子どもが怖がりすぎるのは発達障害?頑張らせるほど“できない子”になる理由と関わり方

 

子どもが極度の怖がりで、「発達障害かも?」と不安になっていませんか。実は、無理に頑張らせる関わり方は、さらに動けなくする可能性があります。怖がりな子が「次はやってみよう」と思えるきっかけは、関わり方を変えたときに見えてきます。
 

【目次】

1.子どもが怖がりで心配…このままで大丈夫?と感じていませんか
2.子どもが怖がりなのは発達障害?と焦るほど逆効果になる関わり方
3.なんとかしなきゃと焦っていた私が気づいたこと
4.子どもが怖がりでも1歩踏み出せるようになる関わり方

 
 

1.子どもが怖がりで心配…このままで大丈夫?と感じていませんか

 
 
「ママが戻ってくるまでお家で待っていてね」と伝えただけで、「嫌だ!ママと一緒がいい!」と泣き叫ぶ。
 
 
来年は小学生なのに、こんなに怖がりで大丈夫なのかなと不安になっていませんか。
 
 
同級生は楽しそうになんでも挑戦しているのに、怖がりなわが子はママのそばから離れられない。
 
 
 
 
「どうしてうちの子だけこんなに怖がりなの?」 「もしかして発達障害なのでは?」 そんなふうに考えてしまうママも少なくありません。
 
 
そして、不安になればなるほど、「今のうちに慣れさせないと、このまま何もできない子になるかもしれない」と、つい色々な挑戦をさせようと頑張らせてしまいますよね。
 
 
ですが、ここで一度立ち止まって考えてみてほしいのです。
 
 
怖がりな子は、本当に怖いことも慣れさせればできるようになるのでしょうか?
 
 
もし、怖がりな子どもほど、急がせて頑張らせることで「できなかった経験」ばかりが増えてしまうとしたら…どうでしょうか?
 
 
その積み重ねが、「どうせできない」「やっぱりやりたくない」という気持ちにつながり、ますます一歩が出にくくなってしまうとしたら——。
 
 
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2.子どもが怖がりなのは発達障害?と焦るほど逆効果になる関わり方

 
 
子どもが極度に怖がる様子を見ると、「発達障害かもしれない」と不安になることがありますよね。
 
 
そして不安になるほど、「何とかしなきゃ」と焦りも強くなります。
 
 
だからこそ、 「苦手なことも少しずつ慣れさせよう」 「今のうちにできるようにしておかないと」と、やったことがない初めてのことも挑戦させようとしてしまいます。
 
 
ですが、ここにズレが生まれやすいポイントがあります。
 
 
怖がりな子は、そもそも 「できる」という未来の見通しが持てていない状態なんです。
 
 
・これから何が起こるのか分からない
 
・自分がどうすればいいのかイメージできない
 
 
そんな場面では「やってみよう」という気持ちよりも、「うまくいかなかったらどうしよう」とか 「怖い思いをするかもしれない」という不安の方が強くなっています。
 
 
 
 
 
また、その状態のまま無理に挑戦させると、やっぱりできなかった、怖い思いをしたという経験だけが残りやすくなるのです。
 
 
発達科学コミュニケーションでは、こうした「できなかった記憶」が次の行動に影響することが知られています。
 
 
「また同じことになるかもしれない」「やっぱりやりたくない」という気持ちが先に立つと、さらに挑戦してみようという、次の一歩が出にくくなってしまうのです。
 
 
つまり、不安のまま挑戦させる → 失敗や嫌な記憶が残る → 次の挑戦が怖くなる
 
 
この流れが繰り返されることで、怖がりな子ほど、失敗経験を積ませると挑戦できなくなり、どんどん怖がりが強くなっていくという状態が起きるのです。
 
 
ここで大切なのは、「発達障害かどうか」で関わりを変えることではありません。
 
 
子どもが怖がり過ぎなのでは?と心配であっても、安心して一歩踏み出せる状態をどうやってつくるかが重要なのです。  
 
 
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3.なんとかしなきゃと焦っていた私が気づいたこと

 
 
