緊急事態宣言が全国に出され、休校になっていなかった地域も休校へと方針転換されていますね。そこで今回はアンケート結果をもとに、外出自粛でストレスのたまりやすい発達凸凹の子どもが癒される、親子の会話をご紹介します。 |
【目次】
【アンケート概要】
調査期間:2020年3月28日〜4月6日
調査方法:インターネット調査
対象:発達科学コミュニケーショントレーナーまたはリサーチャー、受講生、メルマガ会員、パステル総研・SNS読者 計385名
1.臨時休校中のママのお悩みとは?
新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が範囲を広げ、全国に適用されることになりました。今まで、通常通りの生活を送っていた地域でも、まだしばらく外出自粛は続きそうですね。
先日パステル総研で行った「ママのライフスタイルに関するアンケート」の結果を見ると、お母さんのお悩みは以下のようになっていました。
この結果からも分かるように、休校中の困りごととして約3割の発達凸凹キッズのママが上げていたのがこのお悩み。
『やることが、ない!』
そこで今日は、このお悩みを解消するヒントをお伝えします!
2.発達凸凹の子どもが喜ぶ、嬉しい会話はコレ!
・4月になっても、学校が始まらない…
・大人がピリピリしている…
そんな雰囲気を子どもたちも感じ取り、多かれ少なかれ、不安や緊張感や違和感を感じているかもしれません。
とはいえ、休校が始まって1か月半が経ち、子どもたちの様子は当初に比べて落ち着いてきた!というご家庭も多いようです。
そんなタイミングでぜひ取り入れてほしい会話があります!
ママにしかできない会話をすることで子どもたちは安心し、嬉しくなり、ワクワクして、もっと聞かせて!とニコニコするに違いありません。
その会話とは…お子さんが覚えていない、まだ小さかった頃の話です!
生まれたばかりの頃の話。
1歳の頃。
2歳の頃。
本人の記憶がない頃の話をお子さんに聞かせてあげてみませんか?
お話だけでもいいですが、できれば写真などを見せながら話すとより良いと思います!親子で写真を整理しながら会話するのもおすすめです。
・とっても可愛かったというメロメロエピソード
・クスッと笑えるおもしろエピソード
・こんなことがあったのよ!というミラクルエピソード
などなど、お子さんが小さかったときの話をたくさん聞かせてあげて欲しいと思うのです。
3.幸せな気持ちを実感!親子の会話がカウンセリングになります
記憶がなかった頃の話を聞くと、自分が安全に暮らしていたこと、可愛がられていたことを知ることができます。
特に、不安の強いお子さんなら自分がしっかりと守られていた頃の話を聞いて、安心感を得てホッとしたり、愛されているという自信を持てたり、ポジティブな記憶をインプットすることができます。
これを教えてくれたのは、実際に今まで私が直接カウンセリングや発達支援をしてきた発達凸凹の子ども本人たちです。
お母さんとの関係が不安定なお子さんたちでも、「自分が小さい頃の話を聞くと安心するし、嬉しいし、愛されていると自信が湧く」と話してくれます。
子どもたちが覚えていないことでも、ママやパパにとってのいい思い出を聞かせてあげることはとてもカウンセリング効果があります。
自分のルーツを知るのは人間にとって、とても大事なこと。
家の中で行き詰まっている人、家の中で楽しいことを探している人、ぜひ昔のアルバムを取り出して、お子さんの小さい頃の話をしてあげてください。
撮りためてあるお子さんのお遊戯会や運動会のビデオを見返すのも効果的ですよ!
子どもが退屈そうだな~と思ったら、ぜひやってみてくださいね!
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)