夏休みがチャンスです!夏休みの自由研究で発達障害・ADHDの子どもの自信を取り戻そう!

夏休みがスタートしましたね。新型コロナウィルスの影響で自粛や休校が続き、不安で学校を行き渋ったり、自信を失ってしまったお子さんはいませんか?夏休みの自由研究に取り組むことで自信を取り戻すことができます。その方法についてご紹介しますね。
 

【目次】

 

1.今年の1学期がしんどかった発達障害・ADHDの子ども達

 
 
新型コロナウィルスの影響で、今年は特別な1学期になりましたね。
 
 
4月に新学期がスタートしたかと思ったら、長い休校が続きました。
 
 
学校が再開するものの、これまでの長い休校の影響で、外出できないストレスやいつもと違う環境に上手く適応しきれない発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)のお子さんもいたのではないでしょうか。
 
 
特に活動的な発達障害・ADHDの子どもは、自粛や休校で活動できない日々が続くと、エネルギーを発散できる機会が減ってさらに落ち着きがなくなってしまいます。すると、怒られる機会も多くなって、自信を失ってしまいます。
 
 
そして、怒りっぽくなったり、学習が嫌になったり、学校に行き渋ったりといった変化がみられることがあります。
 
 
 
 
我が家の発達障害・ADHDの息子も、6月半ばから再開された学校になかなか行けない日々が続きました。
 
 
ようやく、学校に行けるリズムになりかけたと思うと、すぐに夏休み。
 
 
子どもにとってもお母さんにとっても、心や体に大きな影響があったと思います。
 
 
2学期からまた学校に行けるのだろうか?と心配なお母さんも多いと思います。
 
 
発達障害・ADHDの子どもが2学期から元気に学校に通えるように、この夏休みで自信を取り戻す取り組みをしておきましょう。
 
 
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2.夏休みの自由研究で自信を取り戻そう

 
 
夏休みに自信をつける取り組みとして、オススメなのが自由研究です。
 
 
なぜ、夏休みの自由研究で自信がつくのでしょうか。
 
 
もちろん、ワークなどの宿題でも、肯定的な声掛けを続けることで自信はついてきます。
 
 
さらに、自由研究をすることで大きな自信につながります。
 
 
自由研究で大きな自信がつく理由は2つあります。
 
 
まず、自由研究はかなりのボリュームの字を書くことになります。
 
 
あれだけたくさんの文字を書くことはめったにないことです。
 
 
普通の学校の課題で経験することはありません。
 
 
なかなかない経験ですので、あれだけの文字を書いただけでも「凄いねー」と周囲から褒められます。
 
 
 
 
また、最近は自由研究が必須の宿題ではなく、自由参加の宿題です。
 
 
自由研究の宿題自体がない学校もあるようです。
 
 
その中で、自由研究という大きな宿題を提出することは、褒められる大チャンスとなります。
 
 
さらに、賞をもらった学校の代表になったとなると「僕はできるんだ」という成功体験につながり、大きな自信につながるのです!
 
 
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3.発達障害・ADHDの子どもの自信につながる自由研究の進め方のコツ

 
 
発達障害・ADHDのお子さんが自由研究で自信をつけるために必要なことを2つお伝えします。
 
 

◆①好きなことを題材にする

 
 
「発達障害・ADHDの子どもと自由研究をするなんて大変~‼何をするの⁉」と思うかもしれません。
 
 
けれど、発達障害・ADHDのお子さんは自由研究に向いているのです。
 
 
なぜなら、好奇心旺盛で何でもやってみたい!挑戦してみたい!作ってみたい!と興味関心が高いからです。
 
 
発達障害・ADHDの子どもにおススメの自由研究は、ズバリ、実験系の自由研究です!
 
 
普段から実験の大好きなお子さんは多いのではないでしょうか。
 
 
好きなことを題材にするとあっという間に実験ができます。
 
 
例えば、紙飛行機を飛ばす実験。
 
 
折り方や飛ばし方を変えて、飛び方や飛行距離を測定できます。
 
 
物作りが好きなら、太陽光発電で車を作って走らせる実験。
 
 
太陽光発電の角度、方角、測定時間を変えて実験ができます。
 
 
また、虫が好きならダンゴムシの実験。
 
 
ダンゴムシ迷路を作って、どういう動きをするのかを調べることもできます。
 
 
題材はなんでもいいのです。
 
 
普段の遊びや好きなことの延長で、自由研究の題材を選んでみましょう。
 
 
 
 

◆②ご褒美サンドイッチ作戦

 
 
お伝えしたように、自由研究はある程度のボリュームが必要で、文字をたくさん書くことになります。
 
 
けれど、発達障害・ADHDのお子さんの中には字を書くことが苦手お子さんも多いです。
 
 
そこで、ご褒美サンドイッチ作戦
 
 
発達障害・ADHDの衝動性を活用した作戦です。
 
 
書けた
 ↓
ご褒美
 
 
ではなかなか先には進みません。
 
 
ご褒美をサンドイッチすることでサクサクと書く作業が進みます。
 
 
始めに好きな物(お菓子やゲーム)を与える
  ↓
文字を書く
  ↓
最後にも好きな物(お菓子やゲーム)を与える
 
 
合間で「ここまでできたね」「すごいね」と肯定的な注目も欠かせません。
 
 
肯定的な注目で「僕はできる」と自信がつくと、自主的に行動(書くこと)をするようになってきます。
 
 
このように、発達障害・ADHDの自信につながる自由研究を進め方のコツは
 
①好きなことを題材にする
②ご褒美サンドイッチ作戦
 
です。
 
 
自由研究で発達障害・ADHDの子どもの自信をしっかりつけて、2学期からの学校生活や家庭生活をスムーズにしましょう!
 
 
発達障害・ADHDタイプのお子さんをグングン伸ばす対応についてご紹介しています。

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執筆者:石井花保里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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