発達障害・グレーゾーンの子どもが自信をなくし困っていませんか?それは思い込みからネガティブ思考になっているのかもしれません。ママの肯定的な言葉がけでポジティブ思考に改善して子どもの明るい将来を作る土台を育てましょう!その方法をお伝えします。 |
【目次】
1.発達障害の子どものネガティブ思考の正体
2.ネガティブな思い込みを作っているのは一体誰?
3.子どものネガティブ思考をポジティブ思考に改善させるには
4.子どもの明るい将来を作るママの肯定的な言葉がけ実例集
◆嬉しそうなこと楽しそうなことへの声かけ
◆つまらなさそうなときの声かけ
◆嫌そう・苦手そうなときの声かけ
1.発達障害の子どものネガティブ思考の正体
発達障害・グレーゾーンの子どもが自信をなくして困っていませんか?
「どうせできない。」
「僕(私)はいいんだ。」
「失敗するからやらない。」
子どもがマイナスな言い訳ばかりで全然行動しようとしない。
このようなマイナスな言葉を子どもが発していたらとても辛いですよね。
「どうして周りと同じことができないの?」
「なんでうちの子だけ?」
誰にも相談できず1人で悩んでしまい、お母さんの方がどんどんネガティブ思考になっていませんか。 お母さんの辛いお気持ち、私にも経験があるのでわかります。
どこにも助けを求める場所がなくでも困りごとは増える一方。これではお母さん自身が参ってしまいますよね。
このお母さんも辛い現状を変えていくために、少し視点を変えて子どもの立場から考えてみたいと思います。
先程の「どうせできない」と発言している子。 この子はおそらく本気で「どうせできないから!」と思っています。そして、この状態が将来ずっと続くと本気で思っています。
大人なら経験値があるので、解決策や打開策など何らかの手を打つ方法が見つかると思います。
ですがこの世に生を受けて数年の子どもです。先のことまで計算できません。そもそも将来がどんなものなのかすら、まだ解っていない年齢ですね。
だからこそ目の前にあることがすべてと感じます。
子どもが悲観的になるのも当然なのです。
先が見えない!明るい未来が描けない!このようなことから子どもはネガティブ思考になるのです。
これが子どものネガティブ思考からくる思い込みの正体なのです。
2.ネガティブな思い込みを作っているのは一体誰?
では、このネガティブな思い込みを作っているのは誰だと思いますか?
実は、私たち親なのです。
お母さんが良かれと思って叱ったり注意したりすることで子どもにネガティブな記憶がどんどん蓄積されています。
子どもが一番長く接していて、一番濃い時間を過ごしているのはお母さんです。
そのお母さんに注意される言葉は影響しますよね。
そして、注意されるごとに否定されたと感じる子どもは次にどうしたらいいのか分からなくなります。
そして頭の中がパニックになって「どうせ僕(私)はできない」という思考になってしまうのです。
その結果、行動したくても行動できなくなってしまうのです。
このように親が子どものネガティブ思考をどんどん積み上げてしまっているのです。
3.子どものネガティブ思考をポジティブ思考に改善させるには
ではこのネガティブ思考の思い込みをポジティブな思考に改善していくにはどうしたらいいのでしょうか。
何かをしたときや何かをされたときに感じる気持ち、これは感情です。
これは説明するまでもありませんよね。
先程のお子さんの「失敗するからやらない」も失敗するのが嫌なのです。
この「いや」が感情の一つです。
このような感情には2種類あります。 プラスの感情とマイナスの感情です。
そして感情は基本的に6種類あります。
「喜び」「悲しみ」「怒り」「驚き」「恐れ」「嫌悪」
です。
それぞれプラスの感情とマイナスの感情に分かれ、この感情が起こったときに記憶としてインプットされます。
プラスの感情とは 「喜び・幸せ・愛・安心・勇気・憧れ・希望 」など。
マイナスの感情とは「怒り・不安・恐怖・寂しさ・劣等感・嫌悪感 」など。
嬉しい言葉をかけられたらやる気になったりテンションが高くなったり、ポジティブな感情が芽生えますよね。
逆に傷つく言葉をかけられたらやる気をなくしたり元気がなくなったり、ネガティブな感情になります。
あまりに傷つく発言が多い場合は、人間が本来持っている防御反応が働きその人の言うことに耳をかさなくなったりすることさえあります。
親の言葉は盾にもなりますが、ときとして剣にもなってしまうのです。
私たち親がやりたいことは、ネガティブな記憶よりポジティブな記憶を残し子どもたちを前向きに自立させていくことですよね。
そうです!
お母さんが子どもの間違えた思い込みを、正しい思い込みに変えてあげればいいのです。
記憶は上書きされていきます。
お母さんがどんどんポジティブな記憶に上書きしていけばいいのです。
間違えた思い込みを捨ててどんどん子どもに自信をつけてあげましょう!
4.子どもの明るい将来を作るママの肯定的な言葉がけ実例集
では、子どもに自信をつけてポジティブ思考に改善していくコツをお伝えします。
それはお母さんの肯定的な言葉がけです!
子どもが感じている気持ち、すなわち子どもの感情をお母さんが聞いたり言葉をかけましょう。
子どもが自分の気持ちを言えそうなら言えるまで待ってあげてください。
気持ちを伝えるのが苦手ならまだその脳エリアが未熟なだけなので、お母さんがその感情に言葉をつけて代弁してあげてくださいね。
子どもが興味を持ったものをお母さんが共感してくれたら、子どもはキラキラした表情になります。
声かけの例えをいくつか挙げますね。
◆嬉しそうなこと楽しそうなことへの声かけ
「楽しそうだね」
「ワクワクするね」
「お母さん、心が躍るみたいで嬉しいな」
このようにポジティブな言葉をインプットしていきます。
様々な言葉をお母さんが使えば使うほどインプットされる量が増えるので脳は成長していきます。
◆つまらなさそうなときの声かけ
「どうしたい?」
「どうした?」
子どもの気持ちを引き出す言葉をかけてあげましょう。
◆嫌そう・苦手そうなときの声かけ
「そっか〜!」
「よく教えてくれたね。」
「じゃ、○○しようか。」
まず共感です。 必ず「そうか」「そうなんだね」と共感しましょう。
受け入れてもらえると、「何を言ってもオッケーなんだ!」と子どもが自分の存在自体を肯定してもらえたと感じ自信につながります。
そして「伝えてくれてありがとう」「よく教えてくれたね」と言葉にしたことを認めてあげましょう。
必要なら「○○(他のこと)をしようか!」と切り替えの言葉をかけてあげるのもいいです。
嫌な気持ちを早めに切り替える練習にもなります。
どの場合でも、ポイントは会話の最後をポジティブな言葉で終わることです。
ポジティブな記憶が頭に残るので、子どもに自信をつけ自己肯定感をあげていくことにつながります。
このようなお母さんの声かけが小さな成功体験となります。
積み重ねていけば自信がつき自己肯定感も上がっていきます。そして「やってみようかな」というポジティブ思考に変わっていきます。
その頃にはお母さんの悩みごとも激減しているはずです。
お母さんが子どもに自信をつけ自己肯定感をあげることで、ひいては子どもの将来に光をあてて明るい未来にしてあげることができるのです!
ぜひトライしてみてくださいね。
▼ママと1対1の会話でコミュニケーション力が育ちます