実は、私も以前は怖がりなわが子が心配でなりませんでした。
 
 
子どものお友達家族と出かけた時には、楽しそうにアスレチックや遊具で遊ぶお友達を見ても、わが子は私の足にしがみついてじっと見ているだけ…。
 
 
「◯◯ちゃんもやってるんだから…」と促してみましたが、結局その日は何ひとつ挑戦しないままでした。
 
 
そんなわが子にがっかりしたと同時に、「なんとかしないと、このままでは困る」と思い、常日頃からなにか挑戦させなければと考えていました。
 
 
例えば、おつかいを頼んでみたり、「大丈夫、一人でできるよ」と励ましたり…。
 
 
けれども、結果はうまくいかず、むしろ余計に拒絶感が強くなり、ますます挑戦を怖がるようになってしまったのです。
 
 
 
 
 
そのときの私は、「できるようにさせること」ばかりに目が向いていたのだと思います。
 
 
ですが、私が発達科学コミュニケーションで学ぶ中で、子どもの発達にはそれぞれ伸びる旬、タイミングがあること。
 
 
そして、無理に挑戦させることで失敗経験が残ると、次の一歩が出にくくなるということを知りました。
 
 
つまり「できるようにさせる」のではなく、自分から「やってみようかな」と思える状態をつくることが先だったのです。
 
 
この視点に気づいたとき、「なんであのとき無理にやらせていたんだろう」ととても後悔したのを覚えています。
 
 

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4.子どもが怖がりでも1歩踏み出せるようになる関わり方

 
 
では、怖がりな子どもが1歩踏み出すためには、どうすればいいのでしょうか。
 
 
ここでまず、最初にやってほしいことがあります。
 
 
それは、子どもが怖がっていること、不安に感じていることを、無理してやらせようとする関わりを一旦、やめてみてください。
 
 
やってみたら?大丈夫だから頑張って!そう声かけして背中を推したくなる気持ちはよくわかりますが、その関わりはできなかった経験を増やしてしまいます。
 
 
だからこそ、必要なのは今ある小さな「できる」に目を向ける関わりです。
 
 
 
 
 
ポイントは3つあります。
 
 
① 子どものできる範囲を見つける
 
 
いきなり「1人でお留守番」ではなく、
 
 
・ママが少し離れても待てた
・パパと一緒なら10分お留守番できた
 
 
など、今できることに目を向けます。
 
 
② できたことをそのまま伝える
 
 
「すごいね!」だけでなく、「ママが少し離れても待てたね」と具体的に言葉にして伝えます。
 
 
すると、子どもは自分の行動を再確認し、これならできるかも!という感覚がすこしずつ積み重なっていきます。
 
 
③ 次の1歩は一緒に考える
 
 
ここで焦って一気に次をやらせる必要はありません。
 
 
むしろ、「次はどうする?どうしたい?」と一緒に考える関わりが、子どもの一歩を引き出していきます。
 
 
自分で選ぶという経験が増え、少しやってみようかなという気持ちが出てきた時が背中を押してあげるタイミングです。
 
 
怖がりな子に必要なのは、無理に勇気を出させることではなく、今の子どもの状態を見極め「できるかも!」と思える感覚を育てていくことなんです。
 
 
だからこそ、ママが一人で判断しようとせず、子どもの発達に合った関わり方を知ることが大切です。
 
 
まずは、今の関わりを1つだけ変えてみてください。
 
 

よくある質問

Q1.子どもが怖がりすぎるのは発達障害なのでしょうか?

A1.怖がりな様子だけで発達障害と判断することはできません。
大切なのは「発達障害かどうか」を急いで決めることではなく、子どもが安心して一歩踏み出せる状態をどうつくるかという視点です。怖がりの背景には、見通しが持てない不安や過去の経験が影響していることもあります。

Q2.怖がりな子は慣れさせればできるようになりますか?

A2.無理に慣れさせようとすると、かえってできなかった経験や怖い記憶が残りやすくなります。
その結果、「また同じことになるかもしれない」と感じてしまい、次の一歩が出にくくなることがあります。まずは安心できる状態を整えることが大切です。

Q3.怖がりな子どもにはどのように関わればいいですか?

A3.いきなりできるようにさせるのではなく、今できていることに目を向け、小さな成功体験を積み重ねていくことがポイントです。
「少し待てたね」など具体的に伝えながら、次の一歩を一緒に考える関わりが、子どもの「やってみようかな」という気持ちにつながっていきます。

 
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執筆者:井上喜美子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)

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