの教室』『脳を育てる親の話し方』『脳が喜ぶ子育て』など。

 

【目次】

1.小学生ADHDタイプが嫌がるようになった算数の宿題
2.小学生ADHDタイプの子が宿題を嫌がるようになった本当の原因
3.算数が苦手な小学生ADHDタイプ娘にしたサポート

 
 

1.小学生ADHDタイプが嫌がるようになった算数の宿題

 
 
注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のある娘は、小学4年生になり、宿題を嫌がるようになりました。
 
 
1、2年生は宿題は自分からやっていましたし、3年生で難しくはなっているようだけど宿題は提出していました。
 
 
ですが、4年生になった頃から、学校帰りは、勉強もせず、YouTubeを見たりダラダラと過ごすようになり、
 
 
「宿題はやったの?」と聞くと、「あとでやる」と言い、宿題をしない毎日
 
 
ただ、先生からは「宿題を出すように」指摘を受けるようになったため、声をかけるようにするもののやろうとしないため、
 
 
出さなくてもいいように先生に言おうか?」と聞くと、娘は嫌々ながらも「出したい」とポツリ。
 
 
じゃあ一緒にやろうと宿題を一緒に取り組むことにしました。
 
 
 
 
ですが、算数の問題を解こうとすると嫌がって進まず、違うことをしようとするので、
 
 
「何か気になることがあるの?」と聞くと算数の筆算がわからないと言ってくれて、つまずいていることがわかったのです。
 
 
わからないことを伝えるのがはずかしかったようです。
 
 
そこからは、どうしたらできるようになるか一緒に取り組みました。
 
 

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2.小学生ADHDタイプの子が宿題を嫌がるようになった本当の原因

 
 
宿題を嫌がったのは算数の筆算ができなかったことからです。それを言いづらくて困っていたので、「わからないことがあってもいいんだよ。教えてもらってすこしづつできればいいんだよ」と伝えました。
 
 
そして一緒に取り組むと、「答えを書く場所」がずれてしまうことがわかりました。
 
 
どこに数字を書けばいいか、わからない。答えの列が合わない。計算よりも「配置」につまずいていたのです。
 
 
これは、空間認知の苦手さからくるものなんです。
 
 
目や耳などから入ってくる「場所・大きさ・方向・距離」の情報を、頭の中で立体的にまとめて、「今、自分がどこにいるか」「どう動けばいいか」を理解する力です。
 
 
そんな空間認知の苦手さから、答えをどこに書けばいいかわからず、列を間違えて書いていることで、答えを導けない。
 
 
そんな困難さがあり嫌がるようになっていました。
 
 
 
 
やりたくなくて、嫌がっていたんじゃない。本人も「わかりたい」のに、わからない。それがつらいのだと気づきました。
 
 

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3.算数が苦手な小学生ADHDタイプの娘にしたサポート!

 
 
そんな算数の筆算が苦手で、宿題に取り組めないでいた娘に、声かけを変えると、できることも増え、わかるようになりたいと宿題に取り組むようになりました。
 
 
その声かけをご紹介します。
 
 

今やっていることに対して褒めた

 
 
「ノート開けたね」

「問題読めたね」
「鉛筆の持ち方がいいね」
 
 
できないことに自信をなくしていたので、自信をつけてあげることで、宿題へのハードルをさげました!
 
 
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問題の見え方を工夫する

 
 
ドリルに書かれている問題すべてが見えてしまうと他のことに気が散って集中できないため、
 
 
問題は、1問だけ見えるようにし、答えを書く場所を指差しで示してあげました。
 
 
「どこを見ればいいのか」が明確になり手が動くようになりました。
 
 

1日1問と決めました

 
 
最初は、1日1問でOKにしました。先生に相談にもなりますが、量を少なくすることで、ハードルが下がり、1問解けたことで、娘は自信を取り戻し、
 
 
「もっとわかるようになりたい」「教えて」と自分から言ってくるようになりました。
 
 
このように娘がやりやすいサポートをすることで、少しづつできるようになり、今では、私のサポートなしで1人で解き、わかないときは「教えて」と聞いてきます。
 
 
宿題を嫌がるのは「怠けている」わけではなく、「困っている」サインかもしれません。その子にあったサポートでもっとやってみたいを引き出せます。参考にしてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:清水映井子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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